あらすじ
パキスタン・カラチで非業の死を遂げた人工知能学者のヒュウガ博士。そして、同時期に世界各地で発見された四博士の不可解な死体。連続死との関係、そして、博士が遺した「アトラスの謎」の真相とは? 京都、シンガポール、イタリア、インドを舞台に完全記憶を持つ孤高の天才数学者、一石豊が人類最大の秘密を暴く!
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Posted by ブクログ
モヘンジョダロ、インダス、アトランティスと広大な文明の解釈や原子炉にまで発展。スケールが大きすぎて、そしてこれまでアトランティスが海底に沈んだことしか知識になかったので新たな解釈かどうかは分からないが他国の謎に触れて読み応え充分だった。ミステリーはこういうストーリーが知識も増えるので読んでいて充足した時間を共に過ごせたと満足。
また再読したい一冊。
Posted by ブクログ
森園アリスにカラチのトリスタン・ヒュウガ博士から写真撮影の依頼があったことが物語の端緒だが、何ともスケールがでかい.カラチでヒュウガ博士がなくなったことを聞かされ、コウ博士と妻メアリとモヘンジョダロのヒュウガ博士の研究室を尋ねるが手掛かりはなし.アリスの恩師光永博士もヒュウガ博士の次の日になくなった.その日にフランク・チャン博士、ヴィシャル・クマール・ナラヤナン師、カルラ・ザノッティ博士も死んでいることが判明.コウ博士とアリスが調査を開始し関空に降り立ち、一石豊に再会、アリスたちは光永研究室に出かけると、途中で一石に再度会う.木島神社の三柱鳥居で光永博士の遺体が発見されたが、女性が関わったいたことが判明、シンガポールにチャン博士を尋ねるアリスらはまた一石と再会.クルーザー上で自動銛の喉を突き抜かれた死亡していたチャン博士だが、沖合で回りにはなにもない状況.イタリアのバーリ大学でなくなったザノッティ博士はダイイングメッセージを残していた.ここにも一石が登場.一石がメッセージをイゾッタ・アイムと解読.インドのナラヤナン師の棲み処を出たところで一行が何者かに拉致される.冷静な一石の機転で難を逃れた一行はカラチに戻った.ここから、一石推論に展開される.実にユニークだし、インダス文明の歴史的事象もふくめた考え方には感心した、ヒュウガ博士以外の殺人犯はすんなりと判明.ヒュウガ博士の死亡原因と推定される事象は世界的な大きな問題となることが封印.