周木律のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ<あらすじ>
山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。
その現場で目を覚ました泉夏樹(♀)は全ての記憶を失っていた。
研究所を出て助けを求めようとしたそのとき、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかり、噛み付いてきた。
それはまさに人を喰らうゾンビの群れだった。
なんとか逃げ出せた夏樹が研究所から外に出ると、研究所を取り囲むバリケードがあり、自衛隊と戦車が配備されていた。
そして拡声器から聞こえてくる言葉
『現在この敷地内はレベル4事態による封鎖指示により誰も敷地外に出さない』
仕方なく夏樹は研究所に戻ったとき、自分が研究所の責任者で、不老不死の研究をしていたこと。そしてゾンビに対するワク -
Posted by ブクログ
ネタバレ大厄災のため人類は絶滅の危機に瀕したが、カーネと呼ぶ人工知能を開発し、その統治により平和を享受していた。
十七歳の学生アムスは、ある日助教授の惨殺体を発見する。学長からは事件を多言しないよう命じられるが、アムスは密かに事件について探り始める。
かつて絶滅の危機に瀕した人類が、人工知能の統治のもと"生業"を同じくする人々とのコミュニティをつくり暮らしている世界で起こる、連続惨殺事件の真相を探るSFミステリです。
純粋にSFミステリかと思っていたんですが、メインの謎となるのは事件の犯人などより、世界観そのものについてです。あまり生殖とかをテーマにした話とかは苦手なので、そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ3.8
変わった(実際には実現不可能であるが)建物における殺人事件の話。最後の真実には驚かされたが、主人公には何かあると勘づいていたし、「真実―」の不自然さにもすぐ気づいた(意味は理解できていなかったが)。所々、実際に現場にいたらすぐに排除するようなありえない仮説を立てることや、パニックに陥らないようにとは言え、いくらなんでも自分たちの中に犯人がいる可能性を敢えて無視し続ける時間が長すぎること、脱出を試みる気合いが無さすぎることが大いに気になった。殺人のトリックは特段面白いものではなかったし、寝てる人をどうやって外から起こすのかや、それでいて他の人を起こさないだけの防音性能はどんなものなのかと -
Posted by ブクログ
パニック小説として秀逸な展開。
起こっている事象の理不尽さ、どうしようもなさ、その原理的な説明は読んでいて納得の読み応え。
それに直面して、立ち向かい、共に戦うことを決め、家族に会うために全力を尽くす人達の人間模様も素晴らしく、それぞれの登場人物が繋がり合っていく様も見事と感じた。
以下、よろしくなかった点。
【偏見】
・政治家と権威はすべからく腐っているという偏見(それこそ、北沢のような官僚出身で想いをもって政治家を志した人達もたくさんいるだろうに)。
・理系の優位性への確信が鼻持ちならない(「理系だから理解できる」的な表現がそこかしこに見られるが、文系も論理的思考できるし、理系でもバカは