周木律のレビュー一覧
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ー 光…それは、空間と時間を超越した存在。過去、現在、未来、すべての時間を超え、すべての空間と相互に干渉しながら、すべてを照らし出す…
まさしくこれは、数学そのものよ。その定理は宇宙のどこにいても普遍的なものとして存在し、現在も、未来も、そして過去のどの時代においても…宇宙の開闢以前でさえも、あまねく在り続ける。
だから、誰かが数学を発見したなんていうのは幻想、ただのまやかしよ。ましてや発見者が特別の存在だなんてことも、超越することもない。超越しているのはただ、数学そのものなの。発見者が超越するはずがない…自らが、神なのだということもね ー
“堂シリーズ”6作目。これは『眼球堂の殺人』で -
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ネタバレシリーズを通して、そしてこの作品単体としてもとても面白かった。伽藍堂のときもそうだったけど、大胆過ぎる仕掛けに驚いた。ミステリというエンターテイメントだから得られる真相が解明されたときの高揚感を最大限感じさせていただきました。
ちょっとだけ気になったことを備忘として書いておく。以下ネタバレ
凍死した死体を発見したときの、焼死死体の状況については言及があったかどうか。大聖堂の断熱膨張と断熱圧縮によるトリックなら、あらかじめあった焼死死体のほうも凍ってると思ったんだけど、そこについて言及あったかな。あったからどうとか、なかったからどうこうということはないんだけども。
もう1つは大 -
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ネタバレ『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
最終章
<あらすじ>
第5の事件が発生
悪徳企業の花純似社員が斬首される
この事件も六元が解決するが、聴覚を失う。
そして六元のもとに手紙が届く。
「畜から人へ。君の大切な人と引き換えになるのは、君の人生」
手紙の差出人は鹿野和義。
花純は誘拐され、次の事件の犠牲者として六元が指名されたのだ。
第6の事件
六元と三田村は鹿野から指示された場所に向かう。
そこにいたのは鹿野ではなく花純だった。
花純は三田村を銃撃し、その銃口を六元に向けた。
六元は今までの5つの事件の犯人全員が花純とつながっていたことや動機を推理し披露する。 -
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ネタバレ『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
第1章
<あらすじ>
昭和15年
喜怒哀楽愛憎の六情を見立てた連続殺人事件が発生。
六元十五は事件の真相を突き止め、人を操る術を駆使する凶悪犯・鹿野和義と対峙。
鹿野は崖から飛び降り、後日捜索するも発見されず生死不明扱いとなり、事件は終局。
その後、六元は表舞台から姿を消した。
昭和22年
六元の助手をしていた三田村は7年ぶりに六元と再会。
六元は六情連続殺人事件の生き残り・因埜花純と共に暮らしていた。
そこで六元が表舞台から姿を消した理由を聞かされる。
それは『失覚の病』を患ったからだった。
『失覚の病』とは人間から嗅覚・聴 -
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ネタバレ4.3
だいぶ面白かった。
トリック、どんでん返しどちらも気づけなかった。
特にトリックはなにかもう一個水関連のヒントがあれば気づけうるものだったと思うのでくやしい。
どんでん返しに関しては、気づきようはないこともなかったなと。Epilogueで十和田も言ってる通り、時たま 真実ーー という語り口の時にやけに陸奥藍子っぽくない賢さが垣間見えて、、こいつなんかあるな!?ワンチャン犯人。、?!とかおもってた自分がアホすぎる。。なぜ善知鳥神の可能性を考えない。。
トリックも含め、文句のつけようがない、めっちゃくちゃに考えられてる作品というのが伝わって大好きな作品です。