小谷野敦のレビュー一覧

  • もてない男 ――恋愛論を超えて

    Posted by ブクログ

     恋愛って素晴らしい、人はいくつになっても恋愛をしなければならない、などなどの恋愛礼賛にしんどさを覚える人におすすめ。

    0
    2015年11月28日
  • このミステリーがひどい!

    Posted by ブクログ

    何とまあ正直な人だこと。あちこち怒らせるようなことをかまわず書くのが著者のスタイルではあるけれど、なかなかこうは書けないだろう。ミステリって読者も評論家も多い。傑作・名作と言われるものを読んで面白くなかったら、自分がちゃんと読めてないのかしら?と思って黙っとく。あるいは著者が言うように「私の好みじゃないです」と言っとく。つまらないのをほめている評を見ると、あの程度のを喜ぶなんて低レベルだなーとか思ったりする。ミステリファンって小うるさいものだ。(SFファンほどじゃないか)

    そんな思惑などものともせず、自分の主観で、名だたる「名作」や近年のヒット作などを「まったくつまらん」とメッタ斬り。一方で筒井康隆の「ロートレック荘事件」を最高傑作と絶賛。え?あれって特に珍しくもないワンアイデアのトリックもので…と目をパチパチさせてしまった。まあ、これは個々の作品とかについてどうこう言うものではなくて、天下御免の言いたい放題を芸として楽しむものなのだろう。

    とは言え、随所になるほどなあという指摘もある。最近の文芸作品の傾向を「ノワール化とスイーツ化」としているところなど納得である。また、高級官僚が好きな作家を尋ねられて「宮部みゆきさんです」と答えていたそうだが、確かに少し前なら「高尚な」純文学作家の名が上がったはずで、「そういう時代」なのだろう。

    0
    2015年10月17日
  • 俺の日本史

    Posted by ブクログ

    論じるというよりは,大河ドラマに結びつけて「俺の」知識を披露してくれる。再入門にふさわしいかどうかは読む人の日本史の知識に依るだろう。

    0
    2015年10月13日
  • 俺の日本史

    Posted by ブクログ

    著者ならではの日本史との接し方という感じの本です。と言い表すくらいに力を抜いて読むことができました。日本史について肩肘張らず、満遍なく理解をすることができます。ただ著者の私見もだいぶ入っているようで、書いてあることを真剣に読んではいけないなと感じました。日本の歴史についての、他の著作(ドラマなど)についても書かれていて、いろいろな人が、歴史に対して何を書いているのかが分かって、そこは勉強になりました。

    0
    2015年10月03日
  • このミステリーがひどい!

    Posted by ブクログ

    だらだらした筆致は相変わらず。ただし、著者と年が同じなので、共通する話題があったりして、そこは楽しく読めた。

    0
    2015年08月05日
  • 面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる

    Posted by ブクログ

    英語の勉強について。外国語を学ぶ才能のない人は、単語と文法を一つずつ地道に覚えるしかない。
    そもそも、明治大学の3・4年の英語力は、東大1年の英語力より劣っているにも関わらず、そんな人達が教鞭を取るんだから、推して知るべし。
    とまあ、辛辣な書きっぷりでとても楽しく読める。
    時間を作るには、何かをしないこと。勉強に力を入れるなら、酒は飲まない、旅行には行かない、とか。そりゃそうだ。
    あと、本を読むなら、学歴ロンダリングもあるので、誰が書いたものなのか、年齢は幾つのときの本かを気にして読むとよいとも言ってる。
    学問の世界において、大きな仕事をした女性学者には、概ね子供はいないってかかれているように、これは男にも言えることだが、何かを大成しようとするならば、集中して他に目もくれず、やり遂げる必要があるって。その通りやと思う。

    タイトルにある詰め込めるって何だったんだろ。酒飲まないってことかな。
    history of medicine and modern japanは読もーっと。

    0
    2015年06月28日
  • 頭の悪い日本語

    Posted by ブクログ

    「顧みて他を言う」⇒関係ないことを言って誤魔化す。「泰山鳴動鼠一匹」正しくは大山。古代ローマのホラティウスの警句である。「ぬきんでる」は「擢んでる」と書く。「青田刈り」は正しくは「青田買い」。「根気強い」は「根気よく」と「粘り強く」を混ぜこぜになった言葉。「博打を打つ」は「博奕を打つ」の誤り。「存じ上げない」の対象は人。「破瓜」は処女が破れるのではなく八+八で女性の十六歳。あるいは八×八で男性の64歳のこと。宅急便はヤマト運輸の商標であり一般名詞は宅配便。「田吾作椋十」=「張三李四」。オクラは英語でイクラはロシア語・・・・・・・。おもしろすぎる。

    0
    2015年06月09日
  • 俺の日本史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本史へのバックボーンの方が世界史より、上のせいなのか、分かりやすかった気もします。

    アマテラスの時代から明治維新までを駆け足で巡りましたが、平家物語やゲームの影響もあり平安時代や戦国時代は興味深く読めました。南北朝時代なんかはほんとど、知識がなかったので、この辺りの本を読んでみようかな。

    作者が江戸時代をあまり評価していないようですが、現代だって似た様な部分もあり、それが良い方向にも機能したこともあったと思う。戦争をしなかったことなど。もう少し評価しても良いのではと

    0
    2015年05月30日
  • 俺の日本史

    Posted by ブクログ

    まさに「”俺の”日本史」ですな^^;
    読んで面白いけど、
    日本史の試験の点数は上がらない(笑)

    歴史は偶然と必然のからみ合いである。
    歴史に法則はないし、そう簡単には
    終わらない。前著の世界史入門でも
    言ってたような気がするが
    ここいら辺りが落ちだと思う。

    0
    2015年05月30日
  • 面白いほど詰め込める勉強法 究極の文系脳をつくる

    Posted by ブクログ

    「勉強法」とタイトルにありますが、実践的なテクニックというより、著者自身がさまざまな分野の本を読んできて、気づいたことや考えたことなどを綴ったエッセイに近い内容です。

    勉強法として有益だったかと言えば疑問ですが、少年時代の読書遍歴や、大学の英文科で英語に苦労した話など、著者の自伝的な内容も多く、楽しんで読めました。

    0
    2015年05月07日
  • 頭の悪い日本語

    Posted by ブクログ

    作者の本を初めて読んだ。色々な言葉を間違ってるやら嫌いやら評していて面白い。
    最初は、高学歴のいけすかないおっさんだなと思って読んでいたけど、読んでるうちにだんだん好ましく思えてきた。
    「○○と言っている奴は誰だ、出てきて私と決闘せよ」とかチャーミング。

    0
    2015年02月27日
  • 『こころ』は本当に名作か―正直者の名作案内―

    Posted by ブクログ

    東西の古典文学の「だいたいは読み終えた」という著者が、おもしろかおもしろくないかを大胆に判定を下した読書案内です。

    本書は作品自体のおもしろさを中心に評価しているのですが、それ以外にもたとえば白樺派の作家たちがトルストイをどのように受け入れたのかといった、受容史的な観点からのおもしろさというものもあるはずで、本書にも随所にそうした薀蓄が示されているのですが、あまりアカデミックな文学研究に立ち入らないようにしているのか、そうした側面はほとんど切り捨てられているように思います。

    たとえば、本書で著者が「好きではない」と述べている推理小説などの場合には、先行作品をどのように消化しているのかといった評価の観点もあるように思うのですが、そういうものは好事家に任せておけばいいので、本書のように単純な意味での作品のおもしろさをズバリ述べているのは、一つの見識ではあります。

    もっとも著者は、「インターテクスチュアリティ」といった用語に代表されるような、非実証的なポストモダンの文学理論にどうしてもガマンがならないようで、そのことを考慮に入れておいた方がいいかもしれません。

    0
    2015年02月02日
  • 日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集

    Posted by ブクログ

    あの人とこの人がこう関係してるのか・・と系図をみてると感じてしまう
    もうちょっと内容が深ければいいな

    0
    2015年01月22日
  • 21世紀の落語入門

    Posted by ブクログ

    小谷野敦が自身の趣味である落語について記述した一冊。

    自分は落語に関して詳しくないので細かいことはわからないが、入門書として読むには最適。

    0
    2015年07月12日
  • 日本人のための世界史入門

    Posted by ブクログ

    世界史の大まかな流れを、分かりやすく解説した本です。かつて林健太郎の『世界の歴史』上・下(岩波新書)などの新書本が、大学受験世界史の副読本としての役割を果たしていましたが、本書もそうした使い方に適しているように思います。

    歴史に関して、英雄史観や西洋中心史観に対するイデオロギー的な批判が盛んにおこなわれている一方で、日本人の多くが歴史そのものに関心を抱くことがなくなっていることに、著者は危機感を募らせています。本書は、そうしたイデオロギー的な歴史批判をひとまず置いて、世界史についての「だいたい」の知識を示した本です。

    本文中に数多くの本があげられていて、読書案内としての役割も果たしています。

    0
    2014年12月13日
  • 私小説のすすめ

    Posted by ブクログ

    今後の創作の参考にするために読んだ。まわりに迷惑をかけてでもなぜ書くのか。その理由についてあらゆるケースが書かれているのかと思ったら、本人の主観が多分に入ってる感じで説得力がいまいちだった。にしても仲俣さんの名前をここで見つけるとは思わなかった。苦笑

    0
    2014年11月15日
  • 日本人のための世界史入門

    Posted by ブクログ

    物知りの友達が話している雰囲気。物知りだけど少し変わっている人。中国をシナとよぶし、コロンブスをコロンボと言ってる、

    0
    2014年11月01日
  • 頭の悪い日本語

    Posted by ブクログ

    「けりをつける」の意味は知っていても「けり」が何かを考えたことがありませんでした。
    鳬(けり。「ケリリ」と鳴く鳥)だそうです。助動詞の「けり」と音が同じために当てられたとのこと。
    年をとると流行語以外で新しく言葉を知る機会は減ってくるので、この本で新しい知識を得られたのは楽しいことでした。

    0
    2014年07月08日
  • 頭の悪い日本語

    Posted by ブクログ

    タイトルといい、主に学者の誤用例を実名であげていることといい、挑発的な一冊。当たり障りのないバカ丁寧な物言いが世にあふれているなかで、あえてこういう書き方をするのが著者のスタイルなのだろう。

    明らかな誤用から、なんだかイヤだと思うものまでたくさんの言葉があげられているが、それほど新味はないし、掘り下げてあるわけでもないのが物足りない。

    その中で、そうなの!と思ったのが、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」について。すごく好きな日本語タイトルなんだけど、「キャッチャー」なんだから(わざとだろうけど)誤訳だと思ってきたが、これは「捕手」って意味じゃなく、動詞に「er」をつけて名詞化する用法だそうな。知らなかったなあ。

    0
    2014年05月27日
  • 頭の悪い日本語

    Posted by ブクログ

    日ごろ使っている言葉も、それが「当たり前」と思って考えない事も多いですが、著書を読んでみると色々と間違われている言葉も。それを使う本人も聞く相手も、気付かないという事が一番怖いと事は間違いないと。当たり前と思っている言葉を振り返るに良い一冊。

    0
    2014年05月05日