周木律のレビュー一覧

  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    堂シリーズ3作品目。

    全体的なスケールが壮大になった作品だと思います。

    トリックや動機など納得はできましたが、おぉそういう感じか…と個人的には可もなく不可もなくな内容でした。

    登場人物のキャラ立ちがしっかりしていて、シリーズとして好きな作品なので、これからも堂シリーズを読み進めて行こうと思います。

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    2024年09月08日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    本格ものとして楽しんでいた堂シリーズ。どうもヒューマンドラマになむてしまったらしい…。
    それはそれで興味深い展開になってはきたけども。
    ちょっと求めているものと違うような。
    依然として本格らしい意味不明な建物が出てくるのは面白いが、今回はほぼ推理してないし…。

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    2024年08月17日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    孤島という絶好のシチュエーション、本格ミステリらしい大胆な仕掛け、そこまでは非常に楽しめたのだが、やはり解決パートがいまひとつ…。
    やはりミステリを面白くするには、whoとwhyが重要と実感。そこが完全に無視された印象で残念。

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    2024年08月17日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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     堂シリーズ四作目。 前作のラストにて物語の重要パーソンになりうる数学者・藤衛が逆転無罪判決を受け出所、そこからの不穏流れが今作の事件にも漂っている。 十和田、善知鳥、宮司姉妹、それぞれの過去や因果を仄めかす本作は一つの事件としては勿論解決を施されたがシリーズ作としてはまだまだ先の見えない、寧ろ一層見えなくなってきたのが今回の伽藍堂での事件である。 

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    2024年03月19日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    放浪の数学者は天才数学者に招かれ山中の五覚堂へ。 そこで見せられたのは五覚堂で行われた殺人の記録。 すでに起きた事件に対して十和田が示す解とは・・・

    数学×理数×ミステリ。 今回は色々と解説もついてマイルドな出来ですね。 探偵役が直接現場に会さないタイプのミステリということである単純な事柄が隠蔽されていますがそれは読んでからのお楽しみということで。

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    2024年03月19日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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     放浪する数学者を求めて訪れたのは"双孔堂"、警察庁キャリアである宮司はそこで密室殺人が起き、容疑者として尋人である十和田只人が捕まってることを知る。 自分が犯人であると結論づける十和田、既に出された解を変えるには事件の'前提'を覆さなければ・・・ シリーズ第二作。

     流石屋敷に主眼を置いてるだけあって面白いトリックでしたね。 キャラも立ってきてるしいいシリーズになってきたんじゃないでしょうか?

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    2024年03月19日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ二作目。
    前作以上に数学蘊蓄がパワーアップ。
    全体の3割ぐらい数学の話してるため、どちらかというと文系の自分には頭の中にクエスチョンマークが駆け巡っていましたが、なんか読んでて楽しかったです。
    眼球堂に続き変な建物ですが、変で奇天烈な建物であればあるほど本格ミステリファンは喜ぶので(偏見)最高です。ただトリックは前作よりも劣るかな...
    そして最後にあの人も登場。やっぱり出てきた。
    森博嗣作品の某人みたいな感じになっていくんですかね?

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    2023年12月28日
  • 猫又お双と消えた令嬢

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    眼球堂を先に読んでるからか、物足りなさが。
    どちらかと言うと、ミステリー初心者向けなのかな?
    トリックも何となく分かったし。

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    2023年12月16日
  • ネメシス3

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    シリーズ3作目は周木律さん。堂シリーズの作者さんなので期待して読みました。「愛という事件のもとに」はお嬢様女子校で発生した自殺事件の調査をすることになったネメシスの面々のお話。「名探偵初めての敗北」は天才棋士のカンニング疑惑を調査するため、対局場にやってきたネメシスの面々が、密室殺人の現場に遭遇して…というお話。どちらも面白かったです。

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    2023年10月09日
  • 猫又お双と一本足の館

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    三部作の完結
    お双ちゃんは相変わらず可愛い…けど、これでシリーズを終えずに更なる展開を期待したいところなのだが

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    2023年09月14日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ2作目。小難しい数学の話が延々と続くパートも多い。一方で今回初登場の宮司兄妹が非常に良い味を出している。
    今後に繋がりそうな展開、そして数学と館ものをかけ合わせた今シリーズの方向性がある意味で明確になったと思う。読みながら「いや、これはわからん」と何度も挫けそうになりながら、良くわからないところは検索しながら読んでいった。
    ここまで数学についての記述が徹底していると、他のシリーズとは違う読後感もあった。
    シリーズ化に向けていろんな準備は整ったと思う。

    肝心のトリックはやはり1作目のほうが面白かったが、キャラクターはとても立っていた。
    ラストのどんでん返しも良いびっくりでした。

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    2023年08月25日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ2作目

    数学的な専門用語多出のため、かなり難解な点はあるがぶっちゃけ分からなくてもどうにかなる

    前作眼球堂と比べると奇想天外なトリックは抑え目だが十分に読み応えがある

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    2023年08月15日
  • 不死症

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    あまり読まないのですが作者さんが好きで珍しくゾンビものを。
    海外ドラマみたいな展開でどんでん返し!とはいきませんが普段読まないテイストの本だったので面白く読めました。
    周期さんの作品は読み進めれば進めるほどどんどんのめり込んでいく文章。軽く読み始めた作品でも最後には面白かったなぁと思えるので毎作品楽しみ♪
    読みやすくて内容もわかりやすい、深く考えなくていい作品なので重たい話を読んだ後の箸休めにオススメですね。

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    2023年07月28日
  • 不死症

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    またしても初めての作者さん

    とても読みやすく、分厚かったのにほぼ一気読みした
    これは完全にバイオハザード小説版

    これ系の作品ってよくある内容だから、どんだけ独創性が高いか楽しみだったんだが、まぁ弱かったなぁ…

    バイオホラーでも、医療ミステリーでもない中途半端な形に収まってしまったかな

    有意義な読書タイムをありがとうございました
    この読後感を噛み締めつつ

    久々にハイスピードで読むことができた
    マンガチックに読みたい人にはオススメ

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    2023年07月26日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    館ものミステリーを6名の作家が競うアンソロジー。
    本格もので短編ではあるけれど読み応えあり。
    ガラスの館や地下室が居室になっているもの、遊園地のアトラクションなど色々な「館」があって面白かった。

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    2023年06月06日
  • 災厄

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    四国で発生した、殆どの住民が死亡する事件。
    厚労省の斯波はウィルスによるものではないかと主張するが証拠が無いと一蹴され、国は生物兵器によるテロとして対策本部を立ち上げる。
    自説を捨てられない斯波は四国へ行き、原因を究明しようとする。

    2014年に5月に刊行されたと言うが、なかなかにタイムリーな本だ。
    ただ、彼の妻である歩美のエピソードは如何なものか。
    理想の女性のように描写されているが、とてもそうは思えない。
    かつて友人であった男との確執を書くなら、もっと軽く触れるだけで良かったのではないか。

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    2023年04月23日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    どんでん返し

    講談社の「どんでん返し」系のミステリーを試し読み出来る作品。
    この一覧、以前講談社の書評イベントで対象になっていた作品なので、その時にこれを知っていたらなお良かった。
    しかし、史上初の試し本なのか。
    流石は講談社と言うかなんと言うか。

    #怖い

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    2023年01月15日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    以下、印象的作品。
    ◆東川篤哉『陽奇館』。予想外の結末でびっくりしました。まさか探偵が死ぬなんて。
    ◆一肇『銀とクスノキ』。館はあくまで舞台装置という印象。(そういう意味では、澤村さんの作品の方がまさにその舞台って感じかな。)メインは一人の女の子の心を救うお話。罪善くんのキャラ良かったなー。
    ◆周木律『煙突館の実験的殺人』。一番びっくりしたのがこれ。急に世界が、スケールが大きくなったな。
    ◆六作共通して言えるのは、登場人物の名前が特徴的。あと、なぜ「白」なのかはよく分からない。

    唯一はまれなかったのが古野さんの『文化会館の殺人』。登場人物、特に探偵役の言葉使いとか、改行の感じとかかな~。その

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    2023年01月14日
  • 猫又お双と消えた令嬢

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    いつの間にか懐いた野良猫が猫又だったというので、ファンタジーぽい話が始まると思ったら、洋館を巡る本格的なミステリーになってしまう。あれれという感じ。うーん、猫又が出てくる意味があまりないよねえ。トリックもちょっと古臭いかな。

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    2022年12月06日
  • あしたの官僚

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    ネタバレ

    厚労省の30歳若手官僚の話
    肩書きは「係長」で部下がひとり。

    あれこれ兼務がかかっていて担当範囲が広い。

    部下をサボり癖と見ているので仕事が振れずに疲弊




    ●男社会で生き延びる女上司(課長補佐
    “ピリピリせずには仕事ができない。余裕がない。そんなの、裏を返せば能力がないことの証にしかならないだろう。
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    ●ポンコツ評価官(課長級)目田さん

    みなさんにとって、私は「ダメダメ」です。当然です。なぜなら、仕事は最小限しかやらないと決めているのですから。でも、それには理由があるのです。私はね、40半ばで身体をこわしたのです。

    身体を壊したって、組織が補償してくれるわけではありません

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    2022年11月13日