周木律のレビュー一覧

  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

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    最終巻に向けて、手記から過去の事件を百合子が解き明かしていく。
    最初から、探偵役や黒幕や犯人が色々入れ替わっていて、そこが面白さでもあるんだろうけどキャラクターがぶれているように感じるのが気になる。
    神が意味深なこと言うけど、なんか薄っぺらいと言うか、厨二病と何が違うのか分からない。
    森博嗣先生はすごく刺さったんだけど、一歩違うとこんな感じなのかもしれない。

    ミステリとして、館に仕掛けられたトリックは面白かった。

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    2025年07月11日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    やけに数学の話をするな〜と思ったら、「前提を間違えると論理的には合っていても間違った結論に導かれる」というのを推理にも当てはめた作品。

    探偵の言うことって無意識に信じてしまうけど、恣意的に与えられた前提を鵜呑みにしていないか?ということだよね

    このあたりから、その作品自体の面白さはもちろんあるんだけど、シリーズ全体を通した謎に重きがおかれているように感じる。
    リーマン定理は本当にあるのか?そのためには主人公も殺人に手を染めるのか……。

    ていうか今回の建物が本当にやばい 水平方向の回転じゃなくて垂直方向っていいんだ……
    確かに早贄にしようとしたより、上から落ちてきたみたいな姿勢だったけど、

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    2025年07月05日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    最初に出てくる地図がめちゃくちゃ対称だから、実は五覚堂は2個あるみたいなオチなんだろうな〜と思ってたら、予想を超えてきた まだあるんかい
    あと建物の仕掛けがどんどんすごくなっていく そんな物理的に密室じゃないことあるんだ 動くんだ

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    2025年07月05日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    うーん、まぁまぁかな…。
    トリックが雑?大胆?な感じがして、あまりおーっ!とはならない。無理やりすぎる。
    これは個人的な好みの問題だが、そもそも数学にそこまで惹かれない。笑 というかよくわからない。
    登場人物もあまり魅力的に感じられず、この人たちの推理や人間模様をもっと見たい!とはならない。
    綾辻さんの館シリーズの方が洗練されているし読みごたえあるなと思ってしまった。

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    2025年07月03日
  • 双孔堂の殺人 ~Double Torus~

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    堂シリーズ第2作目。1作目が面白かったので。

    とはいえ、前作ほどの面白さやワクワク感、衝撃は薄かったかも。
    たぶん、あとがきでも書いてある通り、数学の話がすごく多かったことが原因だと思う。
    ただここでシリーズの肝となる宮司司と百合子ちゃんが登場する意味で、本作を読む意義はあると思った。

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    2025年06月28日
  • 楽園のアダム

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    あっという間に読み終えるくらい惹きつけられるものがあったし、展開運びも見事だった。
    ただ、肝心のトリックがまさか「宝塚」とは。
    伊藤計劃の「ハーモニー」は自分にとってバイブルのような作品であり、忘れられない作品となっている。
    ...からたぶん百合系ディストピアは嫌いじゃないんだけど、SFではかなり大事な「世界観」が薄口であまり魅力を感じられなかった。
    そこをもう少し丁寧に作り込めていれば
    名作が生まれたんじゃないか?...と思ったり。
    ただ性別への先入観や、平和を維持する方法として突きつけてくる終盤のアプローチはこの作品ならではであり、斬新さも感じたので
    あらすじでトリックが気になった人は一度

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    2025年06月23日
  • 大聖堂の殺人 ~The Books~

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    堂シリーズの最終話、数学とミステリー、私自身が好きなテーマであることから最後まで読み切ったが、余韻が残らない。

    リーマン予想と言う最高級食材を出すなら、もっと良い料理をして欲しい。トリックもリーマン予想のアプローチとより密接に絡めて欲しかった。

    トリックは断熱圧縮、断熱膨張となかなか面白かったが、島を動かすのは結構初期から勘付いていた。それも島を動かす=原点を動かす、ことがリーマン予想を解くためのアプローチ、というなら、このテーマ、とが結びついて腑に落ちたのだが。

    数学が好きだからこそ、厳し目の評価になったのかもしれない。だが、前作の鏡面堂も館シリーズの暗黒館と被ることや、眼球堂の十和田

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    2025年05月11日
  • 伽藍堂の殺人 ~Banach-Tarski Paradox~

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    堂シリーズ第四弾。シリーズ当初よりだいぶ読みやすくなった。大胆な仕掛けで驚きもあるが、疑問点も多い。瞬間移動トリックがこの作品の目玉である。

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    2025年04月25日
  • 謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー

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    6名の作家のアンソロジー
    読んだ事ある人、名前だけ知ってる人、存じ上げなかった人混じってる

    それぞれに良さはあったと思う。

    私は一肇さん(この度知った)の作品が興味深かった。決して登場人物の名前の独特さから思った訳ではない。
    青春小説と本格ミステリの融合と感じた。

    アンソロジーは新しい作家発掘にとても良いなーと、改めて感じた。

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    2025年04月14日
  • 五覚堂の殺人 ~Burning Ship~

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    堂シリーズ第3弾。過去作はイマイチな評価だったけど、建物が主軸な話でまた手に取ってしまう。過去作よりもかなり読みやすくて構成も良かったけど、建物の魅力がどんどん薄れてきた気がする。

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    2025年03月30日
  • WALL

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    一気読み!やっぱりSF小説は面白い。SFディザスターという、私の好きジャンル掛け合わせた話。映画化しそう。

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    2025年03月17日
  • 災厄

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    官僚と政治家、省庁間の陣取り合戦。
    問題解決に協力し合わない様は人間らしい。

    パンデミックも見方を変えれば自然のテロ。目的はただの生存のための結果なのかもしれないが。

    コロナと対比しながら、似ているところと違うところを比較しながら読むと、リアルなイメージがより湧いてきます。

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    2025年03月15日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    ミステリーかと思って読み進めた。本著はミステリーを求め読むものではない。しかし、堂シリーズとして必要不可避の作品であることに加え、きっちり堂シリーズの醍醐味もある。面白かった。予想とは違う内容だったが、エンタメ小説としてとても楽しめるものだった。

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    2025年01月21日
  • 教会堂の殺人 ~Game Theory~

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    ネタバレ

    シリーズの前作までと比べて、ミステリー感が薄れ、デスゲームのような趣のストーリーでした。
    単発で読んでしまうと、ウ~ンという感じがあります。血の通ってたキャラクターがミキサーに放り込まれてしまったというか。
    もうちょっと協力戦というか、どうにもできない悲しいやりとりが登場人物間で対面であったりすると、本作単品でもっと震えるんでしょうけど、それがあるとドキドキしてページ捲れなくなったかも。

    シリーズ終盤に向けては前作に続き大きな転換となってるので、最後まで一気に読もう、読み切ってしまいましょう。

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    2025年01月11日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    3.5くらい!
    幾何学的トリックおもろしでした。
    howに特に焦点を当てていて、who、whyに力を入れてなかったのが若干残念かも。
    日常会話にゴリ押しで理系知識が入れ込まれ違和感あったかも。

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    2025年01月06日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    数学ミステリという評判で読んでみたけど、いい意味で裏切られた
    キャラも立ってるし、(伏線)もしっかり回収されて館ものとしての面白さもあるから読後はスッキリした
    常識(公理)が前提な世界に「ホワイ」をぶつけていくことが大切なんだろうな

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    2025年01月03日
  • 眼球堂の殺人 ~The Book~

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    この作者のデビュー作にして最大のヒット作ということで、評判に違わぬ面白さ。
    どんでん返し部分は、ちょっと読めちゃった。

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    2024年12月30日
  • 鏡面堂の殺人 ~Theory of Relativity~

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    まあ、普通に好きだなあ。
    手記による過去やこのシリーズ特有の仕掛けなどいいですね。

    2752冊
    今年191冊目

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    2024年12月09日
  • WALL

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    頭の硬いオジサン達にはイラッとしたけど、原発で頑張るオジサン達は格好良かった!

    危機に直面したときに自分はどんな人間になってしまうのか…善人でありたいけど守るものがあると違ってくるかもな…。

    個人的にはお父さんの頑張りに胸が熱くなった。待ってる娘も心細かっただろうなぁ。

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    2024年10月31日
  • 不死症

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    とある研究所で起こった爆発事故。そこから生還した主人公は記憶を失っていた。生き残った仲間と共に脱出を試みるが、無表情で凶暴化した人間が襲ってくる。

    ゾンビ映画のようなバイオホラー。なかなかにえぐい描写やアクション映画のようなハラハラするシーンが多かった。怖いのが大丈夫な人向け。でもただのホラーではなく、後半は真実が明らかになったり、予想外の展開になったりして面白かった。

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    2024年09月16日