周木律のレビュー一覧

  • 暴走

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    ネタバレ

    化学工場で多数の死傷者を出した事故に立ち向かう、元刑事の警備員と現役刑事の奮闘劇。映画のようなストーリー展開とスピード感で、一気に読ませる一冊。
    ただし、面白かったというよりも“読みやすかった”ことが大きな理由かもしれない。この手のテーマは、1冊に収めるためにどうしても話の進行が強引に感じられる部分がある。ページ数を増やすか、上・中・下巻くらいに分けて書いてもらえると、さらに良かったのでは…と思ったりした。

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    2025年09月26日
  • WALL

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    絶望的な設定。
    政府のやり取りが良かった。頭の硬い老害ムーブかます人もいたりしてリアルだった。
    窮地に陥った時の人間ってこんなに醜くなるんだなと感じた一方、善意を持って助けてくれる人もいて、色んな姿を感じられた。
    ラストは綺麗におさまったなと思いました

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    2025年09月20日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    ネタバレ

    ずっと手元にあったけど、どう見ても理系ミステリーかつ面倒くさそうな館もの(勝手に丸い館なのかと思ってたらさすがに平面でした。窪みはあったけど。)なんだろうな〜気になるけど読むの時間かかりそうだな〜なんて思ってたけど、いざ読みはじめたら意外とスラスラ読めました。
    専門会話ちょいちょい斜め読みしてしまったが、それでもなかなか面白かった。
    「え、これで終わり?」って思った矢先にちゃんと後日談、種明かしも用意されていて納得。
    この先どう物語が続いていくのか気になります。

    個人的に、著者の「文庫版あとがき」にあった「普通だったらあり得ない建物を、想像力だけで創り上げるのだから、これが楽しくないわけがな

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    2025年09月18日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    今回はミステリというよりデスゲーム要素が強い。
    でも全員同じ道辿って死んでいく様子が書かれているだけなのであまり面白みは少ない。

    前回に引き続き、十和田が闇落ちしたままだし、船生や司をデスゲームに案内して結局全員死んでしまうし、もう……どうなっちゃってるんだ。
    何より主要人物でずっと出続けていた司があっけなく罠に嵌められて死んでしまったのがショックすぎる。
    最後の手紙を百合子が読んだシーンは泣いた。
    最後のスクランブルエッグ…

    でも川に流された時計がこんな短期間で百合子のもとに届けられるとか、ほんとに運良く百合子と神だけデスゲームから生還するとか、現実的でないところもあった。
    なんかやりき

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    2025年08月20日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    最初、表紙に書いてある奇妙な球の建築物が眼球堂だと思い込み、その名前も相まって手に取ったが、本当の舞台は皿だった。

    それはそうと、とても面白かった。何もかも騙された。読んでいる途中、犯人やトリックについて発想を膨らまさせて様々な可能性を考えたが、見事に全て外れた。作中でも言及されているが、先入観といったものがどれ程人の思考を狭めるのかを体感でき
    た。それは建築物の限界についてもそうだし、登場人物に対しても、文章に対してもそう思った。

    正直、中盤まで読んでいるときは失礼ながら月並みだと感じていたが、トリックと犯人が明かされる場面から終劇を迎えるまでが鮮やかで衝撃的で、それまでの感想は180度

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    2025年07月25日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作神の書、The Bookを探し求める者、放浪の数学者・十和田只人(とわだただひと)がジャーナリスト・陸奥藍子と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)の巨大にして奇怪な邸宅眼球堂だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館、メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!


    懐かしく思い出した。本格ミステリの潔さを。森博嗣

    放浪の数学者探偵、降臨!
    堂シリーズ文庫刊行開始!
    新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作

    神の書、The Book(ザ・ブック)を探し求める者、放浪の数学者・十和

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    2025年07月22日
  • 不死症

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    終わり方、好きです。
    久しぶりにゾンビ系の話が読みたくて表紙も魅力的だったので手に取りました。
    肝心な情報を持ってる人が記憶喪失で、しかも初期の時点で既に生存者が少なすぎてこれ話続けられるのか?と思いました笑
    そしてゾンビになる原因が微生物の研究によるもので、テロメアについて私自身仕事柄知識があったのですごくすんなり専門用語が入ってきました!
    しかもゾンビ化が治ってめでたしめでたしかと思いきや、そこから第2弾の課題がでてきて結局主人公を追い詰める現実感が良かったです。
    ラスト、泉があんな姿になって人々の前に現れた上で結末を迎えるのが清々しさもあって総理への復讐もできるという変にハッピーエンドに

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    2025年07月14日
  • 楽園のアダム

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    AIに管理される世界。ディストピア。
    ずっと違和感があって、あぁなるほどなって腑に落ちる部分もありつつ、壮大なテーマが思いのほかあっさりと収束した。

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    2025年07月14日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    堂シリーズの最終巻。
    全体のトリックが壮大で、現実的かどうかはおいても面白かった。
    24年前に起こった連続殺人事件。それが再度、同じように人が殺されていく……。
    しかも焼死や凍死をどのように実施したのか。
    今までの堂シリーズであったことの集大成。動く島、水を使ったトリック。単発もののミステリであれば、面白かった!と文句なく言える。


    ただ、これは堂シリーズ最終巻。それを加味すると、期待はずれだった箇所は多い。このシリーズを人に勧められるかと言ったら少し地微妙。
    ・黒幕がしょぼすぎる。動機も浅い。逆にこいつ凡人だろ。
    ・あれだけ数学のことをメインにしてるのに、藤衞の講義の中でリーマン定理の説明

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    2025年07月11日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

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    ネタバレ

    最終巻に向けて、手記から過去の事件を百合子が解き明かしていく。
    最初から、探偵役や黒幕や犯人が色々入れ替わっていて、そこが面白さでもあるんだろうけどキャラクターがぶれているように感じるのが気になる。
    神が意味深なこと言うけど、なんか薄っぺらいと言うか、厨二病と何が違うのか分からない。
    森博嗣先生はすごく刺さったんだけど、一歩違うとこんな感じなのかもしれない。

    ミステリとして、館に仕掛けられたトリックは面白かった。

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    2025年07月11日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    やけに数学の話をするな〜と思ったら、「前提を間違えると論理的には合っていても間違った結論に導かれる」というのを推理にも当てはめた作品。

    探偵の言うことって無意識に信じてしまうけど、恣意的に与えられた前提を鵜呑みにしていないか?ということだよね

    このあたりから、その作品自体の面白さはもちろんあるんだけど、シリーズ全体を通した謎に重きがおかれているように感じる。
    リーマン定理は本当にあるのか?そのためには主人公も殺人に手を染めるのか……。

    ていうか今回の建物が本当にやばい 水平方向の回転じゃなくて垂直方向っていいんだ……
    確かに早贄にしようとしたより、上から落ちてきたみたいな姿勢だったけど、

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    2025年07月05日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    最初に出てくる地図がめちゃくちゃ対称だから、実は五覚堂は2個あるみたいなオチなんだろうな〜と思ってたら、予想を超えてきた まだあるんかい
    あと建物の仕掛けがどんどんすごくなっていく そんな物理的に密室じゃないことあるんだ 動くんだ

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    2025年07月05日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    うーん、まぁまぁかな…。
    トリックが雑?大胆?な感じがして、あまりおーっ!とはならない。無理やりすぎる。
    これは個人的な好みの問題だが、そもそも数学にそこまで惹かれない。笑 というかよくわからない。
    登場人物もあまり魅力的に感じられず、この人たちの推理や人間模様をもっと見たい!とはならない。
    綾辻さんの館シリーズの方が洗練されているし読みごたえあるなと思ってしまった。

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    2025年07月03日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ第2作目。1作目が面白かったので。

    とはいえ、前作ほどの面白さやワクワク感、衝撃は薄かったかも。
    たぶん、あとがきでも書いてある通り、数学の話がすごく多かったことが原因だと思う。
    ただここでシリーズの肝となる宮司司と百合子ちゃんが登場する意味で、本作を読む意義はあると思った。

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    2025年06月28日
  • 楽園のアダム

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    あっという間に読み終えるくらい惹きつけられるものがあったし、展開運びも見事だった。
    ただ、肝心のトリックがまさか「宝塚」とは。
    伊藤計劃の「ハーモニー」は自分にとってバイブルのような作品であり、忘れられない作品となっている。
    ...からたぶん百合系ディストピアは嫌いじゃないんだけど、SFではかなり大事な「世界観」が薄口であまり魅力を感じられなかった。
    そこをもう少し丁寧に作り込めていれば
    名作が生まれたんじゃないか?...と思ったり。
    ただ性別への先入観や、平和を維持する方法として突きつけてくる終盤のアプローチはこの作品ならではであり、斬新さも感じたので
    あらすじでトリックが気になった人は一度

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    2025年06月23日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    ネタバレ

    堂シリーズの最終話、数学とミステリー、私自身が好きなテーマであることから最後まで読み切ったが、余韻が残らない。

    リーマン予想と言う最高級食材を出すなら、もっと良い料理をして欲しい。トリックもリーマン予想のアプローチとより密接に絡めて欲しかった。

    トリックは断熱圧縮、断熱膨張となかなか面白かったが、島を動かすのは結構初期から勘付いていた。それも島を動かす=原点を動かす、ことがリーマン予想を解くためのアプローチ、というなら、このテーマ、とが結びついて腑に落ちたのだが。

    数学が好きだからこそ、厳し目の評価になったのかもしれない。だが、前作の鏡面堂も館シリーズの暗黒館と被ることや、眼球堂の十和田

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    2025年05月11日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    堂シリーズ第四弾。シリーズ当初よりだいぶ読みやすくなった。大胆な仕掛けで驚きもあるが、疑問点も多い。瞬間移動トリックがこの作品の目玉である。

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    2025年04月25日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    6名の作家のアンソロジー
    読んだ事ある人、名前だけ知ってる人、存じ上げなかった人混じってる

    それぞれに良さはあったと思う。

    私は一肇さん(この度知った)の作品が興味深かった。決して登場人物の名前の独特さから思った訳ではない。
    青春小説と本格ミステリの融合と感じた。

    アンソロジーは新しい作家発掘にとても良いなーと、改めて感じた。

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    2025年04月14日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    堂シリーズ第3弾。過去作はイマイチな評価だったけど、建物が主軸な話でまた手に取ってしまう。過去作よりもかなり読みやすくて構成も良かったけど、建物の魅力がどんどん薄れてきた気がする。

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    2025年03月30日
  • WALL

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    一気読み!やっぱりSF小説は面白い。SFディザスターという、私の好きジャンル掛け合わせた話。映画化しそう。

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    2025年03月17日