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Posted by ブクログ 2022年12月15日
「小学校における教科間の重要度は、一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数、あとは十以下」の有名なフレーズが全てを物語っている。国語学者ではない、数学者の言葉であることに説得力がある。この本が世に出て20年近くなる現在においても何ら状況が変わっていないことに強い危機感というか、絶望感に近いものを覚...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月28日
「祖国とは国語」藤原正彦 (3周目)
以下たそ解釈
・国語教育は現代日本にとって緊急かつ最優先の事項である
↓
・国語以外での他教科での思考・論理もそもそも母国語の言語をもとにしている
↓
・その土台である国語、つまり語彙や情緒といったものが貧弱であるとそもそも全ての思考に影響を及ぼす
・いくら...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
数学者にして文筆家、そして新田次郎と藤原ていの息子である藤原正彦の、2000~2003年に朝日新聞、産経新聞等に掲載されたエッセイをまとめたものである。
うち約半分が、持論の「国語教育絶対論」を熱く語ったものであるが、斎藤孝があとがきに書いている「ああ、この人に、文部科学大臣になってもらいたい。これ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月12日
藤原ていの「流れる星は生きている」に影響を受け「満州再訪記」が含まれる本著を購入。
気軽に読めるウイットに富んだエッセイも多いのだが、教育論、生きる上での価値観・考え方について示唆に富む発信が多く自分の中での整理にも役に立つ。
ウイット満載だが、留学していた英国仕込みなのだろうか。「満州再訪記」の最...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月02日
「祖国とは国語」5
著者 藤原正彦
出版 新潮社
p65より引用
“大学の本領は直接の応用を視野にいれない基礎研究にあり、
それこそが国家の科学技術力の基盤なのである。”
数学者である著者による、国語の大切さをとくとくと説いた一
冊。
国語教育についてから著者の生地を訪ねる旅についてまで、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月22日
前半は日本の教育について少し堅めに力強く書かれていた。幼少期から限られた授業時間のうちの大部分を使ってパソコンや英語を学ぶ必要があるのか。基礎となり、全ての教科や自身のルーツにつながる国語をひたすら学ぶことが大切だという。私は英語は子供の世界を広げるために必要且つ、早めの教育が効果的だと考えるが、な...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月30日
「国語教育絶対論」では染まりきった欧米の思想にはっとさせられる。自由と便利を追求した先に待っていることの恐ろしさを想像させられる。時折それはあまりにも極論すぎやしないかと思う節もあったが。
「いじわるにも程がある」では気楽に読める短いエッセイ集だが時に大切な教訓に目が止まる。
「満州再訪記」では...続きを読む
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