【感想・ネタバレ】日本人の誇りのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年05月02日

中高生などこれからの日本を牽引する世代には是非一度読んで頂きたいと感じた。
自分でも今一度近現代史を勉強してみたい。

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Posted by ブクログ 2017年12月19日

「国家の品格」の藤原正彦氏による、渾身の一冊。著者は数学者なのだが、本書は日本人が失ってしまった誇りを取り戻すためにはどうすべきなのか、というテーマで歴史と関連付けながら書いてある。数学が専門なのに、歴史しかも南京事件や東京裁判などセンシティブなところを調べ上げ、有無を言わせないほど理路整然としてい...続きを読むるのはさすが。
「現代の日本は嘆かわしい」と現状を批判するだけの本はたくさんあるが、この著者が「こうすればいい」と提示する案は極めて理に適っていて、説得力がある。このような強い見解を発表するのはリスクも伴うため、覚悟がいるだろう。
私は中国の近代史に明るくなかったが、この本から何となくつかめたものがある。日本軍の満州進出にどんな意図があったか。日本は帝国主義参加を目指したのか。アメリカにどう操られたのか。
読み終わると、日本人であることを誇りに思える。

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Posted by ブクログ 2017年10月21日

表題の通り、日本人の誇りを奮起させる本
戦後の自虐史観を払拭し、自国への誇りと自信を取り戻すべく、さまざまな歴史的事実を検証し解説しています。

とても、読み易く、かつ理解しやすい内容です。
さらに共感するところがたくさんあります。

おおむね、自分の歴史観とあっていたり、そんことあったの?と思うと...続きを読むころあったりととても勉強になります。
とりわけ、びっくりしたのは、「近隣諸国条項」!
「教科書検定では近隣諸国の感情に配慮する。」
歴史的客観性より「ことを荒立たせない、中国、韓国、北朝鮮を刺激しない」ことの方が優先される。
なんじゃそりゃ?
歴史の教科書が過去の事実よりも、今の政治的な配慮を教え込ませるってあまりに驚きでした。
そりゃ、日本人が誇りを失っていくわけです..

また、愛国心を「国家主義」と「祖国愛」にしっかり分けて、祖国愛を大切にすべしとのべています。

そして、戦争についてですが、どのように戦争に突入していったのかをわかりやすく解説しています。帝国主義時代の各国の思惑。日本の立場などなど。
日中戦争では、中国の挑発行為やテロ行為もあったし、日本が勝手に突っ走ったところもあったしと両方の立場から解説してくれています。
日米戦争も同様です。
そんなわけで、よくある日本はこんなに残虐だったんだという物言いでもなく、日本はまったく間違っていなかったというような物言いでもなく、ある意味フェアな言い分で書かれています。
さらには、それらの戦争が結果的にアジア諸国にもたらした恩恵についても語られています。

それをベースに最終章では、「誇り」を回復するために、
(1)東京裁判の否定
(2)憲法改定
(3)自らの国を自らが守ることを決意し実行
が必要と語っています。

戦後、罪意識扶植計画で刷り込まれた自虐感を払拭し、自虐史で語られた歴史をもう一度見直し、誇りと自信を取り戻しましょう
という熱いメッセージを強く強く感じました。

若い人に読んでもらうべき

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Posted by ブクログ 2016年01月16日

大ベストセラー『国家の品格』の著者・藤原正彦氏が、同書から6年を経て書き下ろした、日本人への熱いメッセージである。
『国家の品格』では、情緒や武士道精神などの日本人の伝統的な文化や感性を再認識し、尊重するべきであることを語っていたが、本書では、幕末の開国から昭和の敗戦に至る歴史を検証、再認識するべき...続きを読むであることを説いている。
そして、著者が大学1年生を対象に行っていた読書ゼミで、「日本はどういう国と思いますか?」と尋ねると、多くの学生が「明治、大正、昭和戦前は、帝国主義、軍国主義、植民地主義にひた走り、アジア各国を侵略した恥ずべき国。江戸時代には士農工商の身分制度、男尊女卑、自由も平等も民主主義もなく、庶民が虐げられていた恥ずかしい国。・・・」と答えていたという「日本」の、著者の調べる限りの近現代史を詳しく解説している。具体的には、明治初期に日本を訪れた欧米人が見た日本人の生活と社会、南京大虐殺の真偽、第二次大戦開戦に至った経緯、原爆投下の目的、東京裁判の正統性、第二次大戦後の米国による日本統治の最大の意図などが取り上げられている。
英国の歴史家E.H.カーは、歴史学の古典とも言える『歴史とは何か』の中で、1.歴史上の事実は純粋に存在するものではなく、常に記録者の意図を通して描かれるものであること、2.歴史とは、ある時代が他の時代のうちで注目に値すると考えたものの記録であること、3.歴史とは、多くの原因結果の連鎖の中から、歴史家が有意味と考える因果の連鎖を取り出したものであること、を述べているが、まさに我々多くの日本人が知る日本の近現代史は、ある大きな意図のもとに描かれたものとも言えるのである。
本書で著者も述べているように、郷土愛・祖国愛(nationalismではなくpatriotismである)を持たない人間は、世界どこへ行っても尊敬はおろか信頼さえされないし、他国の同じような人々の気持ちも理解できないものである。
真の郷土愛・祖国愛を取り戻すために、是非一読したい書である。
(2011年4月了)

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Posted by ブクログ 2015年10月19日

日本の本当の歴史が分かる一冊。

学校で学んだ内容とは全然違った。
間違った教育に洗脳されてる人が多いなと感じた。

日本人としての誇りを取り戻したい方、必読。

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Posted by ブクログ 2013年11月06日

久々に心に響くいい本を読んだ。
日本人としての誇り、自信、やる気が湧き上がってくる。

家族愛、故郷愛、祖国愛があってはじめて人間の根幹が形成され、人類愛に繋がる。自分は家族、故郷、祖国を心からちゃんと愛せているか、自分に問いなおしたいと思った。

惻隠、和の尊重。日本人が世界に誇れるこの精神は個人...続きを読む主義の欧米に染まってしまうのはもったいない。確かにビジネスの世界などではそういう思想に立たないと世界においていかれることはリスクだしグローバルスタンダードに乗り遅れないようにする必要はあるが、日本人はどこか欧米的なこと新しいことですごいこと、日本的なことは古くてダサいことと考えてしまう風潮がある。
今こそ日本人らしさを見つめ直し、その素晴らしい思想、精神を大切にしていくべきだと思った。
開国後に日本にきた西洋人がみんな一様に「日本は貧しい。ただ日本人は幸せそうだ。」と言ったこと。震災の混乱の中でも秩序を乱さずみんなで譲り合って助け合えたこと。どんぐりの背比べと言われるかもしれないが中流階級が国民の大半でほとんどの人が不自由なく生活出来てること。
日本は素晴らしい。

家族、親戚、近所付き合いを重んじるうちの実家についてどこか古臭いと感じ都会的なドライな生活が現代のスタイルだと心のどこかで思ってしまっていたことは思い直したいと思う。
うちの実家のある故郷は、平均所得は決して高くないが、共働き率1位で幸福度1位であることが自分の考えの浅はかさを物語っている気がした。

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Posted by ブクログ 2013年11月06日

『国家の品格』でおなじみの藤原正彦氏による、戦中戦後史を通じていかに日本人が祖国への誇りを解体されて来たかを検証する良書。

現代日本の抱える漠然とした閉塞感が「誇り」を基軸として言語化されている点に強く共感し、問題意識はありながら具体的方策が見出せていなかった自身の思考の整理にも非常に役立った。
...続きを読む本書内で「自国の国益の為なら他国はどうでも良いナショナリズム」と「郷土愛としてのパトリオティズム」は明確に区別して主張されており、本書を「軍国主義的」「右翼的」と断じて排してしまうことは余りに惜しい。

現在の苦境を日本が乗り越えて行く為にも、ぜひ読んで欲しい一冊。

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Posted by ブクログ 2013年09月04日

久しぶりの藤原正彦氏の一冊。今停滞している日本が昔の良き日本に戻るためには、明治からの100年戦争を経てGHQと日教組に骨抜きにされた現状を打破できない。そのためには、真の独立国家になり、愛する自国を取り戻すしかない。個の重要視の限界⇒和を持って尊しとなす。憲法改正。自国による防衛。誇れる日本。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月10日

真、善、美は同じ一つのものの三つの側面に過ぎない。根本的解決こそが美しい。

学者が世界の文明を分類するとき、初めは日本文明を中華文明に組み入れようとする。しかし、日本という孤島で独自の発達をとげた文明として独立したものという結論に至る。日本文明とは「新しい進んだ文明に触れた時劣等感を抱き、それを見...続きを読む習い取り入れる。そして独自のものを作りあげていく」というもの。

理系は独創が命であるが、文系は博識は尊ぶもののさほど独創を尊ばない。故に灰色という自己防衛本能を有すことになる。

主権国家は戦争で降伏し賠償金を払っても、謝罪という心情表明はしないもの。日本は謝罪と譲歩で応える唯一の国。

航空隊が壊滅状態で空からの援護がないことを知りつつも、出撃することに怖じ気づくことはなかったこと、敵の猛攻により沈没が決定的となっても、散りぎわでは一秒でも長く浮いていようと全員必死だったこと。そんな父を戦争を知らない子供は高圧的に非難した。

日本の軍人は、戦場で涙ながらに老いた父母を思い、自分の死後に遺される新妻や赤子の幸せを祈り、恋人からの手紙を胸に秘め、学問への断ち難い情熱を断ち、祖国に平和の訪れることを願いつつ戦った。それを犬死にと嘲るのはどうか。

日本の犯した過ちは、「人種差別撤廃を否決された禍根や、日本を孤立化させようとするアメリカの陰謀を見抜けず日英同盟を破棄したこと」、「南京事件で蒋介石軍が国際法違反をしたにも関わらず、日支有効を優先し、英米と共同行動をとらなかったこと」、「リットン調査団の妥当な結論に不服を唱え、国際連盟を脱退したこと」、「海軍の猛反対にも関わらず、日独伊三国同盟を結び、米英と完全な敵対関係に入ったこと」である。

過去の出来事を、当時の視点ではなく、現時の視点で批判したり否定したりするのは無意味なこと。人間はその時代のルールで精一杯頑張って生きるしかなく、未来のルールで生きる訳にはいかない。

日本文明の特徴とは、秩序とか和の精神を個人や自由よりも上位におくこと。

万人が自由に、自分の利益が最大になるように死にもの狂いに競争し、どんな規制も加えないで全てを市場にまかす。どんなに格差が生まれ社会が不平等になろうと、それは個人の能力に差があるから当然のことだ、というのは日本の考え方ではありません。日本は民族の特性にまったくなじまないイデオロギーに翻弄され続けてきてた。

個より公、金より德、競争より和、主張するよりも察する、惻隠や「もののあわれ」などを美しいと感ずる我が文明は、「貧しくともみな幸せそう」という、古今未曾有の社会を作った。

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Posted by ブクログ 2016年07月17日

日本の歴史観が、変わった。これまでの近代史の中で、突っ抱えてきたわだかまりのようなものが、取れた気がした。欧米に仕込まれた百年戦争にまだピリオドがうたれていない。ピリオドを打つための大きな1手は、日本国憲法の日本人による作り直しと米軍基地の排除だと思った。
著者の歴史観は、我流と謙遜するが、奥が深い...続きを読む

160718
再読
日本は、今大きな節目に立たされている。
昔に持っていた日本人の誇りや美意識の回復の為、戦後植え付けられた「罪意識扶植計画」からの脱却し、欧米特にアメリカの二枚舌を見抜き、日本の主体を取り戻すことが重要である。
平和憲法を維持しつつ、アメリカからの独立意識となる憲法改正が必要である。

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Posted by ブクログ 2021年07月23日

日本に植え付けられた「敗戦国観」を拭い去り、本来の日本人の誇りを取り戻せ、といったところ。
これを読んで、
「でも戦時中の日本人は…」とか「やっぱり真摯に反省すべきでは」とか思っちゃう人は戦後日教組の歴史観にのまれちゃってるのか…。悩ましいところだけど、でも大東亜戦争(あえて使う)開戦に至る米英の思...続きを読む惑や東京裁判の欺瞞もよく分かった。やはり日本人として知っておくべきこと。日本人だけが素晴らしいわけは決してないけれど、今のままでいいはずはないんだ、やっぱり。

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Posted by ブクログ 2021年05月18日

太平洋戦争の評価について、詳しい見解が述べられていますが、総括では今の日本人が改めて認識すべき事が書かれていました

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Posted by ブクログ 2020年07月15日

国家の品格からの流れの本と感じた。

ペリー来航からの100年戦争について書いてある。その中で太平洋戦争後のGHQや日教組などの働きで日本人が自分達に誇りを持てなくなっていることに警鐘を鳴らされている。

自分の国に誇りを持てなくなったら寂しい限りだが、自分を振り返っても思惑通りに戦争当時の日本に対...続きを読むして恥じるところを持っていたと感じる。

自分達の子供達にも日本に誇りを持ってもらいたいし、日本人であることに自信を持ってもらいたいと改めて感じた。

何も恥じることはない。中国や韓国の言いがかりに近いことを真に受けていてはダメだ。よっぽど彼らの方が、当時のことを言いながら、恥ずべく事をやっている。

同じ土俵に立つまでもない。堂々と日本人である事を主張していこう。

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Posted by ブクログ 2020年01月07日

<本の紹介>
危機に立たされた日本は、今こそ「自立」と「誇り」を回復するために何をすべきなのか? 『国家の品格』の著者による渾身の提言。

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Posted by ブクログ 2019年07月13日



現代の価値観で過去をはかって計ってはいかんな。
日本近現代史における戦争を考える際、ペリー来航の1853年から米軍の占領が公式に終わるサンフランシスコ講和条約発効の1952年までを百年戦争とする。
四隻の黒船から、日本が曲がりなりにも自力で歩き始めるまでを百年戦争とみる、か。
しかし、拗らせ始め...続きを読むたのは日露戦争後ではなかろうか。
日本は平安時代には350年、江戸時代には250年間の完全平和を貫くという偉業をなしている。
戦争は決して褒められたものではないが、日本の百年戦争によって、アジアを食い物にしてきた白人勢力に小さな島国日本が果敢に立ち向かう勇姿を見て近隣アジア諸国は奮い立ったのも事実。
1941年にはアジアの独立国は日本、タイ、ネパールの三国、アフリカではエチオピア、リベリア、南ア連邦の三国しかなかったが、その11年後、百年戦争が終わる時点では計100ヶ国を超える。
戦後GHQによる刷り込み、教育で日本はまんまとはまってしまったな。個性、個性の個人の尊重というまやかしに。令和の今でも、しっかり根付いている。
タイトルだけだと、かなり右寄りなのかと思ったが、読んで良かった。こういう視線や視点が大事だな。
江戸、明治期の外国人による日本見聞記を読んでいて、正に日本の良さってのはこれだと痛感。

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Posted by ブクログ 2019年06月12日

歴史的背景をよく捉えた一冊だと思います。
いまの歴史の教育からは絶対に読み取れないことがいろいろ書かれています。何処まで何を信じるかは自分で考えないと意味がない。

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Posted by ブクログ 2019年01月31日

前作の「国家の品格」に比べて右寄りの内容だが、感情的ではなく正論。テレビや新聞ではメディア操作により、「反安倍内閣」「安保関連法案反対」思想を押し付けられているが、公平な報道を求めたい。藤原氏の言わんとしていることは自虐的歴史観の脱却であり、広い視野で考えることが大切と思われる。

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Posted by ブクログ 2018年11月15日

日本は,先の大戦で,酷いことをした国だとのみ思っている人には,それだけでない見方を示してくれる点で,是非,読んでいただきたい本です。

著者は,日本人が昔,有していた心を取り戻すことが,日本で起きている様々な問題を解決する手段だと述べます。
その主張に異存はありませんが,具体的にはどうしたらよいので...続きを読むしょうか。
この本を読んで,このような考え方があるということを知ることも,1つの手段でしょうが,それだけでは,問題解決は難しいであろうと思います。

日本人の誇りを取り戻すための具体的な方策について,機会があれば著者の考えをうかがいたいです。

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Posted by ブクログ 2018年11月14日

明治から戦後にかけての歴史を振り返りながら、日本の美徳について書かれた本。著者の発言は正しいと思う。真実をわかりやすく述べている。私にとって新しい発見は少なかったが、多くの人が読むべき本だと思った。印象的な箇所を記す。
「国家が謝罪するなどということは、私の知る限り日本だけです。それは自国の立場を...続きを読む弱くし、自国への誇りを傷つけるからです。そしてなにより、もはや弁護できない私たちの父祖を否定し冒涜することになるからです」p54
「(戦後の言論統制について)終戦のずっと以前から練りに練っていたウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP:戦争についての罪の意識を植え付ける宣伝計画)に基づいたものでした。自由と民主主義の旗手を自任するアメリカが、戦争責任の一切を日本とりわけ軍部にかぶせるため、日本人の言論の自由を封殺するという挙に出たのです」p66
「国際法は当時、文明国相互の間にのみ適用されるものであり、この国際法を適用するまでの文明の成熟度を有さない国家には適用されなかった。韓国併合は英米をはじめとする列強に認められている以上、違法とは言えない」p135
「(米国で)黒人に普通選挙権が与えられたのは1965年です。私がアメリカに渡った1972年になっても、長距離バスでは自然に白人が前、黒人が後ろとなっていました」p181
「アメリカでは1830年代にジャクソン大統領が議会で「インディアンは白人と共存し得ない。野蛮人で劣等民族のインディアンはすべて滅ぼされるべきである」と演説しました。40年代には「マニフェスト・デスティニー(明白なる天命)」というスローガンが生まれました。インディアンを虐殺し、黒人を奴隷化しながら白人種が西部開拓を押し進めることを正当化したものです」p187
「(大東亜戦争)開戦の翌日、作家伊藤整は日記にこう書いています「今日は人々みな喜色ありて明るい。昨日とまるで違う」 左翼文芸評論家の青野季吉までが「じつに四海波静かと云ひたい明らけき日。天地もまた、この戦勝の新年を歓呼するが如し。日本は神国なりと云ふ感が強い」と日記に書きました」p208
「(重光葵)コミンテルンの政策は、日本のソ連に対する力を減殺せんがために、日支の衝突を誘起し、日本の北進を転換して南進せしめ、更に日米の戦争に導くことにあった」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月10日

日本の歴史をもとに、日本人が日本人としてのサムライ魂を失った原因を探る本書。

正直言って、ここまで踏み込んだ歴史解説本は初めて。

GHQが日本を洗脳したとか、南京大虐殺の真実、政府が隠しそうな事実をこれでもかと言うぐらい論じるなんて、作者は勇気があるなぁと思った。

本書の内容が嘘か真にせよ、日...続きを読む本人は自分らの歴史観が正しいと信じている。

だが果たして、僕たちが知る歴史は真実なのだろうか?

歴史の教科書に書かれていることが、本当に事実だと断言できるだろうか?

いずれにしろ、政府が隠蔽するほど歴史は闇が深く、複雑怪奇なものだ。

日本人の認識と思想の過ちを再認識するためにも、本書は一種の革命に足る威力を秘めている。

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Posted by ブクログ 2018年01月02日


「日本は酷いことをした国なのだ」と卑下している日本人に、
「自信を取り戻してほしい!」と願う著者により書かれた作品。

全体の半分以上を占める歴史記述については、
現代の歴史教育では知ることができない「百年戦争史観」が 比較的読みやすくまとめられていて、
確かに“勇気のあるおっちょこちょいの...続きを読む無鉄砲な数学者”による良書だと思えます。

が、結論がやや中途半端(拙速?)な感じなのが残念。

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Posted by ブクログ 2015年10月21日

『国家の品格』を書いた著者による、太平洋戦争前後の日本史。

これを右寄りと見る向きはあるだろうが、愛国心はどこの国の人にも存在するものだし、何より正しい歴史を学ぶ姿勢は必要だと感じた。

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Posted by ブクログ 2016年12月04日

戦後生まれはそんなに自虐的かな?中学の時ABCD包囲網は教わっているし、ベトナム戦争反対の声は挙げた。右の人たちに利用されなければいいが。

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Posted by ブクログ 2014年06月02日

歴史の先生が言っていた。
「日本、アメリカになっちゃえばいいと思わない?アメリカ合衆国ジャパン州、どうよ?」
この発言の適不適はさておき、私含め生徒たちはなんだか背筋がぞわっとして、なに言ってんだこの人はと思った。

この本を読んでいて思い出したのはそんな昔のことで、あれはかの先生なりの、戦後日本へ...続きを読むの問題提起だったのだと気づかされる。

『国家の品格』でもたしか書いてあった、ナショナリズムとパトリオティズムの違い。知ったときは本当に目から鱗だった。
祖国愛は持ちたいもの。というか持つべきもの。本当に心からそう思う。
それでも持っているだけではダメで、愛とともに、盲信ではない自信を持って進まなければならないのだと感じる。

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Posted by ブクログ 2013年09月07日

数学者による日本の歴史の振り返り。決して自虐することなく強く尊い日本人の精神を呼び覚ますことが目的なのでしょう。歴史学者が書くと論議を呼びそうなこの内容を、不世出の天才である数学者が著すとこうなるのだな、と。絶賛している人のラインナップを見ると右寄りなのかとか思ったけど、そこはやはり中立に書いている...続きを読むから共感を呼ぶのでしょう。教科書にはこういう内容を載せてほしいなと思う次第。

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Posted by ブクログ 2013年07月16日

 日本人が自らの国と歴史に誇りをもてずにいるのは、ねつ造された歴史を真実だと刷り込まれているからであり、日本の近代史を検証し、真実を明らかにすることで、日本人の誇りを取り戻すという趣旨の本。
 著者は第二次世界大戦は基本的には自衛のための戦争であったとし、欧米が力をつけてきた日本を破滅させる目的があ...続きを読むったとする。南京大虐殺などは信ぴょう性が疑われており、日韓併合も当時の感覚からすれば、決して批判されるものではなかった。現在の歴史教育はGHQと日教組によってねつ造されたものだという。
 いちばん印象に残ったのは、「日本は白人のアジア進出を止めるどころか、帝国主義、植民地主義、さらには人種差別というものに終止符を打つという、スペクタキュラーな偉業を成し遂げたのです。」(P233)という部分。教科書で習った歴史とはずい分ちがう。
 この本に書いてあることが真実だとはかぎらない。今まで学校で習ってきた歴史が真実だともかぎらない。「情報の取捨選択」というものの重要性を考えさせられる。
 

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Posted by ブクログ 2013年07月13日

改めて歴史というものは戦勝国が作るということを意識させられました。

出版・放送・教育・法律を徹底的にコントロールしプロバガンダを浸透させていく。怖いやり方です。

ただし、あくまでもこの本も一つの考え方。大事なことは与えられた情報を自分の中で咀嚼し、自分なりの理解をすること。

いやー面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年05月19日

戦前戦後の歴史的記述が多く、なかなか読み進める事ができませんでした。自分の知識の無さに、もっと近現代史を勉強しなければと思いました。著者は、右寄りな感じで、共感できない部分も多少はありましたが、日本人が誇りとしてきた「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる精神性には多いに賛成です。

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Posted by ブクログ 2019年01月08日

この本は、もしくはこの本の前の?国家の品格は、なんとなく避けていた部分があった。
なぜかというと、なんだか日本とか国とかを熱く語って外国排除を高く掲げていて、思想的な偏りがすごいんだろうな(だから読んだらうんざりするんだろうな)と。そして、今回この本を読んでみると、何が正しいのか分からなくなってしま...続きを読むったという意味で、視点が一つ増えたと思う。
南京事件のこととか、頭から「日本が南京で虐殺を行ったのは歴史上の事実であり、戦時中とはいえ日本はしてはいけないことをしてしまった」と認識していたので、それが捏造の可能性(あえて可能性と書く)があるなんてそうなの!?ってビックリでした。もっと本を読まなくちゃダメだなーと思う。この歳にして世の中のこと歴史のこと、知らないことが多すぎる。
それにしても、「流れる星は生きている」(藤原ていさん)の小さな3歳4歳の「正彦ちゃん」が、日本に帰る時に川の中を引きずられながら、寒さで紫色になって死んでしまいそうになったりした場面を読んだ後なので、あの正彦ちゃんがずいぶんずいぶん立派になったなーーと、ふと映画でもみているような感覚。

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Posted by ブクログ 2015年12月02日

「真、善、美は同じ一つのもの」というのは万物の本質を突いた恐るべき指摘なのです。美しいものを目指すことが万事において真へ達する道であり善に到達する道なのです 明治10年に動物学者として東大のお雇い教授となり大森貝塚を発掘したアメリカ人モースも、「貧乏人は存在するが貧困は存在しない」と言ったのです 主...続きを読む権国家というものは、戦争で降伏し賠償金を払っても、謝罪という心情表明はしないものです。それは自国の立場を弱くし、自国への誇りを傷つけるからです 

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