周木律のレビュー一覧
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終わり方、好きです。
久しぶりにゾンビ系の話が読みたくて表紙も魅力的だったので手に取りました。
肝心な情報を持ってる人が記憶喪失で、しかも初期の時点で既に生存者が少なすぎてこれ話続けられるのか?と思いました笑
そしてゾンビになる原因が微生物の研究によるもので、テロメアについて私自身仕事柄知識があったのですごくすんなり専門用語が入ってきました!
しかもゾンビ化が治ってめでたしめでたしかと思いきや、そこから第2弾の課題がでてきて結局主人公を追い詰める現実感が良かったです。
ラスト、泉があんな姿になって人々の前に現れた上で結末を迎えるのが清々しさもあって総理への復讐もできるという変にハッピーエンドに -
Posted by ブクログ
ネタバレ堂シリーズの最終巻。
全体のトリックが壮大で、現実的かどうかはおいても面白かった。
24年前に起こった連続殺人事件。それが再度、同じように人が殺されていく……。
しかも焼死や凍死をどのように実施したのか。
今までの堂シリーズであったことの集大成。動く島、水を使ったトリック。単発もののミステリであれば、面白かった!と文句なく言える。
ただ、これは堂シリーズ最終巻。それを加味すると、期待はずれだった箇所は多い。このシリーズを人に勧められるかと言ったら少し地微妙。
・黒幕がしょぼすぎる。動機も浅い。逆にこいつ凡人だろ。
・あれだけ数学のことをメインにしてるのに、藤衞の講義の中でリーマン定理の説明 -
Posted by ブクログ
ネタバレやけに数学の話をするな〜と思ったら、「前提を間違えると論理的には合っていても間違った結論に導かれる」というのを推理にも当てはめた作品。
探偵の言うことって無意識に信じてしまうけど、恣意的に与えられた前提を鵜呑みにしていないか?ということだよね
このあたりから、その作品自体の面白さはもちろんあるんだけど、シリーズ全体を通した謎に重きがおかれているように感じる。
リーマン定理は本当にあるのか?そのためには主人公も殺人に手を染めるのか……。
ていうか今回の建物が本当にやばい 水平方向の回転じゃなくて垂直方向っていいんだ……
確かに早贄にしようとしたより、上から落ちてきたみたいな姿勢だったけど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレあっという間に読み終えるくらい惹きつけられるものがあったし、展開運びも見事だった。
ただ、肝心のトリックがまさか「宝塚」とは。
伊藤計劃の「ハーモニー」は自分にとってバイブルのような作品であり、忘れられない作品となっている。
...からたぶん百合系ディストピアは嫌いじゃないんだけど、SFではかなり大事な「世界観」が薄口であまり魅力を感じられなかった。
そこをもう少し丁寧に作り込めていれば
名作が生まれたんじゃないか?...と思ったり。
ただ性別への先入観や、平和を維持する方法として突きつけてくる終盤のアプローチはこの作品ならではであり、斬新さも感じたので
あらすじでトリックが気になった人は一度 -
Posted by ブクログ
ネタバレ堂シリーズの最終話、数学とミステリー、私自身が好きなテーマであることから最後まで読み切ったが、余韻が残らない。
リーマン予想と言う最高級食材を出すなら、もっと良い料理をして欲しい。トリックもリーマン予想のアプローチとより密接に絡めて欲しかった。
トリックは断熱圧縮、断熱膨張となかなか面白かったが、島を動かすのは結構初期から勘付いていた。それも島を動かす=原点を動かす、ことがリーマン予想を解くためのアプローチ、というなら、このテーマ、とが結びついて腑に落ちたのだが。
数学が好きだからこそ、厳し目の評価になったのかもしれない。だが、前作の鏡面堂も館シリーズの暗黒館と被ることや、眼球堂の十和田 -