周木律のレビュー一覧

  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    巻を重ねるごとに面白くなっている堂シリーズ、第三作。   
    今回はそれほど奇を衒ってるというわけでもなく、むしろ王道に寄り道しているような感じで、それがまた面白い。  
    宮司警視正と十和田のコンビはなかなか板についてて良い。   
    過去の事件のこともあるし、まだまだ読み続けたいシリーズですな。

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    2017年06月01日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    終わった……。   
    面白かった。   
    やっぱり素直にはいかないね。歪んでるね。    
    ………………言いたいことは色々あるけれど、二人は幸せなキスをして終了したので良かった。    


    さようなら、名探偵。   
    さようなら、名助手。

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    2017年05月13日
  • LOST 失覚探偵 (中)

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    う~ん今回も面白い事件の謎。  
    読み応えのある謎の事件。   
    しかしまぁ圧死はとんでもないな。 
    破裂もとんでもないけど、圧死はえげつないな、発想が。 
    物語の核心は下巻へ。

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    2017年05月11日
  • LOST 失覚探偵 (上)

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    う~ん優秀な探偵さんだ。   
    しかしまぁ役に立った感覚から失っていくとは、なんとも因果なものか……。   
    倒したはずのラスボス復活疑惑。   
    推理せずにはいられない名探偵の宿命。  

                        続く。

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    2017年05月10日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    特に最終巻の後半はおもしろかった。
    予想しながら読んだのだけれど、まんまと騙されてしまった。緩やかな登り道歩いてたら突然急な下り坂になってしまった感じ。
    読んでる間に序盤に出て来た話も忘れてて、ああここで!と。

    とりあえず、あの人もあの人も無事で良かった。

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    2017年04月26日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    う~ん今回も面白かった。  
    私ごときじゃ理解できない数学談義を流し読みして、気になる本編を読み進める。  
    もう少し厚みがあってもと思ったけれど、十二分に面白かった。    
    ダブル・トーラス。それさえ分かれば単純明快。  
    そこに複雑に絡まる人間関係。  
    盲点を突かれるのはほんと面白い。

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    2017年02月17日
  • 不死症

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    凄惨なカバーイラストやオビの「絶叫するほどイッキ読み!サバイバルホラー」から想像していたお話とは異なり、一人の若い女性科学者の熱烈な思いが引き起こした事件とその顛末を描いた、何ともやるせない悲しいお話でした。

    周木律さんの作品は、「眼球堂の殺人〜The Book〜」に続いて二作読んだことになりますが、両作ともエピローグにあたる部分がとても印象深く、読後に深い余韻を残すところが共通しているように思います。お気に入りの作家さんになりそうです。

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    2016年09月29日
  • 不死症

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    ネタバレ

    <あらすじ>

    山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。
    その現場で目を覚ました泉夏樹(♀)は全ての記憶を失っていた。
    研究所を出て助けを求めようとしたそのとき、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかり、噛み付いてきた。
    それはまさに人を喰らうゾンビの群れだった。

    なんとか逃げ出せた夏樹が研究所から外に出ると、研究所を取り囲むバリケードがあり、自衛隊と戦車が配備されていた。
    そして拡声器から聞こえてくる言葉
    『現在この敷地内はレベル4事態による封鎖指示により誰も敷地外に出さない』

    仕方なく夏樹は研究所に戻ったとき、自分が研究所の責任者で、不老不死の研究をしていたこと。そしてゾンビに対するワク

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    2016年08月10日
  • 不死症

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    バイオホラー作品**
    ⑅⁺˖- - - - - ⋈ - - - - -˖⁺⑅
    初読み作家さん○
    とても読みやすく何も考えずに読めば楽しい作品でした!展開がなんとなーくわかってしまうのが残念( ∩ˇωˇ∩)考える間もなく一気読みしてしまいましょう!緊迫感があるとこもあれば、物足りないとこもあり、、しかし楽しかったので、今後も興味のある分野で新作が出たら読ませて頂くと思います\( 'ω')/

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    2016年07月02日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ第2弾
    「双孔堂の殺人」

    ダブルトーラスと呼ばれる二つの穴が空いてる建物。そこで起きる密室殺人事件。
    そして容疑者は十和田只人。

    ヒントはちゃんとたくさんあって、なんとなく気づける˙ᴥ˙。

    でも眼球堂ほどの衝撃ではないかも。
    どうせならもっとトポロジーを絡めてほしかった。
    あれだけトポロジー言ってたのにミステリは普通だった気が。

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    2025年10月30日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    ネタバレ

    シリーズものとして本格的にスタートということで、新キャラが登場し、善知鳥神もラスボスめいた雰囲気でしっかり登場。
    あとがきにもあるように数学の話が難しく序盤は中々読み進まない(自分の信念を曲げない面倒くさいキャラが多すぎる笑。羨ましくもある)が、後半の謎解きは面白く読むスピードは上がる。

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    2025年10月13日
  • 暴走

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    ネタバレ

    化学工場で多数の死傷者を出した事故に立ち向かう、元刑事の警備員と現役刑事の奮闘劇。映画のようなストーリー展開とスピード感で、一気に読ませる一冊。
    ただし、面白かったというよりも“読みやすかった”ことが大きな理由かもしれない。この手のテーマは、1冊に収めるためにどうしても話の進行が強引に感じられる部分がある。ページ数を増やすか、上・中・下巻くらいに分けて書いてもらえると、さらに良かったのでは…と思ったりした。

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    2025年09月26日
  • WALL

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    絶望的な設定。
    政府のやり取りが良かった。頭の硬い老害ムーブかます人もいたりしてリアルだった。
    窮地に陥った時の人間ってこんなに醜くなるんだなと感じた一方、善意を持って助けてくれる人もいて、色んな姿を感じられた。
    ラストは綺麗におさまったなと思いました

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    2025年09月20日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    ずっと手元にあったけど、どう見ても理系ミステリーかつ面倒くさそうな館もの(勝手に丸い館なのかと思ってたらさすがに平面でした。窪みはあったけど。)なんだろうな〜気になるけど読むの時間かかりそうだな〜なんて思ってたけど、いざ読みはじめたら意外とスラスラ読めました。
    専門会話ちょいちょい斜め読みしてしまったが、それでもなかなか面白かった。
    「え、これで終わり?」って思った矢先にちゃんと後日談、種明かしも用意されていて納得。
    この先どう物語が続いていくのか気になります。

    個人的に、著者の「文庫版あとがき」にあった「普通だったらあり得ない建物を、想像力だけで創り上げるのだから、これが楽しくないわけがな

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    2025年09月18日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    ネタバレ

    今回はミステリというよりデスゲーム要素が強い。
    でも全員同じ道辿って死んでいく様子が書かれているだけなのであまり面白みは少ない。

    前回に引き続き、十和田が闇落ちしたままだし、船生や司をデスゲームに案内して結局全員死んでしまうし、もう……どうなっちゃってるんだ。
    何より主要人物でずっと出続けていた司があっけなく罠に嵌められて死んでしまったのがショックすぎる。
    最後の手紙を百合子が読んだシーンは泣いた。
    最後のスクランブルエッグ…

    でも川に流された時計がこんな短期間で百合子のもとに届けられるとか、ほんとに運良く百合子と神だけデスゲームから生還するとか、現実的でないところもあった。
    なんかやりき

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    2025年08月20日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    最初、表紙に書いてある奇妙な球の建築物が眼球堂だと思い込み、その名前も相まって手に取ったが、本当の舞台は皿だった。

    それはそうと、とても面白かった。何もかも騙された。読んでいる途中、犯人やトリックについて発想を膨らまさせて様々な可能性を考えたが、見事に全て外れた。作中でも言及されているが、先入観といったものがどれ程人の思考を狭めるのかを体感でき
    た。それは建築物の限界についてもそうだし、登場人物に対しても、文章に対してもそう思った。

    正直、中盤まで読んでいるときは失礼ながら月並みだと感じていたが、トリックと犯人が明かされる場面から終劇を迎えるまでが鮮やかで衝撃的で、それまでの感想は180度

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    2025年07月25日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作神の書、The Bookを探し求める者、放浪の数学者・十和田只人(とわだただひと)がジャーナリスト・陸奥藍子と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)の巨大にして奇怪な邸宅眼球堂だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館、メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!


    懐かしく思い出した。本格ミステリの潔さを。森博嗣

    放浪の数学者探偵、降臨!
    堂シリーズ文庫刊行開始!
    新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作

    神の書、The Book(ザ・ブック)を探し求める者、放浪の数学者・十和

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    2025年07月22日
  • 不死症

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    終わり方、好きです。
    久しぶりにゾンビ系の話が読みたくて表紙も魅力的だったので手に取りました。
    肝心な情報を持ってる人が記憶喪失で、しかも初期の時点で既に生存者が少なすぎてこれ話続けられるのか?と思いました笑
    そしてゾンビになる原因が微生物の研究によるもので、テロメアについて私自身仕事柄知識があったのですごくすんなり専門用語が入ってきました!
    しかもゾンビ化が治ってめでたしめでたしかと思いきや、そこから第2弾の課題がでてきて結局主人公を追い詰める現実感が良かったです。
    ラスト、泉があんな姿になって人々の前に現れた上で結末を迎えるのが清々しさもあって総理への復讐もできるという変にハッピーエンドに

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    2025年07月14日
  • 楽園のアダム

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    AIに管理される世界。ディストピア。
    ずっと違和感があって、あぁなるほどなって腑に落ちる部分もありつつ、壮大なテーマが思いのほかあっさりと収束した。

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    2025年07月14日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    ネタバレ

    堂シリーズの最終巻。
    全体のトリックが壮大で、現実的かどうかはおいても面白かった。
    24年前に起こった連続殺人事件。それが再度、同じように人が殺されていく……。
    しかも焼死や凍死をどのように実施したのか。
    今までの堂シリーズであったことの集大成。動く島、水を使ったトリック。単発もののミステリであれば、面白かった!と文句なく言える。


    ただ、これは堂シリーズ最終巻。それを加味すると、期待はずれだった箇所は多い。このシリーズを人に勧められるかと言ったら少し地微妙。
    ・黒幕がしょぼすぎる。動機も浅い。逆にこいつ凡人だろ。
    ・あれだけ数学のことをメインにしてるのに、藤衞の講義の中でリーマン定理の説明

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    2025年07月11日