池田清彦のレビュー一覧
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ネタバレ
第2章の「情報化社会」の少数派として が特に印象的だった。私はまさに卒業論文に苦労した身だから、2人の話していることは耳が痛いものだった。インターネットで検索すれば知りたい事を直ぐに知ることができる時代だが、自分の頭で考える事が大切で、考える事が人間を成長させていくんだと思った。
コミュニケーションの本質は人と意見を交換し、自分や相手が変わる事。自分の軸を持つ事も大切だと思うが、相手の意見を取り入れる柔軟さも必要だと思う。
ツッコミどころは、ツイッターなんてやらねえと言っていた池田先生が今はツイッターをしている事。(リツイートばかりで先生自身が呟く事はあまりないが)時が経てば考え方も変わるのだろう。
好きな事だけやっていくのは難しいし、楽な事ではない。嫌な事をやってやっと、好きな事ができる。
日本人はマジョリティーにいる事に安心を覚えるけど、他人の意見に流されず自分自身で考えて決断する事が大切だと思った。この本を読んで様々な意見を知る事ができたけど、それを鵜呑みにせず自ら考えようと思った。
そして、ぼーっとする時間も大切!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ホンマでっか!?TV」でお馴染み、池田清彦さんの『進化論の最前線』
ダーウィンの自然選択説とメンデル遺伝学が融合した「ネオダーウィニズム」。生物の進化の主な要因は突然変異と自然選択であるともっともらしく言われることが多いそうですが、実際はまだまだ解明できていない謎がかなりたくさんあるとのこと。そんな生物の進化について、「わかっていること」と「わかっていないこと」を池田先生が平易な文章で教えてくれました。
約700万年前に分岐したヒトとチンパンジー。DNAにおける塩基配列はたった1.2%の違いしかないそうですが、ヒトが大きな脳を持つことができたのは脳の肥大化を抑制するDNAを失ったことによる可能性が高いそうです。
などなど、面白い話がたくさん載っていました。 -
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ホンマでっか⁉︎TVでおなじみ、池田清彦氏。
同番組で彼の研究内容を取り上げている企画があって、その時にすごい人なんだなあ、と興味を抱いたのが最初。
サイエンス的予備知識がほとんどない私には、難しい所はあったのだけど、進化論を唱えたダーウィンや、ダーウィンを引き継いだネオダーウィニズムに対する批判と考察は面白かった。
なぜ、ヒトに至ったのか。
なんとなく、今ヒトに至っているのだから、まあ何かしらそうなってこうなったのだろう(笑)とあまり深く考えなかった進化論。
でも、その過程を考えるだけでも、多様な見解があって、ここからどうなるのかを考える上でも非常に重要なポイントであることはよく分かる。
確かに遺伝子操作だけで種を超えた大進化が行えるなら、とっくにエライ事態になっているんだろうな。
しかしながら複雑かつ、巧妙なシステムが何故組み上がるんだろう。『鋼の錬金術師』じゃないけれど、生き物のバランスって本当に不思議で、怖くもある。
ヒトとして在ることを改めて考える良い機会だった。 -
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ルリボシカミキリの項に書かれている「自然現象は複雑で、たった1つの原因で説明できるほど単純ではないのである」。これは自然現象のことではあるけど、何かあるとすぐに騒ぎ立てる人たちに聞かせてあげたい。そう思う反面、この本自体もそういう起爆剤になりかねないなあ、という危惧。
本書には何かの背景に利権があるから、それを知っておけ、という指摘が度々出てくる。その指摘自体の多くは僕も納得の行くものなのだけど、そうするとすぐ陰謀だ利権だと白黒ハッキリみたいな話になっていく。白黒の目盛りを身につけた上で、灰色でいようよ、と思うのですが…怒られちゃうかな。