あらすじ
「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。直後、立て続けに、足痕なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!
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Posted by ブクログ
『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
第2章
<あらすじ>
第3の事件が発生
ヤクザの組長が自宅の庭先で圧死
この事件も六元が解決するが、青の視覚を失う。
そして六元のもとに電報が届く。「修羅から餓鬼へ」
第4の事件が発生
貧乏建具職人の胃が破裂して死亡
この事件も六元が解決するが、触覚を失う。
そしていつの間にか、六元の背中に紙が貼られていた。
「餓鬼から畜生へ」
六元に残された感覚は、赤の視覚と聴覚のみとなった。
(下)につづく、、、
Posted by ブクログ
前巻に引き続き、またしてもとんでもない殺害方法が……! 圧死もなかなかのものですが。やはり破裂死のインパクトが強烈すぎ……そしてこんな殺され方はしたくありません、絶対に。トリックとしてはこれ、すんごく魅力的なんだけど。嫌だよなあ。
さらに感覚を失くしていく探偵と、そして黒幕と思われたあの人物の顛末。あれはきっとあの人だろう、というのは見当がついていたのだけれど。まさかこういう展開になるとは。ますます目が離せず、下巻へ直行。
Posted by ブクログ
う~ん今回も面白い事件の謎。
読み応えのある謎の事件。
しかしまぁ圧死はとんでもないな。
破裂もとんでもないけど、圧死はえげつないな、発想が。
物語の核心は下巻へ。