周木律のレビュー一覧

  • 新本格30周年記念アンソロジー刊行記念 ほとんど一編試し読み! 煙突館の実験的殺人 【周木律からの挑戦状】

    購入済み

    挑戦状だもの

    アンソロジーの「ほとんど一編試し読み!」だけあって、ボリュームは満点。
    だが、流石に事件の結末は本編を。
    つまり、この内容だけで推理をして、結論を出してから本編を買えと言う挑戦状か……?

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    2024年11月30日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    トリック、解決に向けた流れ、手が止まらなくなる面白さでした。詳しくは書けないけど、全然予想できませんでした。
    ただ、作者がことわっているとおり、数学の話は難しい。そこは読むのしんどいし、理解できなくてもストーリーの理解に影響ないけど、なんとなく悔しいです(笑)ポアンカレ予想、多様体、位相幾何学、どれも理解できず、ネットで調べても、あぁとはならない。前作の方がまだ数学部分はとっつきやすかったです。
    次作も読みます。

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    2024年10月31日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

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    ネタバレ

    堂シリーズ第6弾。
    ついに沼四郎が建築した最初の堂に訪れた百合子=水仙はそこで起きた連続殺人の顛末が書かれた手記を読む。そこで描かれた殺人事件の犯人の正体は?書き手の「わたし」の正体は?多くの魅力的すぎる謎でとても面白かったです。
    そして、さらに深く明かされる司の家族のアイデンティティにはとても驚かされました。またこれまで不気味な堂の設計者である沼四郎の本心が最後の後書きで明かされていて彼自身も、一人の人間だったんだなと思いました。それの対比のように藤衛の不気味さが際立っていて、そして多くの事件に暗躍することが明らかとなり、ラスボスにふさわしい人物だと思いました。ここまで“原点”の藤衛と繋がっ

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    2024年10月26日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    ネタバレ

    数学の話はちんぷんかんぷんで流し読みしたが、ストーリー自体はさくさく読めた。
    結末はふむふむなるほど、といった感じだが、途中いろいろと解決されていない謎が残っているのは次回作に続くのか…?それとも私の理解ができていないだけ?

    藤衛はどんな罪をおかしたのか?
    宮司兄妹の親を殺した?
    うとうかみはラストで何故百合子に接触してきた?

    みんなうとうかみの悪事を秘密にしすぎ笑
    木村位も自白のとき言ってもいいのに笑

    次回作も気になっちゃうのでまた読みます。

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    2024年10月21日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    堂シリーズ4作品目。

    シリーズ折り返しということもあって、物語性に富んだ内容。

    登場人物の謎がいろいろと示唆され、この作品(伽藍堂の殺人)自体だけではなく、シリーズそのものの続きが気になる展開でした。

    もちろん一作品としての内容は言うまでもなく高く、面白いトリックでした。

    作品ごとにスケールが増している堂シリーズ。
    その終わりをこの目で確かめたいと強く思いました。

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    2024年10月07日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    新たな本格ミステリでとても面白かった。デビュー作とのことで、話としては重厚感があるとかではないけれど、奇抜さが群を抜いていて満足感が高い。
    人気な理由がわかる作品だった。

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    2024年09月25日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    結構賛否になったのかなあって作品でした。
    レギュラーメンバーあれだし、あの人はだし、面白かったけど続き読みたくなる作品でした。

    2703冊
    今年142冊目

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    2024年09月15日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    どうなってるんだろうとワクワクしながら読んでました。文体に違和感を感じてしまったからか、エピローグの最後の最後のくだりについては、うっすら想像してしまってました…。もっとサラサラ読めば良かったかも。
    本編自体は本格ミステリーの様相を呈していて面白かったです。ただ、動機はもっと良い感じのが欲しいと欲張ってしまいます。

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    2024年08月25日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    途中数学の難解な知識を話しているところは、私にはちんぷんかんぷんでなかなか頭に入ってこなかったが、最後の種明かしはなかなかに面白くて、一気に読み進めた。
    途中の南部や深浦、十和田の推理が、そりゃいくらなんでもないやろ笑、という発想のものばかりだったのは気になった。笑(窓からポールまで死体を投げてぶっ刺すとか)
    眼球堂自体のトリックは、何かしら数学的・物理的なトリックが絡んでるんだろうなーくらいにしか考えておらず、水を溜めるという発想はすごかった。

    エピローグのどんでん返しは全然予想しておらず衝撃だった。
    にしても、数学の優位性を示すためにその他の権威たちを殺すって…頭おかしすぎやろ。笑
    結局

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    2024年08月24日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    あとがきにも書いてあるように、この作品は理解できない数学に関する会話が割と長く続きます。

    ですが、物語として成立していて、私は続きが気になってしまいあっという間に読破してしまいました。

    ある程度読み進めていくと、ミステリー小説を他にも読んできた方でしたら、ある程度犯人は分かると思います。
    けれども、犯人に関する人間関係や動機、様々なトリックと伏線にはなかなか気がつけないと思います。

    物語終盤にはそれらトリックと伏線がするすると説明、回収されていきます。
    個人的には読んでいってそれが爽快でした。

    シリーズものであることが嬉しいと感じる終わり方。
    引き続き堂シリーズを読んでいこうと思います

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    2024年08月03日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    天才vs天才のミステリー小説。
    メフィスト賞を受賞しているのも頷ける内容でした。

    トリックも全く分からず、種明かしの章は続きが気になってぐいぐいと読み進めました。
    最後にはしっかりどんでん返しがあり、そこでも驚かせられました。

    総じて個人的にはかなり好きな作品。

    シリーズ物なので続きを読むのが楽しみです。

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    2024年07月11日
  • 不死症

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    専門用語も特になく全体的に読みやすい。最初だけ読んで寝ようと思ったら最後まで読んでしまった!

    よくあるゾンビ物っぽいけど感染症系が好きな私としては楽しく読めた。話の展開はありきたりな感じはあるけど、後半の展開は面白かった。

    最後はちょっと悲しい。何を思って独りで頑張ったのか…

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    2024年05月11日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    ネタバレ

    堂シリーズ第5弾。
    まさかそんなことになってしまうとは...。
    前回からの登場人物である脇や小角田を始め、常連キャラの毒島や船生、さらには宮司警視正までもが死亡してしまうという展開にとてもしんどい気持ちになってしまいました。そしてここで宮司百合子が実は善知鳥水仙であり善知鳥神の妹で、かつこのシリーズの”原点”である藤衛の娘であるという衝撃の事実が明かされるという濃い内容となっていてとても面白かったです。
    今回は数学と言うよりも経済学の考え方である、ゲーム理論・ナッシュ均衡・パレート効率が出てきて、大学で専門に近いものが出てきて、比較的読みやすいなと感じました。それをここまで残酷な殺人ゲームの設

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    2024年05月06日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    ネタバレ

    堂シリーズ第3弾。
    5角形の館:五角堂を舞台に天才哲学者:志田幾郎の遺産相続のため招かれた11人の男女。そこで志田家の関係者が次々と殺害されていくという物語。今回は宮司の妹:百合子が殺人事件の探偵役として活躍し、もう一人の探偵役の十和田は善知鳥神から問題の出題のごとく、ビデオで見ながら推理していくというもの。今回も叙述トリックが使われており、悟の盲目設定や館が複数存在するなど驚かせる要素が多く面白かったです。今回の視点は百合子であるためわざわざ悟のことを語らないし、時計や光の違和感にも気づかないという所でとても読者に対してフェアだなと思いました。
    トリックのトンデモ具合はいつもの通りだが、宮司

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    2024年05月04日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    クライマックスに向けてちょっとドラマ的な展開を重ねすぎたと思う。
    最後の最後に今までに積み上げてきた、あえて読者が望まない方に進んできた物語の着地が、読者が納得できるものではなかったと思う。

    シリーズを通じて、キャラクターや数学の知識について、またトリックの大胆さや表現方法について、楽しみながら読めたと思う。

    特にエピローグは、ちょっとベタすぎるよなーと思いました。

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    2024年03月27日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    堂シリーズ第4弾。
    いやートリック、エピローグ、面白かった。
    意外なトリック、意外な犯人。
    犯人の動機は勿体ない気がしました。
    あとは神が自然を操るように見えるシーンや実際のトリックの細かい部分はもう少し丁寧でもよかったかなーと。

    今回も数学用語についてネットで調べながら読み進めました。この読み方がすごく面白いし、知的好奇心が満たされ、文系の自分にはとても楽しい!

    次作が楽しみ!大きなストーリーの中でも動きがあり、早く先が読みたい。

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    2023年08月30日
  • 幻屍症 インビジブル

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    メッセージ性があると個人的には思いました。
    そんなに難しい内容ではなかったです。
    ワクワクしながら読むことが出来ました。

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    2023年08月15日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    シリーズ完結。

    ドラマティックであったような、落ち着いた最後だったような。読み手に預けられたような結末に感じた。

    全編通して大変面白かったが、「堂」が壮大だったために自分の想像力が追いつかず建築物のイメージが掴みづらいというのは個人的に問題点だった。

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    2023年08月14日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    3視点で進行する展開にワクワク。
    山奥の館、怪しげな一族、大がかりな物理トリック、壮絶な動機、本格ミステリのエッセンスがふんだんに使われておりとてもよかった。
    数学的な話もやはり出てくるが、前作に比べると抑え気味だった印象。
    単に今回の話題のほうが感覚的に理解しやすかったからあまり気にならなかっただけか?

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    2023年08月05日
  • 土葬症 ザ・グレイヴ

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    大好きクローズドサークルミステリー。
    かなり人が死ぬ+描写が若干グロめなので苦手な方は注意!
    ホラーサスペンスみたいな小説で自分がまるで廃病院の中で追われているような、最後まで緊張しっぱなしの作品です。

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    2023年07月28日