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ものを書く仕事がしたいという人が増えている。しかし、物書きは儲からない。本を出したって、売れやしない。批判されれば胃が痛み、論争をすれば神経がすり減る。それでも「書いて生きていきたい」と言うのなら、本書を読んで、活字の世界に浮上せよ!評論とは何か、その読み方、評論を書くにあたっての基本的な事柄を示し、物書きという仕事の苦しみと愉しみを説く。"有名評論採点"付き。
Posted by ブクログ 2023年11月11日
評論家になりたい読者を対象とする入門書。評論は金になるなら文章なら何でもいいとはいえ、学問的な手続きは大切だと説く。また、言葉の定義は正確に表す必要がある。そして、何よりも大事なのが読書である。作家なら読書嫌いでもかまわないが、評論家である以上、大量の読書が絶対である。それがたとえ内容が陳腐でつま...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月30日
「入門」なんて書いてありますが、あんまり実用的な役には立ちません。つーか、小谷野敦ですから。まともに「どうやったら評論家になれますか」なんてこと書いてあると期待するほうが間違いでしょ。『もてない男』のあふれるルサンチマンがここでもちゃんと炸裂してるので、あの鬱屈芸が楽しめる人にとっては買い。
評論...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月04日
評論家になるためのマニュアル本というスタイルで、著者の評論理解が語られています。
歴史的実証的なアカデミズムの手法によるところが8割、そこからはみ出したひらめきによる部分が2割というバランスが、評論のあるべき姿だと著者は考えています。つまり、学術論文としては実証性や厳密性に欠けるところがあるけれど...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月26日
[ 内容 ]
ものを書く仕事がしたいという人が増えている。
しかし、物書きは儲からない。
本を出したって、売れやしない。
批判されれば胃が痛み、論争をすれば神経がすり減る。
それでも「書いて生きていきたい」と言うのなら、本書を読んで、活字の世界に浮上せよ!
評論とは何か、その読み方、評論を書くにあた...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
小谷野さんの本の魅力は高尚と卑俗が同居している点にあるが、この本は高尚が卑俗をうわまわっている。それでも、同じ東大仲間が本をだしたり、原稿依頼がくることに対するねたみ、そねみ、そして焦りは十分伝わってくる。自分が本を出しても原稿依頼がこないというのもわかる。しかし、この本を読んで物書きになりたいとい...続きを読む
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