このミステリーがひどい!

このミステリーがひどい!

小説・文芸
1,222円 (税込)

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40年以上に及ぶ推理小説渉猟の結論! その作品は本当にすごいか? 世評の高い「話題作」「人気作」は90%がクズ、ひと握りの名作を求めつづけた濫読人生。 世の『ミステリー帝国主義』に抗して、推理小説嫌いの著者が唱える“ひどミス”論。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    飛鳥新社
  • タイトル
    :
    このミステリーがひどい!
  • タイトルID
    :
    337082
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年10月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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このミステリーがひどい! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「このミステリーがすごい!」のパロディ企画。○〇はおもしろくなかった、○〇はダメの連発。その毒舌の嵐に圧倒される。しかし、そのことばのなかには、妙に光るものがある。
    嫌いなら書かなきゃいいじゃん、というわけにはいかない。小谷野敦は、嫌いだから読み、嫌いだからこそ書くという苦役の人なのだ。
    とりあげているのは、純粋なミステリーだけではない。SFも、映画も、テレビドラマも含まれる。いつ、どこで、どんなふうに読んだ(見た)かも書かれているので、小谷野の読書遍歴、鑑賞遍歴の体もなしている。
    今回、ほぼ同趣向の小谷野敦『芥川賞の偏差値』(二見書房)と併読したが、『このミステリーがひどい!』のほうは、蘊蓄、ゴシップ、トリビアの点でも大収穫。
    少年の頃、テレビドラマ「刑事コロンボに」夢中になったくだりがいい。「大人になったら煙草を喫って、よれよれの服を着ようと考えた、ような気がする。そしてだいたいそんな感じになった」。なるほど。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    いつも思うのだけど、なぜ小谷野敦は全方向に敵を作るような書き方をするのか。
    推理小説嫌いと言いながら、それなりには読んでいるのだ。
    そしてほぼボロクソにけなしている。
    嫌いなら読まなきゃいいのに。

    彼は純文学の人だ。
    だからトリックのためにストーリーやら人物造形やらが不自然にゆがめられるのが許せない。

    好き嫌いはしょうがないと思う。
    私も結構毒舌を吐くし、気持ちはわかる。
    だけどどうにも彼の書く文章は品性に欠けるような気がする。

    “『赤毛のアン』が好きなのは、二流大学卒の女子あたりが中心だろうと書いたのだが、これが何だかバカにしていると思われて、いまだに話題になる。(中略)だいたい、私自身が『赤毛のアン』が好きで言っているのに、なんちゅうひがみ根性であろうか。”
    もし本気でこの文章を書いたのだとしたら、作家をやめればいい。
    この文章を読んで、「『赤毛のアン』が好きなんて、趣味が合いますね」と握手を求めてくる人はいないだろう。
    意図した読ませ方ができない自分を嗤うがいい。
    そして“『赤毛のアン』が好きなのは”ではなく“『赤毛のアン』を好きなのは”と書くほうが文章的に正しいのではないでしょうか。

    と、ついこちらも厭味ったらしい文章を書いてしまうくらい、えげつない文章が続く。
    そして、つるっとネタバレ。

    そしてタイトルには表れていないが、純文学にもSFにもファンタジーにも毒を吐いております。
    私よりはるかに大量の本を読んでいながら、その9割に不満爆発なのは、不幸なことなんじゃないかな。

    ちなみに著者の推理小説ベスト
    1位 西村京太郎『天使の傷痕』
    1位 筒井康隆『ロートレック荘事件』
    3位 貴志祐介『硝子のハンマー』
    4位 ヘレン・マクロイ『殺す者と殺される者』
    5位 中町信『模倣の殺意』
    6位 北村薫『六の宮の姫君』
    7位 折原一『倒錯のロンド』
    だそうです。
    『六の宮の姫君』しか読んだことないや。

    『未来少年コナン』と『機動戦士ガンダム』と『風の谷のナウシカ』と広瀬正をほめてくれたのはうれしく思います。
    最後は気持ちよく読み終わりたいもんねえ。

    0
    2017年10月30日

    Posted by ブクログ

    ミステリ愛好家としてはかなり構えて読んだのだが、意外にもうなずけるところが多い。
    ねちねちしたところのないさっぱりとした「面白くない」の断定は、ときにユーモアも感じられ、小谷野節健在だなあとニヤリとさせられる。ここ数冊の著書の中では最高の質なんじゃないかなあ。

    にしても「俗謡に合わせて人が死ぬと何が面白いのであろうか」には吹き出してしまった。えー!面白いじゃん!むちゃくちゃ面白いじゃん!
    そこの感覚の有無が、ミステリ好きになるか否かの分水嶺になるような気がするな。

    0
    2016年04月18日

    Posted by ブクログ

    センセーショナルな題名に思わず騙されてしまった

    語り口がとても軽快なところにも騙されてしまうのだが、要するに

    『〇〇殺人事件』→〇
    『△△殺人事件』→✕

    で、こと足りたような気もしないでもない
    あれが面白くない、これが面白くない、まぁあれは面白かったと言ってるだけなのです延々と
    まぁ書評なのでそれでいいっちゃいいのですけどね

    だったら、一Qさんの本棚の方がよほど役に立つ
    いや、そんなことないか
    うん、そんなことなかったわ

    0
    2024年10月01日

    Posted by ブクログ

    ただつらつらとミステリのタイトルが並べられて、よくない、わからない、わからないとはつまらなかったということだ、などのぼやきが続くばかりなんだけどさ。読み進めていくと、これが意外と面白い。膨大な量のタイトルが出てきて、中には雑読みしたり、途中でやめたり、読んだけどわすれてしまった、というのもあるものの、それだけの本を手に取るだけでも今どき珍しい人ともいえるだろう。作品をとりあげ、こまかく評するのも面白いこともあるけど、こうやってざっくりとただひたすらタイトルと〇か×かだけを並べるだけ、というのもわかりやすくてよい。

    自分で読んで、あ、やっぱりつまんなかったんだ、という本もあれば、えー?あれ、そんなにダメかなというものもある。そういうものだと思う。本を読んで感じるものなんて、人それぞれちがうんだからさ。

    本について、ああでもない、こうでもないという話を聞く楽しみを味わえたね。

    0
    2020年11月15日

    Posted by ブクログ

    バシバシ斬りまくるのでドキドキしますが、最初のあたり、あら!私と好み一緒なのね!と、つい嬉しくなったり(笑)
    私も小学生の時、ポブラ文庫のルパンが大好きで繰り返し読んでたんだけど、ホームズと少年探偵団にはピンと来なかったんだよな〜。
    あとヒカルの碁が好きってのも。
    アンナ・カレーニナ好きじゃないのは残念だわ…

    とりあえず、あんま難しいこと考えずにもっと自由に感想言っていいよね、と励まされました。

    0
    2019年02月02日

    Posted by ブクログ

    何とまあ正直な人だこと。あちこち怒らせるようなことをかまわず書くのが著者のスタイルではあるけれど、なかなかこうは書けないだろう。ミステリって読者も評論家も多い。傑作・名作と言われるものを読んで面白くなかったら、自分がちゃんと読めてないのかしら?と思って黙っとく。あるいは著者が言うように「私の好みじゃないです」と言っとく。つまらないのをほめている評を見ると、あの程度のを喜ぶなんて低レベルだなーとか思ったりする。ミステリファンって小うるさいものだ。(SFファンほどじゃないか)

    そんな思惑などものともせず、自分の主観で、名だたる「名作」や近年のヒット作などを「まったくつまらん」とメッタ斬り。一方で筒井康隆の「ロートレック荘事件」を最高傑作と絶賛。え?あれって特に珍しくもないワンアイデアのトリックもので…と目をパチパチさせてしまった。まあ、これは個々の作品とかについてどうこう言うものではなくて、天下御免の言いたい放題を芸として楽しむものなのだろう。

    とは言え、随所になるほどなあという指摘もある。最近の文芸作品の傾向を「ノワール化とスイーツ化」としているところなど納得である。また、高級官僚が好きな作家を尋ねられて「宮部みゆきさんです」と答えていたそうだが、確かに少し前なら「高尚な」純文学作家の名が上がったはずで、「そういう時代」なのだろう。

    0
    2015年10月17日

    Posted by ブクログ

    だらだらした筆致は相変わらず。ただし、著者と年が同じなので、共通する話題があったりして、そこは楽しく読めた。

    0
    2015年08月05日

    購入済み

    どうにもこうにも

    不出来な小説が売れてる現状に異議申し立てをしてるが、本は商品なのだから、売れなければ出す意味がない。本が売れることで、出版社は潤い、作家は印税で生活が出来る。それの何が悪いのか?売れない本は商品として失格。菊池寛の文章を借りると、読まれない文芸などは、飛べない飛行機と同じものである。
    「そして誰もいなくなった」ピーター・コリンソン版の映画をつまらないと評すが、1945年のルネ・クレール版が最初の映画なので、それを観て評価するべし。
    正義の味方の方がいいに決まっているとあるが、そんなこと誰が決めたのか?どういう人物に魅力を感じるかは読んだ人の勝手である。
    著者がつまらない・バカだと決めつけているミステリは、出版されてから何十年も経っているのに読み継がれているのだから大したものである。逆に小谷野のものも含めて、現代小説の殆どがつまらなく、五年も経てば消えるだろう。

    0
    2022年07月07日

このミステリーがひどい! の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外ミステリー
  • 出版社
    :
    飛鳥新社
  • タイトル
    :
    このミステリーがひどい!
  • タイトルID
    :
    337082
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年10月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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