周木律のレビュー一覧
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ネタバレ表紙買いした一冊だったが、思わず一気読み。不老不死の研究から不慮の事故でアンデッドがうまれる。不老不死の研究をした主人公(泉夏樹)が発見した原虫を捕食する菌によってアンデッドから解放されるも、その副作用として現れたのは破滅的な老化。完全な袋小路にはまった夏樹は自ら研究所ごと爆破し、全てを清算しようとするも、奇跡的に助かるが、代償として記憶を無くしていた。そこから始まる物語は同じ研究所で働く黒崎信との共同で生き延びようと闘うも信もアンデッドから原虫に感染する。少しずつ過去の記憶を取り戻しながら信を助けようと試みるも、記憶が完全に蘇っていない夏樹は破滅的な老化という副作用に気づかずにワクチンである
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森園アリスにカラチのトリスタン・ヒュウガ博士から写真撮影の依頼があったことが物語の端緒だが、何ともスケールがでかい.カラチでヒュウガ博士がなくなったことを聞かされ、コウ博士と妻メアリとモヘンジョダロのヒュウガ博士の研究室を尋ねるが手掛かりはなし.アリスの恩師光永博士もヒュウガ博士の次の日になくなった.その日にフランク・チャン博士、ヴィシャル・クマール・ナラヤナン師、カルラ・ザノッティ博士も死んでいることが判明.コウ博士とアリスが調査を開始し関空に降り立ち、一石豊に再会、アリスたちは光永研究室に出かけると、途中で一石に再度会う.木島神社の三柱鳥居で光永博士の遺体が発見されたが、女性が関わったいた
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まだまだ暑いので、
何か涼しげな?本を読みたいと思って選びました。
表紙だけでもゾクゾクする~。
山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。
そこで、研究をしていた夏樹は一命をとりとめたが、
爆発のショックで記憶を失ってしまった。
まともに生き残った仲間は、夏木を含め数人、
他の人々は、ゾンビのように恐ろしい人間に変化し、
理性を失い、人肉を食いむさぼる・・・
なぜ、こんなことになってしまったのか?
夏樹は、何の研究をしていたのか?
徐々に記憶を取り戻していくうちに、
すべては自分の責任だと気づく・・・
最初から、何が起こるか緊張の連続で、
二転三 -
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新本格30周年を記念して作られた「館」をテーマにしたミステリアンソロジー。もうそれだけで踊りだしたくなるほど嬉しいのですよ。
執筆陣は東川篤哉、一肇、古野まほろ、青崎有吾、周木律、澤村伊智と比較的新しめの作家が集まっています。新本格何世代になるのでしょうね。感覚的に孫曾孫世代という感じですが。
新本格らしい要素がそれぞれに込められています。奇矯な探偵、思い切った設定、大胆なトリック、遊び心に富んだパズルゲーム、一発ネタ的な大どんでん返し、などなど。そうそう新本格黎明期にどんどんガンガン投げつけられたあの感覚がよみがえります。
ひとつひとつの力が弱くともその組み合わせで読ませるものもあります。 -
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ネタバレ 購入済み
猫又お双と一本足の館
前巻までのように、謎解きのお話しが中心だと思っていたので、お双の仲間が出て来て驚きました。謎解きもありましたが、それよりもお双と隆一郎の関係に、興味を惹かれました。
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いよいよ物語は佳境に。残すところ二つの事件と、残された二つの感覚。すべての感覚を失っても、それでも探偵は推理を続けようとするのか……でもまったくと言っていいほどに悲愴さを感じさせない六元の姿は凛々しくも悲しい気がして。
今までの事件にある共通点には気づいていたので、黒幕登場後の真相にはさほど驚かない……と思ったのは、勘違いでした。むしろこれで解決、と気を抜いていたので驚きもひとしお。え、何その展開。そんなのってあり!? そして綿密に張られていた伏線に脱帽です。
そして、戦争によって失われたものの重さも感じさせられる物語でした。なるほど、だからこそこの時代設定だったのですね。 -
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普段アンソロジーなんぞには手を出さない性分ではあるのだが、創刊以来のお付き合いであるタイガであり、お気に入りの作家も複数参加しているということで、購入に至る。
東川篤哉「陽奇館(仮)の密室」・・・ユーモアミステリの覇道を往きながら、ユーモアミステリらしからぬオチ。
一肇「銀とクスノキ」・・・青春叙述ミステリ。
古野まほろ「文化会館の殺人」・・・臨床真実士ユイカ登場。素晴らしいの一言。
青崎有吾「噤ヶ森の硝子屋敷」・・・著者らしいの一言。
周木律「煙突館の実験的殺人」・・・著者の真骨頂。
澤村伊智・・・「わたしのミステリーパレス」・・・知らないお人。