周木律のレビュー一覧
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先日BOOKOFFでゲットしたこちら。この装丁に魅了された。周木律さん。ちょいちょいお見かけしていたが読んだのは初めて。なんとなく怪しげで自分好みかなと勝手に妄想。
不死症とは読んで字のごとく、死なない症状なのである。いわゆるゾンビものかなぁと。五十嵐貴久さんのBITERを思い出す。内閣総理大臣も出てくるし。山奥にある研究施設で爆発が起こった。記憶を失くした泉夏樹は生き残った者たちと脱出を試みるのだが、そこには狂暴化した無表情なアンデッドが…。
なかなか面白かったけど、まぁありきたり。まぁ軽め。まぁ最後の方の展開が意外で楽しめた。表紙が素晴らしすぎた。 -
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過重な労働を強いられる若手官僚の現場をリアルに描き出し、起伏に富むストーリーに仕立てた官僚小説。
主人公・松瀬尊は30歳の厚労省キャリア技官。小説「官僚たちの夏」に憧れ念願の官僚となったが、その実態は深夜までの残業に追われるブラック企業顔負けの現場だった。
ゆとり世代で無責任、能力不足なノンキャリの後輩、パワハラすれすれの女性直属上司、キャリアだが、定年間近のヤル気なし先輩に囲まれ、仕事が集中、孤軍奮闘の毎日。
国会議員からの突き上げ、関係省庁との板挟み、国民からの苦情電話に忙殺され苦悶する日が続いていた。
そんな松瀬に降りかかったのは新潟県で発生した謎の公害病への対処という厄介な問題。地元選 -
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天才建築学者がつくった異様な建物の中で起こる異様な殺人事件の数々。「堂」シリーズの1作目。放浪の数学者、十和田只人による謎解きやいかに!? 天才建築家、驫木燿(とどろきよう)が建てた眼球堂。山の中腹に建っており、上から見たらデカイ目。黒目のところが居住部分。白目のところにいろんな形の柱が立っている。そして登場人物は、各界の一流の学者たちだ。そして連続殺人事件が始まる。
舞台も登場人物も非現実的なので、そのような設定がお好きな方にはオススメである。人によってはアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や名探偵コナンを連想するかもしれない。
放浪の数学者、十和田只人(ただひと)が謎解 -
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「館」をテーマにした6名の作家による書き下ろしアンソロジー。
東川篤哉『陽奇館(仮)の密室』
キャラというかギャグ?のテイストにあまり付いていけない。終わり方は短編ならでは、で面白いと思う。
一肇『銀とクスノキ ~青髭館殺人事件~』
この本の中で罪善くんのキャラが一番好きかも。ミステリーとしてあのオチは何でもアリになるのであまり好きじゃないかな。
古野まほろ『文化会館の殺人 ――Dのディスパリシオン』
手記から読み解く謎とお耽美な空気感。
青崎有吾『噤ヶ森の硝子屋敷』
ラノベにありそうな個性の強いキャラ。全部硝子でそんな風になるのかとか想像がし辛かった。
周木 律『煙突館の実験的殺人 -
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ネタバレ○ 総合評価
永らく続いた「堂」シリーズのトリを飾る作品。黒幕的存在である藤衛と善知鳥神,宮司百合子の対決が描かれる。
大きなテーマになっているのは「リーマン予想」。リーマン予想が数学上の重要な未解決問題であることは間違いないが,このシリーズの中では,リーマン予想の解を知ることが神に近い存在になることであり,藤衛はその解を知っている。藤衛は,リーマン予想の解に近づく数学者を殺害しており,十和田只人は,藤衛からリーマン予想の解を聞くために,シリーズにおける「探偵役」の地位を捨て,藤衛側に付いて藤衛の犯罪に手を貸している。
ということなのだが,リーマン予想の解を知れば神に近い存在になるという -
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ネタバレ○ 総合評価
シリーズ6作目。あとがきによると5作目の教会堂の殺人を書いたあと,しばらく続編が出ず,3年半近くの期間があいてこの作品が出たとのこと。時間軸でいうと,眼球堂の殺人よりはるか前。シリーズの重要人物である建築家の沼四郎が,黒幕である藤衛に挑戦した事件という位置付けとなっている。
物語の構造としては,沼四郎が数学者の久須川剛太郎と料理人である村岡幸秀の二人を協力者として,藤衛に殺人劇で挑戦をしようとしていた。沼四郎が鏡面堂に仕掛けたトリックは,焦点の合わないスコープをコンタクトレンズを利用して使えるようにするというもの,楕球が2つの焦点を持つという性質を利用して,光を集めて照明にし -
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ネタバレ○ 総合評価
今作は,これまでの4作とは,かなりテイストが変わった作品になっている。本格ミステリ要素は無く,いわゆる「デスゲーム」をテーマにした小説になっている。
ゲーム理論を扱っており,舞台となる教会堂は,訪れた人を閉じ込め,次に訪れる人を殺すか,自分を殺すかの二者択一を迫る。教会堂が持つ「回転」は輪廻。次から次へと訪れた人が死んでいく。
教会堂を訪れた小角田という数学者,脇という記者(この2名は,前作,伽藍堂の殺人にも登場),船生警部補,毒島,宮司司は,教会堂の輪廻にはまり,二者択一で自分の死を選択して死亡する。
善知鳥神と宮司百合子は死を免れる。教会堂があるY山は活火山。そのY山