藤原正彦のレビュー一覧

  • 国家と教養(新潮新書)

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    【情報を論理的に体系化したものが知識とすると、これからの教養は書斎型の知識でなく、現実対応型のものでなくてはなりません。現実対応型の知識とは、屍のごとき知識ではなく、生を吹き込まれた知識、情緒や形と一体となった知識です】(文中より引用)

    主に日本、そして欧米における教養の歴史を振り返りながら、現代社会を生き抜く上で本当に必要な教養とは何かを探求した作品。著者は、大ベストセラーとなった『国家と品格』を手がけた藤原正彦。

    教養という多義的な言葉に切り込み、今日的な知の在り方について光を当てた点を評価したい一冊でした。かなり刺々しい言葉が作品中に目立つため、それを毛嫌いしてしまう人もいるかもしれ

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    2019年10月11日
  • 国家と教養(新潮新書)

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    西洋史が大半を占めていますが、とても勉強になりました。また、教養=読書の重要性を改めて再認識しました。
    将来の日本を担う子供たちへ、今後も読書を強く勧めていきたいと思います。

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    2019年04月21日
  • 若き数学者のアメリカ

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    2019年2月

    著者が70年代アメリカに大学教授として赴任した2年間の物語。
    今のバイト先が外国人研究者の宿泊施設なので、単身の若い教授を担当するたびにこの物語を思い出す。

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    2019年04月15日
  • 国家と教養(新潮新書)

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    語りおろし的な、さーっと読める本だが、なかなかに本質をついていて、現代人必読の書。
    藤原氏の辿ってきた戦後の生育体験、アメリカでの学究生活からの知見、今までの日本の大学生に接してきた経験、豊富な読書体験などに裏打ちされた話はどの世代が読んでも有益だと思う。
    ドイツの教養主義の誕生を歴史的背景から考察し、エリート知識層の功罪と、それが輸入された日本の戦前高等学校文化の系譜は興味深い。今まであまり疑問視しなかったけれど、今から見ればかなり偏った文化的態度が日本の知識層カルチャーであるなと相対化できる。
    アメリカの知識層、支配層の内奥に接した藤原氏だけに、アメリカの日本支配の真相にも触れている。

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    2019年04月07日
  • 国家と教養(新潮新書)

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    古典的な教養論だが、情報過多の現代こそ必要な生き方。
    最初は軽く読み流すつもりだったが、実は「現代日本への警鐘」として、あるいは現代人へ生き方の問題提起として、真摯に受け止めた。

    アメリカ主導の市場原理主義・新自由主義が主流となる中で、金融資本主義による覇権が至上の価値となり、
    実務・金銭・収益の物差しがスタンダードとなった。
    歴史的に敬意を払われてきた「教養主義」は時代遅れとして捨てられていくようだ。
    権力者にとって、うるさい教養人が居なくなり、享楽主義者ばかりとなるのは望ましい社会である。

    しかし経済的成功が国民を幸せにしないのは、戦前の第一次大戦時の好況も、戦後の高度成長期の好況も同

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    2019年03月12日
  • 管見妄語 とんでもない奴(新潮文庫)

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    久しぶりに著者の作品を読みましたが、変わらないセンスに安心しました。
    女性絡みの表現を参考にさせていただきます。

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    2019年01月16日
  • 国家の品格

    購入済み

    日本の誇り

    AIまでも登場した現代にあって、日本の底力、日本人である自らの真の誇りを取り戻せるに値する著書だと思います。
    どのような歴史から、どのような風土から、どのような影響から、日本という国が世界を牽引するに相応しいのか⁈が良く理解できる一冊!

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    2018年11月02日
  • 祖国とは国語

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    「祖国とは国語」藤原正彦 (3周目)
    以下たそ解釈
    ・国語教育は現代日本にとって緊急かつ最優先の事項である

    ・国語以外での他教科での思考・論理もそもそも母国語の言語をもとにしている

    ・その土台である国語、つまり語彙や情緒といったものが貧弱であるとそもそも全ての思考に影響を及ぼす


    ・いくら方法論や英語、ゆとり教育などの個性を重要視しても肝心の中味が無い。コンテンツなしのガワだけになる
    ・詰め込み教育は害悪ではない。子供はそもそも悪い癖のほうが多い。方向づけは大事。
    ・読書は教養、教養は大局観を与える。一見無駄な教養も切り捨てるべきではない。

    ・満州国建国から崩壊までの歴史がよくわか

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    2018年10月28日
  • 名著講義

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    "お茶の水大学で教える藤原正彦さんの読書ゼミを書籍化したもの。
    私は、毎朝トイレ(失礼!)で1作品づつ読んでいった。眠気を覚ますのにちょうどよく、刺激も受けるし1作品読み切る時間もトイレ時間的にもぴったりだった。
    ここでゼミのテーマとなった本11冊が紹介されている。
    全ての書物を読みたく(読み返したく)なる。日本国を近代化に導いた人々に触れることで、現代社会を見つめなおすことになる。
    江戸後期から明治時代を生きた人の書物が中心にテーマ本に選ばれている。読書ガイドとしても秀逸。"

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    2018年10月27日
  • 名著講義

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     お茶の水大での授業の本。著者が新田次郎のご子息であることは知っていたがお茶大の先生とは知らなかった。は、さておき、講義自体をもし聴講したら、恐らく「古い昭和のおっさんやな」と思うだろう。それが最終講義で一変。これがダントツで面白い。数学と文学の対比は実にぐっときた。
     あと若干気になった点としては氏が何とか?場を和ませようと笑いをいれてくるのだが、これがまだ土屋氏には及ばないようだ・・というところか。

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    2018年07月12日
  • 日本人の誇り

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    「国家の品格」の藤原正彦氏による、渾身の一冊。著者は数学者なのだが、本書は日本人が失ってしまった誇りを取り戻すためにはどうすべきなのか、というテーマで歴史と関連付けながら書いてある。数学が専門なのに、歴史しかも南京事件や東京裁判などセンシティブなところを調べ上げ、有無を言わせないほど理路整然としているのはさすが。
    「現代の日本は嘆かわしい」と現状を批判するだけの本はたくさんあるが、この著者が「こうすればいい」と提示する案は極めて理に適っていて、説得力がある。このような強い見解を発表するのはリスクも伴うため、覚悟がいるだろう。
    私は中国の近代史に明るくなかったが、この本から何となくつかめたものが

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    2017年12月19日
  • 日本人の誇り

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    表題の通り、日本人の誇りを奮起させる本
    戦後の自虐史観を払拭し、自国への誇りと自信を取り戻すべく、さまざまな歴史的事実を検証し解説しています。

    とても、読み易く、かつ理解しやすい内容です。
    さらに共感するところがたくさんあります。

    おおむね、自分の歴史観とあっていたり、そんことあったの?と思うところあったりととても勉強になります。
    とりわけ、びっくりしたのは、「近隣諸国条項」!
    「教科書検定では近隣諸国の感情に配慮する。」
    歴史的客観性より「ことを荒立たせない、中国、韓国、北朝鮮を刺激しない」ことの方が優先される。
    なんじゃそりゃ?
    歴史の教科書が過去の事実よりも、今の政治的な配慮を教え込

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    2017年10月21日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    イギリスもののエッセイに凝っていた時期に手に取った1冊で、とても大好きな作品。
    大学教授ならではの視点でイギリス人やイギリス文化について触れており、一方で文は平易なので読みやすい。再読したい。

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    2017年10月14日
  • 若き数学者のアメリカ

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    『国家の品格』の大ファンなので本書を手に取った。
    筆者は当時38歳前後。にもかかわらず現在と同等レベルの高い文章力に驚いた。周辺の様子のリアルな描写のなかに詩的な表現もある。自身を卑下する得意のお笑いセンスもすでにある。
    内容は若者らしい青さ、大胆さが満ち溢れている。ただの東大卒のがり勉ではないことがよく理解できた。彼のアメリカという国への洞察力にも感服。読後感は爽快。
    ただし、最後の解説はかなり読みずらくおもしろくなかった。

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    2017年06月09日
  • 管見妄語 グローバル化の憂鬱

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    『若き数学者のアメリカ』、『国家の品格』の著者である藤原正彦さんのエッセイ集。小気味良いテンポとユーモアであっという間に読み切れる。本書を読むまで、著者が新田次郎さんの息子さんとは存じ上げなかった。
    政治・経済に関する内容が多めであるが、身近な話題も多々盛り込まれておりお勧めの一冊。

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    2017年04月02日
  • 管見妄語 グローバル化の憂鬱

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    文庫本になってから読んだので、時事ネタにはギャップがあるが、本シリーズは大変勉強になります。
    いまさらながら、女子サッカーの宮間あや選手のエピソードには涙目になりました。

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    2016年07月30日
  • 管見妄語 グローバル化の憂鬱

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    日本人である以上思考は日本語で行われるのであるから、英語だけできても仕方がない。情緒力を培うことこそ大事だという藤原先生の話は至極真っ当だと思うのですが、ここを分かっていない人が多い。
    物事の表層だけ見て、手を施しても仕方がないということを早く気付くべき。この本は政治家や官僚にこそ読んで欲しい。

    相変わらずユーモアに溢れた書きっぷりで面白い。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #管見妄語
    #グローバル化の憂鬱
    #藤原正彦
    #2016年67冊目

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    2016年07月20日
  • 孤愁〈サウダーデ〉

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    近年まれにみる傑作。モラエスを心の奥底まで探るように描いており、とてもすばらしい本だ。モラエスについて勉強したくなった。

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    2016年02月16日
  • 心は孤独な数学者

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    自ら数学者でもある著者が、特に尊敬する3人の歴史上の数学者の生涯を追う旅をする。3人とは、イギリス人のニュートン、アイルランド人のハミルトン、インド人のラマヌジャンである。時代は違うが、皆ケンブリッジ大学で研究をした。
    私は数学に明るくないので、この3人の学問的なすごさは正直なところ分からないが、著者がどれほど敬意を抱いているかが十分に伝わってくる。ニュートンは、重力の法則が知られているが、微分積分学の生みの親といわれる。ラマヌジャンも短い生涯のうちに、独学時代を含め3,000を越える公式や定理を発見したという。その一部をインターネットで見てみたが、めまいがしそうな数式だった。
    彼ら天才の日常

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    2016年02月14日
  • 日本人の誇り

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    大ベストセラー『国家の品格』の著者・藤原正彦氏が、同書から6年を経て書き下ろした、日本人への熱いメッセージである。
    『国家の品格』では、情緒や武士道精神などの日本人の伝統的な文化や感性を再認識し、尊重するべきであることを語っていたが、本書では、幕末の開国から昭和の敗戦に至る歴史を検証、再認識するべきであることを説いている。
    そして、著者が大学1年生を対象に行っていた読書ゼミで、「日本はどういう国と思いますか?」と尋ねると、多くの学生が「明治、大正、昭和戦前は、帝国主義、軍国主義、植民地主義にひた走り、アジア各国を侵略した恥ずべき国。江戸時代には士農工商の身分制度、男尊女卑、自由も平等も民主主義

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    2016年01月16日