周木律のレビュー一覧

  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

    Posted by ブクログ

    2018年147冊目。前作から間が空いているので、細かい点はいまいち覚えておらず。文庫のみ発売になったのもノベルスで揃えてた身としては些か不満。鏡面堂の構造自体はなかなか魅力的だった。次で綺麗に終わることを願ってます。

    0
    2019年08月11日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

    Posted by ブクログ

    堂シリーズ、第6弾。

    今回は、シリーズ共通のワケの分からないストーリーと並行に、作中作のような事件の謎解きがメインだったので、比較的読みやすかった。
    善知鳥神、宮司百合子、十和田只人絡みのストーリーは、ワケが分からないままです…。

    0
    2019年08月10日
  • 幻屍症 インビジブル

    Posted by ブクログ

    四方を海原に囲まれた四水園。この施設は孤児院で園生は十五歳の春に孤児院を出る。モノやヒトの一部が歪んで見える幻視症のユタカは、それが原因で孤立し、いじめられていた。園に伝わる四忌の秘密を探るミツルと交わり、一緒に謎を解いていく。

    1
    2019年05月11日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    堂シリーズ最終巻。

    登場人物の立ち位置が巻を追うごとに変わっていき、正直これは終わらせられないのではないだろうか、とも思ったので、無事に完結を迎えられたのは喜ばしい限り。

    ただ、最後の辺りの流れを良しとするかは結構賛否両論あるんじゃないかと思うんだけど、どうだろう…。散々数学的な流れできて、ここでスピリチュアルかよとか思わなくもない。物理的な現象を伴うと尚更。そんなこと言ったら、お話にはならないのだけど。

    0
    2019年05月05日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「わたし」が書いた手記を読んで、過去に鏡面堂で起こった殺人事件の謎を解く。

    ただ、トリックとか状況設定ありきっぽく感じさせる人物設定はやや残念。

    0
    2019年05月03日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

    Posted by ブクログ

    堂シリーズの7巻目であり最終巻。メフィスト賞の受賞作を7巻ものシリーズにした人はいなかったし、壮大なスケールを持続していた事には敬意を表したい(個人的には5巻は嫌いですが)。
    トリックが実現可能か不可能かを語るレベルでは無くなっているし、登場人物が悉く無防備なのも不満だし、数学のシグマとか出てくると頭が痛くなっちゃうのだけど、取り敢えず面白いシリーズだった。次作は凡人にも分かるミステリを書いて欲しいね(^-^)。

    0
    2019年03月31日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

    Posted by ブクログ

     「堂」シリーズ7巻目、五年を経てようやく最終巻。

     巻を重ねるごとに主役が代わっていくシリーズだった。
     初めは十和田、宮司司、そして最後には妹の百合子。
     彼らが挑んだのは天皇と呼ばれる数学者、藤衛。
     最終巻は彼らと藤との闘いだった。

     北海道、襟裳岬から100kmを隔てた絶海の孤島に最後の堂、大聖堂があった。
     ここは二十四年前、四人の数学者を巻き込み崩壊した事件が彼ら因縁の原点でもあった。
     一人は撲殺、一人は刺殺、一人は焼死、一人は凍死。
     その迷宮入りの事件が再現される。
     100km先の襟裳岬で講演している藤衛が、ワープしたかのように大聖堂で殺人する。

     現在と過去がリン

    0
    2019年03月29日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

    Posted by ブクログ

    堂シリーズの六作目。次回作で完結する事が予告されている。
    前作があまりにも理不尽な終わり方で、読後感も悪かったのでもう読むまいと思っていたが、新刊が出たら気になって手に取ってしまった。タイトルが鏡だし、ドーム型(半球形)の建物見取り図があったので、ある程度トリックの予想は付いたが、ここまでとは思わなかった。作者のトリックメーカーとしての力量は大したものだと思う。
    だけど、今作も溢れる程あった物理学の理論や方法論が、どうしても頭に入ってこない。私、学生の時、物理で赤点取ったんだよなあ(+o+)。

    0
    2019年02月26日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    十和田、こんな人だったっけ?
    『眼球堂の殺人』の時はもっと人間味があった気がしたんだけど…

    十和田が自首する、という出だしは、読者を引き込ませる。
    でも、このシリーズは、どんなに味付けしても建物に仕掛けがある訳で、書く側にとってはなかなか難しいだろうなぁ。
    もう一階層あるんだろうなぁ…ってのも何となく分かっちゃうし。

    作者も自覚してるけど、数学の話題が盛り沢山で、数1で挫折した身には非常に非常に辛かった。
    まぁ理解できなくても、ストーリーは理解できるんだけど、やっぱり数学分かる人は更に面白く読めると思う。機会損失、残念。

    で、トリックは想定内なんだけど、それ以外の部分で驚かされた。
    何と

    0
    2019年01月28日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

    Posted by ブクログ

     堂シリーズ6巻目、5巻目からだいぶ間が空いてしまったから前巻までの内容が頭から抜け落ちてた。

     このシリーズは当初の主役は数学者、十和田。
     そして刑事の宮司司に代わり、彼の死によって妹の百合子と語り手が代わっていく。
     しかし、ミステリーの主役はあくまで堂の名を持つ建築物なのだ。
     今作では神から招かれた百合子が森の奥で出会ったのは、朽ちた堂。
     鏡面堂と呼ばれた半楕球のドームで起きた過去の殺人事件を追体験し、謎を解く。

     今回も建築物の平面図が提示される。
     鏡面の性質と、ドームの形状を使ったトリックとは。
     次巻最終話。
     絶海の孤島で起きた大量殺人の真相について。

    0
    2018年12月31日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

    Posted by ブクログ

    館ミステリに数学を組み合わせた本格ミステリシリーズが続くと思いきや、とんでもない展開になり、前作では言葉を失う衝撃が。そして本作。思ったのは、沼四郎はさる芸術家がモデルな気もする。見通せないと思える真相をいつの間にか掴んでいる藤衛。さて、どのような大団円を見せるのか。

    0
    2018年12月27日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

    Posted by ブクログ

    白の理由は、ちゃんと館を扱った短編だからか。
    黒は、変化球が多いのでその他?で括られたかな。

    わりと無難な話が多かったが、一肇は意外性があっておもしろかった。

    0
    2021年08月26日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    周木自身が「あとがき」で書いているように、さながら「ゼロ」を掛け算するがごとくの性急さに驚いた。
    オイラー式、ゲーム理論、リーマン予想などのタームが散りばめられているが、それが「館」の構造と、どのような同型関係にあるのかが、さっぱり読み取れなかったのだが。。

    0
    2018年10月27日
  • 雪山の檻―ノアの方舟調査隊の殺人―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    周木律『雪山の檻 ノアの方舟調査隊の殺人』新潮文庫。

    この著者の作品を読むのは『不死症』に次ぎ二作目。天才学者・一石豊シリーズの第1作。ノアの方舟の謎と連続殺人事件を描いた山岳古代ミステリーといった感じなのだが……

    些か欲張り過ぎというか消化不良の作品だった。舞台となるアララト山の登山シーンも今一つ、ノアの方舟の真実も上手く誤魔化された感じで、途中で怪しいと思った人物がその通りの真犯人で、全体を通じた宗教色の強いストーリーに辟易した。

    『アールダーの方舟』改題。

    この作家とは波長が合わないようだ。

    0
    2018年09月21日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

    Posted by ブクログ

    「館」をテーマにしたアンソロジー。
    「煙突館の実験的殺人」は犯人がなんとなく読めたが、こんな設定だったとは…

    0
    2018年07月24日
  • CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    旅のお供として。ボーダーと同様、金城一紀が原案で別の作家さん(周木律)が書いている作品。そしてまた警察もの。公安機動捜査隊特捜班が主役。これもドラマで小栗旬がやったみたい。ドラマと小説とは変えてあるみたいだけど。登場人物が多いせいか、どうもボーダーよりさらに感情移入しにくい。共感しにくいというか。みんな超人的でそこはいいんだけどさ。結局鍛冶警備局長の思うがままってことなのか。切れ者だもんね。でも公安がらみって面白いというか、非常に興味深い。

    0
    2018年05月27日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

    Posted by ブクログ

    堂シリーズ、第3弾。

    今回は難しい数学の話はなく、読みやすかった。
    2つ目の密室トリックはちょっとキツイかなと思いましたが。

    0
    2018年04月09日
  • LOST 失覚探偵 (下)

    Posted by ブクログ

    「あんたは名探偵、そして俺は名助手。名犯人と名被害者が待つ場に部外者を連れて行くなんざ、興を削ぐな」
    「わかってるね」
    (P.176)

    0
    2018年04月02日
  • LOST 失覚探偵 (中)

    Posted by ブクログ

     弔われる男は、幸せだ。心の中で誰かが想起し続ける限り、その男はいつまでも生きているのだから。本当の意味で人が死ぬのは、誰にも思い起こされることがなくなったとき、無縁仏として扱われ、固有名詞を失ったときなのだ。
     だから俺は、覚悟したのだ。「本当の意味で死ぬ」ため、海に出るのだと。
    (P.103)

    0
    2018年04月02日
  • LOST 失覚探偵 (上)

    Posted by ブクログ

     理解できないことに直面すると、そこに人は神秘を見る。この神秘こそが人を畏怖させ、信奉、盲信させるのだ。
    (P.109)

    0
    2018年04月02日