あらすじ
「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる日本国民の精神性は、世界に胸を張れるものだった。戦後日本は、祖国への自信をどうしてこんなにも失ったのか? 日本の歴史を学校の教科書できちんと教えられないのはなぜか? 幕末の開国から参戦、そして昭和の敗戦に至る歴史を、マイナス面からも目をそむけず徹底検証し、国難の時代を生きる日本人に誇りと自信を与える、ベストセラー。いまこそ日本人が「自立」と「誇り」を回復するための渾身の提言。
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Posted by ブクログ
日本の歴史をもとに、日本人が日本人としてのサムライ魂を失った原因を探る本書。
正直言って、ここまで踏み込んだ歴史解説本は初めて。
GHQが日本を洗脳したとか、南京大虐殺の真実、政府が隠しそうな事実をこれでもかと言うぐらい論じるなんて、作者は勇気があるなぁと思った。
本書の内容が嘘か真にせよ、日本人は自分らの歴史観が正しいと信じている。
だが果たして、僕たちが知る歴史は真実なのだろうか?
歴史の教科書に書かれていることが、本当に事実だと断言できるだろうか?
いずれにしろ、政府が隠蔽するほど歴史は闇が深く、複雑怪奇なものだ。
日本人の認識と思想の過ちを再認識するためにも、本書は一種の革命に足る威力を秘めている。