周木律のレビュー一覧

  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    ー 人類が有史以来続けてきた営みは、まさしく還元の一言に尽きるのだ。生活、争い、そして俗に愛と呼ばれるものに至るまで、これを理解するため人類はあらゆる還元を行った。

    例えば生活とは、人間の生命に対する必要条件を要素に分解し充足する営みのことと還元される。争いも、資源や富の合理的または利己的配分に向けた暴力による解決手段のことと還元される。愛もまた、生殖活動とDNA保存という単純な要素に還元され、容易に説明される。

    人類は、事象を還元作用により単純なものに定義し直し理解を進めてきたのだ ー

    期待を裏切らないフィナーレ。
    衆人環視の中で講義を行いながら、160キロも離れた孤島でいかに事件を起

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    2019年03月29日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

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    ー 光…それは、空間と時間を超越した存在。過去、現在、未来、すべての時間を超え、すべての空間と相互に干渉しながら、すべてを照らし出す…

    まさしくこれは、数学そのものよ。その定理は宇宙のどこにいても普遍的なものとして存在し、現在も、未来も、そして過去のどの時代においても…宇宙の開闢以前でさえも、あまねく在り続ける。

    だから、誰かが数学を発見したなんていうのは幻想、ただのまやかしよ。ましてや発見者が特別の存在だなんてことも、超越することもない。超越しているのはただ、数学そのものなの。発見者が超越するはずがない…自らが、神なのだということもね ー

    “堂シリーズ”6作目。これは『眼球堂の殺人』で

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    2019年03月21日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    ラスボスとの最終決戦。    
    とうとう読み終わってしまった……。     
    いやもうさっぱり皆目見当もつかなかったが、暴かれたトリック。 唖然呆然開いた口が塞がらないとはこのこと。     
    はぁ……凄い。 凄かった……。

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    2019年03月12日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    ネタバレ

    シリーズを通して、そしてこの作品単体としてもとても面白かった。伽藍堂のときもそうだったけど、大胆過ぎる仕掛けに驚いた。ミステリというエンターテイメントだから得られる真相が解明されたときの高揚感を最大限感じさせていただきました。
    ちょっとだけ気になったことを備忘として書いておく。以下ネタバレ









    凍死した死体を発見したときの、焼死死体の状況については言及があったかどうか。大聖堂の断熱膨張と断熱圧縮によるトリックなら、あらかじめあった焼死死体のほうも凍ってると思ったんだけど、そこについて言及あったかな。あったからどうとか、なかったからどうこうということはないんだけども。
    もう1つは大

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    2019年02月20日
  • 不死症

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    ゾンビ大好きな自分としては、このような題名のものは、読まずにはいられないwww ゾンビ物としては、目新しいものはなかったかな? もっと血沸き肉踊るゾンビ作品を読みたいです。ですが、ラスト・・・切なくよかったです。届かぬ思いを抱えながら、一人で研究し、自分を実験台にして、打開策を見つけた夏樹さん。しかし、悪用されるのは目に見えてる。夏樹は信に恥ずかしくない結末を選んだんだと思います。それにしても バールは最強だ!来るべき時に備え、自分も常備していたいですw

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    2019年02月05日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    毛色がだいぶ変わってしまった堂シリーズ後半の第5作目。     
    輪廻が回る堂。    
    人を殺すためだけに建てられた堂。     
    シリーズとしても色々と180度回ってしまった。     
    どこへ向かっているのか。    
    どこに帰結していくのか。      
    あと2作。      
    十和田はいったい何を考えているのか……。     
    二人の姉妹の行く末には何が……。

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    2018年12月16日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    ネタバレ

    こういうひっくり返し方、けっこう好みです。
    推理が披露される場面で、あれここ説明ついてなくないか、というところをエピローグでちゃんと回収してさらにそこからこう来るとは。次回作待ち遠しい。

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    2018年03月12日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    館ものにもいろいろあって面白い。性格が悪い探偵って結構好き。古野さんのユイカシリーズはもともと好きじゃないけど、今回はホルン四重奏に関係する事件なので面白かった。とはいえ、ホルン吹きはDの音をミって呼ばないのでは?

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    2017年11月19日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    ネタバレ

    『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
    最終章

    <あらすじ>

    第5の事件が発生
    悪徳企業の花純似社員が斬首される
    この事件も六元が解決するが、聴覚を失う。

    そして六元のもとに手紙が届く。
    「畜から人へ。君の大切な人と引き換えになるのは、君の人生」
    手紙の差出人は鹿野和義。
    花純は誘拐され、次の事件の犠牲者として六元が指名されたのだ。

    第6の事件
    六元と三田村は鹿野から指示された場所に向かう。
    そこにいたのは鹿野ではなく花純だった。
    花純は三田村を銃撃し、その銃口を六元に向けた。
    六元は今までの5つの事件の犯人全員が花純とつながっていたことや動機を推理し披露する。

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    2017年10月16日
  • LOST 失覚探偵 (中)

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    ネタバレ

    『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
    第2章

    <あらすじ>
    第3の事件が発生
    ヤクザの組長が自宅の庭先で圧死
    この事件も六元が解決するが、青の視覚を失う。
    そして六元のもとに電報が届く。「修羅から餓鬼へ」

    第4の事件が発生
    貧乏建具職人の胃が破裂して死亡
    この事件も六元が解決するが、触覚を失う。

    そしていつの間にか、六元の背中に紙が貼られていた。
    「餓鬼から畜生へ」

    六元に残された感覚は、赤の視覚と聴覚のみとなった。


    (下)につづく、、、

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    2017年10月14日
  • LOST 失覚探偵 (上)

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    ネタバレ

    『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
    第1章

    <あらすじ>
    昭和15年
    喜怒哀楽愛憎の六情を見立てた連続殺人事件が発生。
    六元十五は事件の真相を突き止め、人を操る術を駆使する凶悪犯・鹿野和義と対峙。
    鹿野は崖から飛び降り、後日捜索するも発見されず生死不明扱いとなり、事件は終局。
    その後、六元は表舞台から姿を消した。

    昭和22年
    六元の助手をしていた三田村は7年ぶりに六元と再会。
    六元は六情連続殺人事件の生き残り・因埜花純と共に暮らしていた。
    そこで六元が表舞台から姿を消した理由を聞かされる。
    それは『失覚の病』を患ったからだった。
    『失覚の病』とは人間から嗅覚・聴

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    2017年10月13日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ第二弾。警視庁の宮司は放浪の数学者・十和田只人に会うため、湖畔に建てられた奇妙な建物「双孔堂(ダブル・トーラス)」を訪れる。到着した時には、なぜか十和田は二つの密室殺人事件の容疑者として拘束されていた。館に隠された異様な構造、天才数学者たちの過去とは。十和田は本当に殺人事件を起こしてしまったのか。

    前作以上に数学の要素が前面に出ており、難しい部分もありましたが、全体を通して理系心をくすぐられる作品でした。今後につながる伏線も散りばめられていて、シリーズの続きが気になりました。

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    2026年07月19日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    堂シリーズ第三弾
    面白かったー˙ᴥ˙
    前回の双孔堂より読みやすくて分かりやすかった。

    絶対に現実ではあり得ないような館の造形。
    だからこそ面白い。
    ・事件当日の現場(宮司百合子と志田悟)
    ・事件をビデオで観る十和田と善知鳥
    の二場面が交互に展開する。
    黒猫館っぽいかなと感じた。

    トリックの一部は分かったかも、と思ったが全然スケールが違くてびっくり。すげぇ。

    宮司司はシスコンすぎない?
    そういうキャラでずっと行くのか(笑)

    事件背後に存在する大きな思惑が見え隠れ。
    シリーズ通しての伏線もあるので続きも楽しみ。

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    2026年06月18日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    ☆4.2

    なんとなく途中の会話とか本文からこのルポライター怪しない?って思ってたけど、先生の自殺で終わってあーー何もなかったかって思った、、、後の展開!!!
    流れうますぎて、いやーアナグラムとか気にしてれば気づけたかも?!ちょいちょいおかしかったもんなぁ、悔しい

    あと最初に思ったのはクローズド・サークルになったことをしっかり順序立てて教えてくれるのなんかおもろい、先にあー外界と隔たれたなぁって思ってたら後から説明されて、おぉおんってなった(笑)

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    2026年06月14日
  • 災厄

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    まあいい 今回は特例で認める 続けろ
    楡の高飛車な態度に斯波の拳は際限なく固くなる
    その熱い拳を奴におみまいしてやれ!
    何分待たせるんだ!馬鹿野郎!
    宮野が受けたクレーマーからの進言に首肯
    こいつらはストレスの捌け口として公務員を標的にしている
    悔しかっただろう だがその仇は必ず討つ
    勇ましい斯波の言葉だ
    これなら病原菌を発見するのも時間の問題だねっ(´ 3`)

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    2026年05月28日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

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    前作ほどの衝撃はないものの、新たな事実と最終作へ向けて大いなる助走を感じさせる内容で大変満足である。
    「神=四季」「百合子=萌絵」「十和田=犀川」・・・どこまでも森博嗣作品を彷彿とさせる登場人物たち、綾辻行人〈中村青司〉よりも多くの意味付けをされた「沼四郎」。どうやって終わらせるのか、わたしの期待に応えてくれ!(某シリーズ群には心底ガッカリしたので…泣)星四つ半。

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    2026年05月02日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    S & Mの超本格ミステリ版という感じ
    天才たちが集まっていると言うこともあって難解な会話が多く、読むのに少し時間がかかった
    解決パートではちょっとした違和感も全て綺麗に回収された
    トリックは過去一派手かもしれない
    特に眼球の盲点に関する部分はオシャレでよかった
    藍子が書いた本でしたというオチは、
    「真実ー」の文章以外の心理描写は全部作り話?十和田との掛け合いはなんだったの? 
    となってしまいあまりスッキリしなかった
    それもあってS & Mの「名コンビ感」みたいなものは感じられない



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    2026年04月09日
  • WALL

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    ネタバレ

    起こりそうで起こらなさそうな現象に対してどう対応していくか、人間模様が描かれており、理不尽な世の中も絶妙に表現されていて面白かった。ただそれぞれのキャラクターの後日談などがもう少し描かれていてもよかったかなとは思った。
    あと、壁が消えた理由が曖昧でモヤっとしたので、そこは最後の彼女のあがいた一撃で消してほしかったなという思いがあったため星4

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    2026年03月31日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    トリックは素晴らしかったし面白かった!
    図面があるからこそ、クローズドサークル作品は輝くって改めて痛感。動機、学問の優位性、小難しい話とかは凡人の僕にはよく分からなかったけど楽しめました。

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    2026年03月20日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    堂シリーズ一作目
    壮大な建築?トリック、建物のみならず周囲の環境を使った大規模なトリックは面白い、また新たな名コンビあらわるかと思っていたら、そうくるかと、確かに謎解きだけではどんでん返し感は薄いよな

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    2026年03月15日