ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
電子書籍ストア 累計 563,470タイトル 1,110,517冊配信! 漫画やラノベが毎日更新!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください
試し読みの方法はこちら
堂シリーズはついにここまできたか 解説 村上貴史(ミステリ書評家) 謎の宗教団体・BT教団の施設だった二つの館の建つ伽藍島。リーマン予想解決に関わる講演会のため訪れた、放浪の数学者・十和田只人と天才・善知鳥(うとう)神、宮司兄妹。その夜、ともに招かれた数学者二人が不可能と思われる"瞬間移動"殺人の犠牲となる。秘められた不穏な物語がさらに動く"堂"シリーズ第四弾。
続きを読む
閉じる
Posted by ブクログ 2020年10月21日
衝撃! トリックは勿論、その他これまでのシリーズを読んできた人にはちょっと信じられない内容。 ストーリーについては、これ以上語らないほうが良い気がするのでとにかく凄かった、ということだけ。 理系ミステリーは、これまで自分の中の知らなかった知識を与えてくれる。難しくて全てを理解できなくても、今まで...続きを読むとは違う思考方法を見つけることができたり面白いと思ったことは積極的に調べてみたり。
Posted by ブクログ 2017年11月25日
えぇ……。そんな展開ありかよ……。 やってくれたなぁ周木律。 シリーズの折り返し地点にして物語の転換点となる第四作。 堂の仕掛けを楽しむシリーズ第四弾。
Posted by ブクログ 2019年08月27日
数学者の講演に招待された宮司兄妹(兄は招待されてないけど)たち。その舞台はBT教団の施設がある伽藍島。そこで起こる不可解な殺人事件。 毎度のことながら、こんな建物実際にあるのか?!っていう奇天烈トリックだけど、そこが毎回楽しみになってくる。現実に作れるんだろうか…? なんで全員一緒に探しに行くの...続きを読むか、二手に分かれて探しに行けばいいのでは?というツッコミしたくなる感じだったけど。 そして、少しずつ明かされていく宮司兄妹の謎も気になる。
Posted by ブクログ 2018年03月12日
こういうひっくり返し方、けっこう好みです。 推理が披露される場面で、あれここ説明ついてなくないか、というところをエピローグでちゃんと回収してさらにそこからこう来るとは。次回作待ち遠しい。
Posted by ブクログ 2017年09月23日
シリーズ四作目の本作も、奇想天外なトリックで面白かったです。 そして、エピローグでのまさかの急展開。
Posted by ブクログ 2020年01月04日
○ 総合評価 堂シリーズの4作目。このシリーズの解決編から雰囲気が変わる。具体的には,伽藍堂の殺人では,これまでシリーズで探偵役を務めていた十和田只人が犯人。十和田只人が,シリーズの黒幕である藤衛の指示を受けて,伽藍島の管理人だった品井秋を利用して連続殺人事件を実行した。 善知鳥神が犯人であり,...続きを読むハウダニットのミステリと見せかけて,真犯人は十和田只人。これはサプライズではあるが,シリーズの探偵役である人物を犯人にするというのは,いわば禁じ手。サプライズはそれなりにある。しかし,驚愕の真相というほどのサプライズではなく,どこか予想できる展開。それは,善知鳥神と十和田只人のキャラクターがややぶれだしている点からも感じられた。 物語の背景として,リーマン予想やバナッハ・タルキスのパラドックスといった数学のうんちくが披露される。個人的には,こういった数学のうんちくは好き。ただ,こういった数学のうんちくがそれほど面白く描かれていない。特に,リーマン予想は物語の鍵になっている。十和田只人は,ザ・ブックの内容を知るために,リーマン予想を解いたという藤衛の指示に従っており,エピローグでの十和田只人のセリフには「真実に逆らう二人の博士を重力の贄にした。」といったセリフがある。要はリーマン予想の解を藤衛から聞くために,十和田只人が殺人をしたということ。殺人の動機にまでなっている。「リーマン予想は今日,あるいは宇宙そのものの神秘をも明らかにする予想なのではないか,という見方をされることがある。」とまで書かれているが,リーマン予想にそこまでの価値があるということが,物語から伝わってこない。「リーマン予想にはそれだけの価値がある。」と書かれても伝わらない。そう感じさせるような描写がほしいが,そういった描写をするだけの筆力が周木律にはないように感じる。 伽藍堂の殺人では2つの殺人事件が起こる。トリックは,伽藍島が人工的に作られた浮島であり,平面図上で回転するというもの。このトリックはダイナミックであり,バカミス的であるが面白い。さらに島の回転に併せて,伽藍堂も回転する。もともと,BT教団の教祖である昇待蘭童の瞬間移動の奇蹟のために作られたという設定である。 十和田只人は善知鳥神が犯人であるという推理をする。その推理の欠陥を宮司百合子が見つけ,真犯人が十和田只人であると指摘する。これがシリーズ物でなければ,納得はしやすい展開だったと思われるが,これまでのシリーズのお約束を打ち破る展開。善知鳥神が犯人・黒幕と見せかけて,善知鳥神がミスディレクション。犯人は十和田只人だという展開。先にも述べたがいわば禁じ手。禁じ手を使っているにもかかわらず,驚愕というほど驚けなかった。淡々と話が進むし,真の黒幕として存在する藤衛の存在が原因だろう。また,これまでの十和田只人の超然とした雰囲気がなくなり,藤衛からザ・ブックの内容,リーマン予想の解を聞こうとしている小物という雰囲気に成り下がってしまった。 ミステリとしては,伽藍堂が回転するというダイナミックでバカミス的なトリックはそれなりに面白い。シリーズ探偵が犯人という展開もサプライズではあるのだが…十和田只人が単なる小物になってしまっているという展開はマイナス。総合的に見て,★3のデキ ○ サプライズ ★★★☆☆ シリーズ探偵を犯人にしたのだから,もっと驚かしてほしかった。それほど驚けなかったのは,十和田只人のキャラクターが変化し,小物だと感じてしまったからだろう。描き方次第ではもっと驚けたはず。もっと驚ければ評価も上がったのだが…。 ○ 熱中度 ★★☆☆☆ それなりに長い作品だが殺人は2つ。数学のうんちくなどで引き延ばしているが冗長に感じた。それほど熱中してよめなかった。 ○ インパクト ★★★★☆ 伽藍島と伽藍堂の2つが回るというトリックはインパクトがある。シリーズ探偵が犯人という点のインパクトはある。ただ,筆力がないために,そのインパクトを十二分に生かせていない。筆力がある島田荘司なんかが,このプロットで書いていたら傑作になっていたと思う。 ○ キャラクター ★★☆☆☆ 十和田忠人と善知鳥神のキャラクターがブレはじめている。宮司司と宮司百合子もイマイチキャラクターが定まらない。そのほかの人物は,相変わらずそれなりの学者が出ているが,天才だと感じられない描写。キャラクターの魅力はそれほどでもない。
レビューをもっと見る
※予約作品はカートに入りません
1~7件目 / 7件
謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー
新本格30周年記念アンソロジー刊行記念 ほとんど一編試し読み! 煙突館の実験的殺人 【周木律からの挑戦状】
ブラウザ試し読み
不死症
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
幻屍症 インビジブル
災厄
死者の雨―モヘンジョダロの墓標―
LOST 失覚探偵 (上)
「周木律」のこれもおすすめ一覧へ
1
2
3
4
5
6
7
「小説」ランキングの一覧へ
▲伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~ ページトップヘ