周木律のレビュー一覧

  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    普段アンソロジーなんぞには手を出さない性分ではあるのだが、創刊以来のお付き合いであるタイガであり、お気に入りの作家も複数参加しているということで、購入に至る。      
    東川篤哉「陽奇館(仮)の密室」・・・ユーモアミステリの覇道を往きながら、ユーモアミステリらしからぬオチ。   
    一肇「銀とクスノキ」・・・青春叙述ミステリ。   
    古野まほろ「文化会館の殺人」・・・臨床真実士ユイカ登場。素晴らしいの一言。    
    青崎有吾「噤ヶ森の硝子屋敷」・・・著者らしいの一言。   
    周木律「煙突館の実験的殺人」・・・著者の真骨頂。    
    澤村伊智・・・「わたしのミステリーパレス」・・・知らないお人。新鮮で面白かった。    

    面倒くさくなって適当になったけど、買って良かった読んで良かった。

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    2017年12月04日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    えぇ……。そんな展開ありかよ……。    
    やってくれたなぁ周木律。          
    シリーズの折り返し地点にして物語の転換点となる第四作。     
    堂の仕掛けを楽しむシリーズ第四弾。

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    2017年11月25日
  • 災厄

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    パニックものだと、どうしても高嶋哲夫や安生正と比べてしまう。一気読みしちゃうくらい読みやすくダレないが、その要素いらなくない?ってのがいくつか。その分本筋を膨らましてくれたほうがよかったなー

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    2017年09月06日
  • 不死症

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    読みやすく早い展開で手軽に楽しめる。ウェンディンゴという言葉を初めて知った。ウェンディンゴが思ったより弱い。人間の本能は食人?最後の結末はちょっと強引で、総理がとても悪党に描かれている。

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    2017年08月07日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    巻を重ねるごとに面白くなっている堂シリーズ、第三作。   
    今回はそれほど奇を衒ってるというわけでもなく、むしろ王道に寄り道しているような感じで、それがまた面白い。  
    宮司警視正と十和田のコンビはなかなか板についてて良い。   
    過去の事件のこともあるし、まだまだ読み続けたいシリーズですな。

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    2017年06月01日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    終わった……。   
    面白かった。   
    やっぱり素直にはいかないね。歪んでるね。    
    ………………言いたいことは色々あるけれど、二人は幸せなキスをして終了したので良かった。    


    さようなら、名探偵。   
    さようなら、名助手。

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    2017年05月13日
  • LOST 失覚探偵 (中)

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    う~ん今回も面白い事件の謎。  
    読み応えのある謎の事件。   
    しかしまぁ圧死はとんでもないな。 
    破裂もとんでもないけど、圧死はえげつないな、発想が。 
    物語の核心は下巻へ。

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    2017年05月11日
  • LOST 失覚探偵 (上)

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    う~ん優秀な探偵さんだ。   
    しかしまぁ役に立った感覚から失っていくとは、なんとも因果なものか……。   
    倒したはずのラスボス復活疑惑。   
    推理せずにはいられない名探偵の宿命。  

                        続く。

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    2017年05月10日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    特に最終巻の後半はおもしろかった。
    予想しながら読んだのだけれど、まんまと騙されてしまった。緩やかな登り道歩いてたら突然急な下り坂になってしまった感じ。
    読んでる間に序盤に出て来た話も忘れてて、ああここで!と。

    とりあえず、あの人もあの人も無事で良かった。

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    2017年04月26日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    う~ん今回も面白かった。  
    私ごときじゃ理解できない数学談義を流し読みして、気になる本編を読み進める。  
    もう少し厚みがあってもと思ったけれど、十二分に面白かった。    
    ダブル・トーラス。それさえ分かれば単純明快。  
    そこに複雑に絡まる人間関係。  
    盲点を突かれるのはほんと面白い。

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    2017年02月17日
  • 不死症

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    凄惨なカバーイラストやオビの「絶叫するほどイッキ読み!サバイバルホラー」から想像していたお話とは異なり、一人の若い女性科学者の熱烈な思いが引き起こした事件とその顛末を描いた、何ともやるせない悲しいお話でした。

    周木律さんの作品は、「眼球堂の殺人〜The Book〜」に続いて二作読んだことになりますが、両作ともエピローグにあたる部分がとても印象深く、読後に深い余韻を残すところが共通しているように思います。お気に入りの作家さんになりそうです。

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    2016年09月29日
  • 不死症

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    ネタバレ

    <あらすじ>

    山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。
    その現場で目を覚ました泉夏樹(♀)は全ての記憶を失っていた。
    研究所を出て助けを求めようとしたそのとき、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかり、噛み付いてきた。
    それはまさに人を喰らうゾンビの群れだった。

    なんとか逃げ出せた夏樹が研究所から外に出ると、研究所を取り囲むバリケードがあり、自衛隊と戦車が配備されていた。
    そして拡声器から聞こえてくる言葉
    『現在この敷地内はレベル4事態による封鎖指示により誰も敷地外に出さない』

    仕方なく夏樹は研究所に戻ったとき、自分が研究所の責任者で、不老不死の研究をしていたこと。そしてゾンビに対するワクチンがあったことを思い出す。

    記憶が完全に戻っていない夏樹だったが、とりあえず現状を打破すべく、死体にそのワクチンを注入し、それをゾンビが食べることで、そのゾンビを元の人間に戻す作戦を決行。
    そして研究所にいた全てのゾンビが元の人間に戻った。

    完全に安全になったことで夏樹は再度自衛隊がいる所に行き、ゾンビがいなくなったので敷地外に出してほしいと伝えるが、信用出来ないと言われてしまう。
    じゃあ実際に見て確認してくれということで、自衛隊の部隊長を引きつれ研究所内を案内した。

    しかし部隊長が数日間研究所に滞在し安全を確信した頃、事件が起きる。
    ゾンビから人間に戻った人々が次々に死んでしまったのだ。
    死因は老衰だった。

    ワクチンのせいか不透明なので、夏樹は完全に記憶を取り戻すことを決意。
    爆心地へ向かったところ、そこに研究ノートがあり、それを読んだ夏樹は全ての記憶を取り戻す。

    夏樹は不老不死の研究をしていて、最初に作った薬は病気をも治してしまうほどの成果だったが、副作用が急激な老化だった。
    しかもそれは経口感染で、研究所内にいる人々にまでその効果が出始めてしまっていた。
    このままでは研究所自体が終わってしまうので、夏樹はその老化を防ぐ薬を開発した。
    そしてその薬をみんなに投与したが、副作用が食人本能の覚醒だった。
    この事態に政府は研究内容を知りながらも『バイオ事故が起きた』ということにして敷地内を封鎖。
    国に見捨てられたことを知った夏樹は憔悴し、夏樹本人が研究所を爆破したのだった。

    (ワクチンは単純に2回目の薬の効果を消すだけのものだったので、みんな最初の副作用の老化が再開した)

    敷地内に残ったのは夏樹と部隊長のみとなり、2人は外に出ようと歩き出す。
    しかし自衛隊により再び止められる。
    状況を話しても理解せず、自衛隊は部隊長を狙撃!
    国は2人をバイオテロの犯人として処理する決定をしていた。
    自衛隊によって銃殺される部隊長。
    夏樹は銃撃の中をくぐり抜け研究所へ退避し生き残った。

    <オチ>
    それから35年の月日が流れた。
    自衛隊はその間もずっと敷地内を警備していた。
    そんな中、研究所から1人の少女が姿を現した。
    過去35年一切音沙汰無い場所から人が現れたことで驚く自衛隊員。
    少女は自衛隊に言った。
    私の名は泉夏樹です。封鎖を解いてください。と。

    夏樹は35年間ずっと研究所で不老不死の研究を続け、それに成功したのだ。

    自衛隊の報告に政府も驚き、是が非でも不老不死の研究成果が知りたい政府は封鎖を解き夏樹を囲う。

    しかし夏樹は研究は成功したものの、それにより不老不死が自然に反した存在で間違いであることを悟っていた。
    研究所一帯が無害であることを証明し、封鎖が解除されたことで満足な夏樹。
    不老不死を知りたい政府。
    教えたくない夏樹。
    だったら拉致すると脅す政府。
    こんなものは存在しないほうがいいと言う夏樹。

    夏樹はかつて部隊長が持っていた拳銃を取り出し、自ら頭を撃ちぬき自殺した。

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    2016年08月10日
  • 不死症

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    バイオホラー作品**
    ⑅⁺˖- - - - - ⋈ - - - - -˖⁺⑅
    初読み作家さん○
    とても読みやすく何も考えずに読めば楽しい作品でした!展開がなんとなーくわかってしまうのが残念( ∩ˇωˇ∩)考える間もなく一気読みしてしまいましょう!緊迫感があるとこもあれば、物足りないとこもあり、、しかし楽しかったので、今後も興味のある分野で新作が出たら読ませて頂くと思います\( 'ω')/

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    2016年07月02日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    読んでいる途中で流石に音がうるさそう?、窓が濡れてそう?、この人かもなーと考えてました。
    最初が少し長く感じてしまいましたが、
    謎解きは楽しく読むことができました。

    「奇妙な図形に興味を持たれた読者が、そこが面白いと引き続き読み続けていただけたならば、作者としてこの上ない喜びである。」

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    2026年09月18日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    数学蘊蓄はなかなか読みづらかったが
    ミステリーとしては良かったと思う
    途中犯人、生い立ち、トリック、動機あたりはぼんやりと
    わかるようになっていて
    読み進めると上手く答え合わせができて気持ちいい
    前作読んだのがだいぶ前なのでラストのラストは
    全く読めなかった
    忘れてるし読み返す気もないんだけど
    きっと前作にも出てきているモリアーティ的な立ち位置なんだろうなと勝手に解釈している

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    2026年09月08日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    大きなトリックのうちの一つと、そもそもの善知鳥神の正体、犯人(実行可能性により推測)により殆どが内容として驚きがなかった。
    偽死体も鳥が寄ってこない、腐敗の面からみてもわかったしなんだか惜しい。

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    2026年09月05日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    自分にはまだ早かったかも…。
    館系x個性的な探偵役x助手という王道ミステリの中でもちょっと変わった作品。

    頻繁に図面を見返し万全の警戒体制で望んだので、
    回廊の回転は思いついたがまさか夜中にスイミングしてたとは…。絨毯の吸水性が恐ろしい。湿ってるとかのヒント下さい。

    建築至上主義者が他の学者とバッチバチな所は面白かった。
    馴染みのないタイプの本だったが読めて満足!

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    2026年08月23日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    理系ミステリ、ということで小難しい表現も多くあったが、まぁあんまり理系ぽい部分はちゃんと読まなくてもいけた(?)
    ところどころちゃんと覚えておかないといけない表現や定義の仕方があったけど、理解が大切ではなかったと思う。

    殺人のシステムについては、思いもよらず、驚かされた。
    最初の死体がフェイクだというのは予想外だし、屋敷自体が動くというのも予想外。
    はたまた内側に開いた穴に水が溜まるというのも予想外。つまりなんの予想も立たず、謎解きで初めてどんな風に事件が進んでいったのか理解した。

    実は読んでいた本が作中作で、語り手によって捻じ曲げられているというのはよくある話。
    がしかし、その語り手が犯人だったというのはなんとも「反則!」と言いたくなる。
    しかしながら最後にその事実が知れた時には、本当に「えっ」と声を出して驚いてしまった。
    結局のところ、期待通りの内容だったのかと言われると「わからない」というのが本心だが、
    その仕組みの壮大さと、ラストのどんでん返しは天晴れだった。

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    2026年07月12日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    ネタバレ

    心の奥底で十和田さんは助けてくれるかもと少し思っていたのですがそんなことなかった。
    読み終えた晩にとても怖い夢を見ました。

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    2026年06月24日
  • 楽園のアダム

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    ネタバレ

    大厄災のため人類は絶滅の危機に瀕したが、カーネと呼ぶ人工知能を開発し、その統治により平和を享受していた。
    十七歳の学生アムスは、ある日助教授の惨殺体を発見する。学長からは事件を多言しないよう命じられるが、アムスは密かに事件について探り始める。


    かつて絶滅の危機に瀕した人類が、人工知能の統治のもと"生業"を同じくする人々とのコミュニティをつくり暮らしている世界で起こる、連続惨殺事件の真相を探るSFミステリです。

    純粋にSFミステリかと思っていたんですが、メインの謎となるのは事件の犯人などより、世界観そのものについてです。あまり生殖とかをテーマにした話とかは苦手なので、そのあたりが話の焦点となっているのはちょっと辛かったなと思いました。

    個人的には正直、うっっすら反出生主義者なのもあり、ラストにも登場人物たちの考え方についてもまったく理解も共感もできず困惑だけが残りました……。
    というか、これ男性ってどういう気持ちで読んでるんだろう。女の自分でも男性性の扱いどうなのかと思ったのに。いや、作者さんも男性だったと思いますけど。
    歪だろうがなんだろうが、それで何百年も平和なら別に良いとは思いますけどね。さらに極端にしたヒ●マイみたいな世界観だな……。

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    2026年06月07日