藤原正彦のレビュー一覧

  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    本屋に立ち寄って書架を眺めるのはとてもワクワクする。本屋、読書の話かと思いきや、海外に滞在された経験から、予想以上に広い話に発展して得した気分。日本の学校教育において、交ぜ書きではなくルビ打ちを提唱されている点には大いに賛同する。岡潔先生の著作の話から、一般に、意味がなく排除すべきと思われている「情緒」が重要だという点は、山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』と似ている。

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    2020年10月03日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    「電子書籍では、本に染み付いた思い出が甦らない」と著者は言う。確かにそうだ。
    スマートフォンは「眼に見えないもの」を大切にすること、「この世界にはまだまだ自分の知らないことがある」という謙虚さ、紙のにおい、質感、重量、字体の微妙な違い、行間の間、次の句までの一拍などは一切省かれてしまう。知らないうちに。
    とりあえず、スマートフォンの使用目的を「時間管理」「連絡」とに絞りこみ、snsアプリ、オンラインストアアプリ、ゲームアプリは削除することにした。またインストールしてしまうだろうけれど…。

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    2020年08月20日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    教養とは、実利とは縁遠い役に立たない精神性の総体で、目先の利益は齎さないが、心の奥底に効くもの。教養がなければ大局観は磨けない。その教養を磨くには読書しかないという著者の自論が熱く語られている。

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    2020年08月17日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    読書習慣の喪失による国語力の低下の弊害を嘆き、子供期の読書を推進する本。思想の強めな表現も散見されるが、メッセージには説得力があり読書の重要性を再認識できた。
    対話形式ではあるが、インタビュアーは多くを語らず、著者の言葉が多いためわかりやすかった。

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    2020年07月20日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    教員時代、ベテランの先生方から教わったことと同じことが書かれてあった
    読書力は大切で、読書が習慣になるよう、学校で取り組んできた
    しかし、最近の学校はベテラン教員がほぼおらず、20代の先生たちがほとんどで、指導を深めることができていない
    それが子どもたちに大きく影響している
    外国の教育方法を取り入れる考えに、私も違和感があった
    なぜなら、ベテランの先生方の指導法の方が優れているから

    「読み・書き・計算」

    これがやはり学習の基本であると、経験を通して思う


    インターネットと紙の本の両方を上手に扱えるなら、私はどちらも利用したら良いと思う
    しかし、目につくところに本を置くのがよい、というのは

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    2020年07月15日
  • 日本人の誇り

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    国家の品格からの流れの本と感じた。

    ペリー来航からの100年戦争について書いてある。その中で太平洋戦争後のGHQや日教組などの働きで日本人が自分達に誇りを持てなくなっていることに警鐘を鳴らされている。

    自分の国に誇りを持てなくなったら寂しい限りだが、自分を振り返っても思惑通りに戦争当時の日本に対して恥じるところを持っていたと感じる。

    自分達の子供達にも日本に誇りを持ってもらいたいし、日本人であることに自信を持ってもらいたいと改めて感じた。

    何も恥じることはない。中国や韓国の言いがかりに近いことを真に受けていてはダメだ。よっぽど彼らの方が、当時のことを言いながら、恥ずべく事をやっている。

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    2020年07月15日
  • 心は孤独な数学者

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    偉大な数学者ゆかりの地を巡りながら彼らの人生に思いを馳せる物語。メインストーリーに登場する天才数学者たちもさることながら、出自や職業に関係なく天才を天才と正当に評価して処遇した数学者たちも同様に素晴らしいと感じた。

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    2020年06月20日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    スマホのために読書の時間が奪われ、それが原因でOECDの読解力調査で最下位になる。
    教育の中に読書の時間を組み込むことが大切だと筆者は考える。
    論理よりも情緒が大切。論理は出発点が間違えば、全てが破綻するから。情緒は大局観を養う。
    移民の受け入れには反対。

    出発点として情緒を養うことは大切だと思います。その上で論理的思考があれば、鬼に金棒ではと思いました。本を読むことは強制されてするべきことではないと思います。行動と検証があって、読んだ内容も身に付くのでは。
    この人の論調は嫌いではないです。政治や外交も根なし草のない追従の状態が続けば国益を失うことも分かります。本を読むだけで、それが払拭され

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    2020年06月07日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    国語力が全て、ここに尽きるとの一貫した語り口は、安穏と何の思考も無く暮らしている私には気付きが多い。

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    2020年05月09日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    学問をするはずの大学生ですら多くは本を読まないという現実。読書、教養が国の未来を支える。ネットの時代だからこその本屋と紙の本の重要性を、日本の教育行政の問題点も含めて語る。

    数学者として著名な筆者また海外経験も豊富なだけに教育に関する提言は説得力がある。小学生からの英語教育には強く反対。それよりも何より子供の頃から大人までの読書、それに基づく教養の重要性を説く。

    筆者の他の本でも主張しているが新自由主義とグローバル化には強く反対している。効率重視で日本古来の良きものが多く失われているという。

    筆者のユーモアを交えつつも過激な主張は、案外藩閥を持つ人も多いようである。それもまた筆者の望むと

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    2020年04月19日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    『国家の品格』『遥かなるケンブリッジ』以来、久しぶりの藤原さんの著書。歯切れがいい語り口で読書の意義を力説していて、町の本屋を守ることは国を守ることだと語りかける。私も出張や旅行で訪れる場所で、本屋を探してついつい覗いてみている。扱う書籍も本屋それぞれ個性的で、気に入った本屋もいくつかあり、今度訪れたときに再訪をしたいと思っている。そんな本屋が再訪時に無くなっていたらやっぱり悲しい気持ちになる。
    今日から、新型コロナウィルス感染症対策の一環で緊急事態宣言下の生活が始まる。5月6日まで、臨時休業する本屋もあるのでしょう。この困難を乗り切ってまた多くの読書家を楽しませてほしいなぁ。

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    2020年04月08日
  • 日本人の誇り

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    <本の紹介>
    危機に立たされた日本は、今こそ「自立」と「誇り」を回復するために何をすべきなのか? 『国家の品格』の著者による渾身の提言。

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    2020年01月07日
  • 若き数学者のアメリカ

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    情緒溢れる感性。最終章の、日本的な感性を維持することがアメリカに融け込む方法、というのが印象的だった。

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    2019年12月29日
  • 若き数学者のアメリカ

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    若さが伴う躍動感感じる紀行文。アメリカ人になめられないぞという気負いから、2年後のアメリカ人を見る目が変わるまで、結果自らが大きく成長した証が印象的。子供たちとの微笑ましい交流を叙述したのも効果的。2019.12.15

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    2019年12月15日
  • 国家と教養(新潮新書)

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    ネタバレ

    ギリシア・ローマ文化をスタートとした「教養」というものと国家がどう付き合い、またその付き合い方により国家がどのような運命を辿ったか、主にドイツやイギリス、アメリカ、そして日本といった国を中心に論じている。
    ここでは教養プラス「ユーモア」を大切にしているイギリスが教養とうまく付き合っているとされている。それについては学の浅い私には正誤はわかりかねるが、頭でっかちにならずにユーモアを大切にすることの必要性は同感である。
    この本で私が一番納得したのは、民主主義の欠点をズバリついているところ。つまり大衆が政治に参加するためには大衆にも「教養」が必要であるが、現代の民主主義は経済性や効率性ばかりに目が行

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    2019年11月26日
  • 世にも美しい数学入門

    匿名

    購入済み

     数学の美しさを、小川洋子が質問者となり、藤原正彦が述べている。小学校、中学、高校と習ってきた数学の美しさというものを改めて気付かされた。高校数学レベルの詳しい解読署を読みたくなった。
     オイラーの定理とかπの話とかとても興味深い。

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    2019年11月27日
  • 国家と教養(新潮新書)

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    ネタバレ

    ものすごく単純な解釈をすれば、リテラシーを高めるために本を読んで教養を身につけようという内容。
    藤原先生はロマンチストに見えますね。

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    2019年11月14日
  • 名著講義

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    著者が指定する本(主に岩波文庫)を題材に学生たちとディスカッションしていく様子をまとめた本です。
    著者の数学者としての活動についてはわからないのですが、知識量と言葉の選び方に関しては素晴らしいと思いました。
    また、学生たちの純粋な疑問や感想も新鮮さが溢れており、この本自体に堅苦しさをなくす効果が出ているようです。

    ただ一つ気になるのは、何かに付けて「かつての日本人は素晴らしかった。それに比べて今の日本人は…」のような話の展開に持っていこうとするのが残念でした。
    日本が西欧の自由主義を積極的に取り入れたせいで、日本人はだめになった(もしくはだめになりつつある)と述べていますが、西欧というのも幅

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    2019年10月17日
  • 祖国とは国語

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    この本は三部構成でなっており、著者が様々な本で展開している持論がメインである”国語教育絶対論”、ショートエッセイ集の”いじわるにも程がある”、母親でもある藤原ていさんと家族で中国を訪れた際の”満州再訪記”からなる。

    どの文章にも時折ユーモアが含まれていて、小気味よく読み進めていくことができる。

    ””藤原正彦いわく、ユーモアは”理屈一本ではないことを示すため、または進まないための自己抑制のため”に必要なこと””

    国語教育絶対論では、期待していた国語の必要性のさらなる理解をまた一歩進めることができたとは思うが、再度頭の中で整理はしていきたい。人に説明できるくらいには。

    満州再訪記も読みごた

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    2019年10月13日
  • 日本人の誇り

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    現代の価値観で過去をはかって計ってはいかんな。
    日本近現代史における戦争を考える際、ペリー来航の1853年から米軍の占領が公式に終わるサンフランシスコ講和条約発効の1952年までを百年戦争とする。
    四隻の黒船から、日本が曲がりなりにも自力で歩き始めるまでを百年戦争とみる、か。
    しかし、拗らせ始めたのは日露戦争後ではなかろうか。
    日本は平安時代には350年、江戸時代には250年間の完全平和を貫くという偉業をなしている。
    戦争は決して褒められたものではないが、日本の百年戦争によって、アジアを食い物にしてきた白人勢力に小さな島国日本が果敢に立ち向かう勇姿を見て近隣アジア諸国は奮い立ったのも事実。

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    2019年07月13日