周木律のレビュー一覧

  • 猫又お双と消えた令嬢

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    ヒロインが化け猫なんだけど、効果的かというとどうだろう?(^^;
    ワトソン役が無知であることの理由付けとしては有りだった気もしますが。
    推理小説としては、ちょっとありがちなトリックなので、推理小説を読み慣れている人にとっては物足りないかもしれませんね。

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    2018年03月17日
  • 不死症

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    ありふれた…ってか、ありきたりというか。。
    ゾンビ&パンデミック系作品
    ウェンディゴというゾンビ化したものから
    製薬会社の敷地内(ある種の密室状態)で
    逃げ回る。そして解決する。
    主人公は研究所内での全権力をもつが
    記憶喪失。
    そのパートナーはウェンディゴに感染。

    んー…名称や状況に違いはあるけど
    やっぱりよくありそうな感じです。。。

    解決したと思ったら
    またさらに問題が。
    記憶を取り戻した時
    すべての真実が明るみになる。

    基本、ストーリーは読めたのでそこまで難しさもなく
    よく言えば安定感のあるものでした。
    特に最後のオチは嫌いじゃないんだよなーw

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    2018年02月12日
  • CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

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    新年1冊目は、公安特捜もの。
    ドラマ化された際の小栗旬のイメージが抜けないが、こう読むとキャスティングはばっちりはまってたな。

    テンポは良いけど、重厚感には些か欠ける。
    映像向き。

    警察庁、警視庁と。
    真なる正義とは何か。抽象的な理想概念が最も人間を嵌めやすい。続編あるなら、長編で読んでみたい一冊でした。

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    2018年01月01日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    東川さん以外は初読み。
    初読みの方の作品は、あまりはまれなくて残念。
    東川さんのギャグテイストはさすが。
    他は、ガラスの屋敷のトリックにびっくり。すごい。ああいうことを思いつくってさすが。
    収録作の中には、本格?という感じのもあってううむ。
    「黒」の方は、もうちょっと好みの作品があるといいのだけど。

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    2017年11月05日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年記念の書き下ろしアンソロジー。
    「館」がテーマという事で、ミステリ作家なら扱い易い題材だろう。6篇それぞれ趣向を凝らした館が出て来て、凡作が無かったのは流石だった。
    ベストは青崎有吾さん。おバカトリックの範疇ではあるが、伏線と回収が見事。この人は基本的に本格脳の人なんだと改めて思った。次点は周木律さん。館ならお手の物と言わんばかりのスケール、奇抜さ、無理矢理感(^^)。脱帽です。
    他4篇もそこそこ楽しめた。『7人の名探偵』には貫禄負けだったけどね。

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    2017年11月03日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    『陽奇館(仮)』:The バカミス。発想が面白い。★4。『銀とクスノキ』:多重人格と信頼できない語り手の共存はずるい。ストーリーは面白かった。★3。『文化会館』:無駄な改行が多く読むのが苦痛だった。館である必要性もなく推理も論理的でない。★1。『硝子屋敷』:バカミスその2。時間帯によっては窓がないことぐらいわかるのでは…。探偵のキャラクターが面白い。★4。『煙突館』:バカミスその3。わざわざ熱川の往復時間を書いてくれてたせいでわかってしまった。最後…。★4。『ミステリーパレス』:ホラーの作家さんだけあって怖い。構成もストーリーも面白かった。★4。

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    2017年10月27日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    初作家さんも多く楽しめた。
    青崎有吾さんの作品はやっぱり良かった。
    あと一肇さん、古野さんの作品も良かった。
    もっと長編でじっくり味わいたかったなー。
    そしてそして東川さんはやっぱり嫌いだった。

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    2017年10月19日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    青崎さんの作品は流石の出来。コンセプトに相応しく、シンプルかつ大胆なトリックもポイント高い。澤村さんは初読みでしたが、予想もしてなかった着地点に驚かされました。他の作品は、全体的に後半尻すぼんでしまい、もうひとつという印象が残ってしまった。

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    2017年10月07日
  • 幻屍症 インビジブル

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    ネタバレ

    しょっぱなから「輝夜姫」のドナーの集まりみたいだなーと思いながら読んでいたので、主人公の謎解きまで、二番煎じ気味であんまりおもしろくなかったです。最後は違ったけど、予想する範囲だったし。なのに、なんで星3つなのかは、その後「正しさを助けようとする大人」の存在があったからです。言ってることとやってることに矛盾はあったが、希望がある作品は好きです。

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    2017年09月10日
  • 災厄

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    パニック小説としては、復活の日を思わせるところ。政治家、官僚の振る舞いについての描写は、やや紋切り型と思う。

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    2018年10月14日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    そりゃないよ、と言いたくなる展開だったけどそもそも失覚の病の時点で荒唐無稽だったので、最後にたたみかけてきた感じ。そして最後まで三田村の容姿のイメージのギャップが埋まらなかった。

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    2017年06月21日
  • LOST 失覚探偵 (下)

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    途中までは予想通りだったけど、最期のオチまでは読めなかったなぁ。しかし、やっぱり最期まで読んでも、メインテーマである感覚を失うってあたりが活かせてない感じがする。

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    2017年04月26日
  • LOST 失覚探偵 (上)

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    推理によって感覚を失っていくというのがメインテーマなわけですが、正直あまりそれを活かせてない感じがする。主人公の探偵が感覚を失うことを気にしていないし、失われたことによって影響を受けているようにも見えない。
    殺人の手口もちょっと奇をてらい過ぎかなぁ。

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    2017年04月23日
  • CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

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    4月からスタートしたドラマと並行して、発売された小説版。ドラマの原作ではなく、あくまでも別の作品と言う位置づけらしい。登場人物はドラマと一緒なので、ドラマを観ていると、ストーリーもすんなり入ってくる。みなとみらい地区にある、某官僚が経営に携わっている超高層ホテルで、人質550人を取ったハイジャック事件が起こる。特捜班の役目はあくまでも「秘密裏」に業務を遂行すること。犯人にはもちろん、マスコミにもバレてはいけないし、警察内部でも事情を知っているのは、ごくわずか。そんな中、ハイジャックの犯人と特捜班の闘いを描く。スピード感はあるが、小説の割には犯人の制圧までが凄く短い。真の首謀者も、読んでいれば、

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    2017年04月19日
  • CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

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    この前の火曜日、晩ご飯を食べながらTVに映っていたドラマを見ていたが、ありがちな展開にもかかわらず、西島秀俊(のスタントマン)が階段使わずにマンションを下っていく場面に、つい見入ってしまった。
    新聞のラテ欄にもその日の推しで載っていたが、何より金城一紀原案・脚本ということに惹かれ、本のほうも買ってみた。
    腐った国家を護る特捜班の仕事のやりきれなさと裏腹に見え隠れする黒幕の存在や特捜班のメンバーが凄すぎで負ける気がしないところなど、読み物としての深みには欠けるが、映画の脚本を読んでいるような感覚でまあ良しとする。

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    2017年04月16日
  • 不死症

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    なぜだろう、最近的中率が高い「カニバリズム」がお題とされた作品…この作品は、カニバリズムが大々的に取り上げられた作品ではないが、作中のキーとなる”ウェンディゴ”がカニバリズム的生き物であるというもの。
    「不死症(アンデッド)」と聞いて、私が思い浮かべたのはただ一つ、なぜかハリーポッターに出てくる校長が飼っている鳥…w 周木律さんの作品は初めてだからイマイチ作風もつかめないし、ファンタジーものかな〜なんて思っていたら、まさかのバイオホラー×ミステリーという、私の想像を超えた世界へ誘ってくれました(笑)
    ストーリーの大筋はよかったし、テンポもよくさらっと読めました。が、完全文系な私には理系的な部分

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    2017年03月17日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    この作品世界では、本邦版FBIが存在していて、その組織名称に偶々、「警察庁」という、現実の日本にあるのと同じものが採用されている。警察庁の職員は、個別事件の捜査について自治体警察に対して常に包括的な指揮権を有するので、宮司警視はやりたい放題だ。かなり中央集権的な制度設計なのだろう。ちなみに「警視」という階級も偶々現実の日本にあるものと同じようだが、現実のそれよりも遥かに上の階級のようだ。とか想像力を働かせて読む。
    これらを「ありえない。」といって拒否したり、逆に現実と混同する人はフィクションを読むのに向かないということ。
    SFやファンタジーで現実世界とは違う物理法則や「未知の」物質が存在する前

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    2017年01月14日
  • 猫又お双と一本足の館

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     お双ちゃんがかわいいのはわかったから殺人シリーズの新刊を...。

     シリーズ3巻目、2巻からテレパシーで隆一郎と心の声で通じ合う能力に目覚めた猫又のお双だった。

     しかし、隆一郎はといえば、論文が壁に当たって進まなくなり、後輩の女学生に振り回されても嫌とは言えない性格で疲れきっていた。

     ある時、心の中で出ていきたければ出ていけばいい、と思ってしまい、それをお双が感じ取り、お双は出て行ってしまった。


     何にも手につかなくなった隆一郎の元に男が現れる。猫又の族長を名乗る男は、お双が恐山にいることを伝える。

     丸一日をかけてたどり着いたのは、猫又の隠れ家だった。

     そこで隆一郎とお

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    2016年10月02日
  • 不死症

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    バイオ・スプラッター・ホラー・SF ・ミステリーといったところだろうか。欲張り過ぎている割りには起承転結がはっきりしているので、読みやすい作品だった。全体的にあっさりし過ぎていたのが、残念。もう少し重厚感があっても良かったかも知れない。

    冒頭の雰囲気は、誉田哲也の『黒い羽』に似ていたが、やがてゾンビ映画の世界が展開される。

    山奥の製薬会社の研究所で起きた爆発事故から記憶喪失の状態で生還した泉夏樹。彼女は研究所の生き残りの仲間と共に恐るべきウェンディゴたちとの闘いに挑む。そして、辿り着いた真実とは。

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    2016年08月30日
  • 猫又お双と一本足の館

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    差し当たり猫又という存在にケリをつけた感じ。完結巻ですけど、この話はむしろこれからなんじゃないかなぁ。

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    2016年04月04日