藤原正彦のレビュー一覧

  • スマホより読書 本屋を守れ

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    極端な意見や日本賛美の表現もあり人によっては嫌悪感を抱く文章かもしれせん。

    しかし、スマホより読書と言うテーマ、また英語やパソコンを学ぶよりも本を読む事が重要と言う指摘は非常に鋭く事実を指摘していると思いました。
    私も仕事柄英語を使いますが、私よりも英語が得意な、特に帰国子女のような人たちが英語が話せるだけで、日本のお客さんを怒らせると言う場面によく出くわします。彼ら彼女らは英語が話せるだけで、相手が何を言いたいのか?何をして欲しいのか?と言うところまでは考えが回らない、つまり筆者が言うところの礼節や情緒が理解できていないのかもしれません。
    外国で育っただけではいくら英語が話せても日本語で正しく思考する事の助けにはならないと言う事を身をもって感じました。

    個人的には新自由主義は弱いものいじめ、日本には公を考えられる真のエリートが不在など、読書のくだりとともに共感できる部分も多かったです。

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    2024年09月15日
  • 本屋を守れ 読書とは国力

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    本なんて時代遅れ、今は電子書籍でどうのこうので
    は?馬鹿もの!本をなんだと思っている。読書とは日本文化の最高峰だ!わかったなら本屋へ行きやがれクソガキ!

    そんな説教をしっかりと受け止め日本人の誇りにかけても守るべき文化を我々現代人に教えてくれるありがたい話。著書は2020年頃発行でまだコロナ前のドナルド・トランプ大統領が成立したばかりの内容にはなっているが、四年経った今でも知るべき内容です。特に日本と世界を比べ、我々の見方が世界に傾きつつあり、それは同時に沈みゆくタイタニック号に乗り込んでいると言わざるをえないといえるでしょう。日本は沈みゆく船ではなく氷山の一角にあるべきだとこの本を読むたびに思います。タイタニック号を沈めたのは氷山であるようにこの国はまさに氷山になれると思います。
    それが今では地球温暖化のように世界からの競争に負けじと容易く世界からの熱に晒されてその原型を留められていません。だからこそ今できることは読書にある教養だと言えます。

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    2024年08月20日
  • 藤原正彦の代表的日本人

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    関孝和、上杉鷹山、福沢諭吉、河原操子、柴五郎をそれぞれ「惻隠の情」という言葉をもって代表的日本人と紹介してくれる。藤原正彦先生に今更ながら感謝。
    歴史の最前線には立たずとも歴史という大河の中でそれぞれ功を奏し、のちの人々へ大きな影響を与え続けている偉人たちの生涯、改めて惹き込まれて読んでしまった。
    知っているはずだった日本史の新たな側面も見え、脈々と繋がる歴史の中での小さいけれど大きな偉業を感じる。

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    2024年07月27日
  • 若き数学者のアメリカ

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    藤原さんの感受性の豊かさと、感じたこと、考えたことの言語化力に感動した。
    同じ体験をしても、ここまで深く考えて、感じて、言葉に表すことができる人はなかなかいないと思う。

    セリーナとの会話がとても印象的だった。
    他の作品も読んでみたい。

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    2024年05月01日
  • 若き数学者のアメリカ

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    最後らへん、「私のアメリカ」にまつわる文章が良かった。
    見知らぬ地で気を張ったり、疲れたり、でもそこで頑張って認められた時の全能感、それをビシって書き表していたところで「この本は面白い!」となった。
    アメリカにいても日本での自分らしくいればそれの異質さがアメリカらしさになるって言葉、励まされる。

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    2024年08月11日
  • スマホより読書 本屋を守れ

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    なぜ日本が昔は素晴らしい国と他国の人々から誉められたのか。
    それは日本人が読書をしていたからだ。
    とにかく筆者は本を読むことにより人間性や判断力を鍛えることが大事であることを強調しており、本を読まない人を強く批判している。
    本を読み教養を深め、人生をより良くしたいと思ったとともに今まで読書をしていなかった自分を恥じた。

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    2024年02月18日
  • 国家と教養(新潮新書)

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    ネタバレ

    私は大分の唐揚げが大好きだ。
    でも、それを食べなくても幸せに生きれる。
    そして、大分の唐揚げを食べずに人生を終える人を
    心底気の毒だと思う。

    誰かにとっての唐揚げは、なくてもいいもの。
    誰かにとっての唐揚げは、人生を最高においしくする。

    教養のとらえ方は、こういうことなんだと思う。

    そして教養は、そんなことあるのか、というモノの見え方を広げて、考える人を作ってくれる。
    その教養は体験でも読書でも深まる。
    ただ、読書をさけては深められないんだということを著書の中で明快に示してくれてます。

    そして縁遠い、国家、という言葉。
    そこで国家を、大分の唐揚げ、と強引に言い換えてみた。
    グッと近づいた。

    「大分の唐揚げを後世に残したい。」

    なんだか可愛くもあり、かっこよくもあり、
    私の言いたいことに他ならないです。
    きっと、ここに行きつけたのは読書した成果だと思う。

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    2026年03月26日
  • 若き数学者のアメリカ

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    数学者のアメリカ滞在記。

    滞在中のさまざまなことについて、深くこの方の視点、考えに触れられる。
    いいことばかりでなく、アメリカに対する対抗心、モチベーションが上がらず体調が悪い冬の期間の話も。外国で教授もするくらい賢いのでお堅い方かと思いきや、人間味あふれ、人への興味、愛のある方なんだなぁと思った。

    大学の研究vs教育の話、大学を辞めさせられた教授の話は、自分のいるコミュニティの洞察力の参考になりそう。

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    2023年11月28日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    大学の推薦図書として高校3年生の時一度は手に取ったものの、ほとんど読み進めませんでした。
    それから8年ほど経ったでしょうか、いつの間にか母親になった今、実家に帰った際ふと目に留まり、家に持ち帰りまた読み始めました。
    すると、藤原節の面白いこと、面白いこと!
    あっという間に完読してしまいました。
    1980年代と少々前の話ですが、イギリスの歴史、地理、天候などから来ると思われるイギリス人の思考や行動が実に興味深くユーモラスに描かれています。
    年代も国も職業も、自分の世界とかけ離れた人の生活を覗けるのは非常に貴重でありがたいですね(^^)

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    2023年11月25日
  • 日本人の真価

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    最後の章でわかったのですが、幼い頃大変な思いをされ
    生きてこられたのが分りました。それが今の作者の生き方につながったのでしょう。

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    2023年11月09日
  • 国家の品格

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    日本人として生まれて来れたことを誇りに思う。そんな気持ちになれた一冊。
    知らなかった日本の素晴らしさ。知っていたはずなのに忘れていた日本の高貴さ。
    自分が日本人として生きる意味を改めて認識出来た有り難い本だった。
    「もののあわれ」を忘れてはならない。そして武士道精神の回復を今の日本に!と叫びたくなった。
    今の日本は大和魂すら消えてしまいそうに小さな灯火となっているような気がする。
    本来あるべき日本の姿を日本人一人一人が思い出し、品格ある国家を保つことに力を入れて欲しい、また力を入れていきたいと心から思えた。

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    2023年10月24日
  • 古風堂々数学者

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    なんとなく手に取って読み始めてみたけどとても面白かった。小さいうちに国語の時間を確保した方がいいという考えには賛成。子供と本読もうかな

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    2023年08月23日
  • 名著講義

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    毎週、課題の本を読んで議論しあう講座のお話
    幕末、明治と日本人はどう生きたのか
    日本人とは?真の独立とは?
    書籍を通じて考える
    深く心に突き刺さる内容でした

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    2023年02月12日
  • 祖国とは国語

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    「小学校における教科間の重要度は、一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数、あとは十以下」の有名なフレーズが全てを物語っている。国語学者ではない、数学者の言葉であることに説得力がある。この本が世に出て20年近くなる現在においても何ら状況が変わっていないことに強い危機感というか、絶望感に近いものを覚える。
    他のエッセイも面白い。他の著書も一通り読もうと思う。

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    2022年12月15日
  • 国家の品格

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    全ての日本人が読むべき一冊。
    GHQに抜き取られた魂を取り戻しましょう。
    あなたはブレない「心の芯」を持っていますか?

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    2022年11月27日
  • 国家の品格

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    ならぬものはならぬのです。この世の中には、やってはならないことがある。守らなければならないことがある。でも、それらを論理で示すことができない。示すことができないからこそ大切なことがある。そういうものを大切にしなければならない。例えば伝統とか、文化、日本人はそれを忘れかけている

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    2022年05月17日
  • 管見妄語 大いなる暗愚

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    『国家の品格』に続き、著者の本を読む。文庫本の奥付は平成24年だが、著作自体は東日本大震災前。著者に「小泉竹中政権がもたらした災禍」と言わしめた自民党と並び、政権交代民主党は事業仕分けで科学技術の進歩を阻害した。ユーモアとウイットに富んだエッセイだが、政治と民主主義に対する深い定見に感服した。

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    2022年04月30日
  • 国家の品格

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    久々に面白い本に出会った。過剰な祖国愛は否めないが、自信を失いつつある現代日本人にはこれくらいが丁度良い。ウクライナを見て欧米型社会の限界と戦争を止められない人間の愚かさを、見事に証明している。

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    2022年03月21日
  • 管見妄語 失われた美風(新潮文庫)

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    ネタバレ

    カタルニアが独立したい理由の1つは、スペインのGDPの20%を生み出す最も富裕な州と言うことである
    見えなくなれば忘れられると言うことだ。機械の中の写真、機械の中の本は内容とともに忘れられてしまう
    私などは、樫津行動しない女房に三行半を突きつけられぬまま、40年もしがみついている。いくじない、ふがいない
    日本の労働には大きく4つの問題がある。第一が少子化による労働人口の減少。第二が先進7カ国中でビリと言う低い労働生産性。第三世紀と言う日世紀の不合理な格差。第4は長時間労働だ
    人々は自由競争と言う名の下の激烈な競争で疲れ果て、うるおいのない社会に幻滅している

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    2022年03月20日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    1209年創立。日本で言えば鎌倉時代。
    そんな由緒正しきケンブリッジ大学に、文部省の長期在外研究員として我らが(⁉︎)藤原氏が乗り込んだ。

    氏の著書はどれも(笑えるという意味でも)面白く、共感ポイントもすこぶる多い。しかしケンブリッジ滞在時の記録をしたためた本書だけがなかなか手に入らず、今回ようやく悲願達成に至った!

    藤原氏が客員教授として初めに招致されたのがアメリカのコロラド州。その頃のエピソードの記憶が濃厚だったから、毛色の違う英国ライフは自分にとっても新鮮だった。
    労働者階級やニュースで流れるイギリス英語に苦戦しつつも、大学で他の教授と互角に渡り合う氏に惚れ惚れ。英語力もしかり、あとは度胸に3年のアメリカ生活で培ったユーモアと、見習いたい点が山ほどあった。(イジメにあった次男くんに「何でやり返さない」と「藤原家伝来の戦法」を叩き込んだ点には感心出来なかったが…)

    「数学者」と副題にあるので(頭を抱えたくなるような)数式や定理を連想するかもしれないが、他著同様心配ご無用。登場はするが軽く流せる程度だ。
    それに教授方も人の子。各々の人生・家族・人間らしい悩みetc.が寄り集まり、さながら一つの文学作品だった。(本書自体もどちらかと言えば文学的要素が強い!) 彼らの教養の高さもグッと作品を味わい深いものにしており、それだけでも読む価値がある。

    イギリス人をどこか特異な集団だと感知しながら上手く説明できずにいたが、謎を解く鍵の一つが彼らの、これまた特異なユーモアにあったと言うのが一番腑に落ちた。
    George Wellsの『タイム・マシン』よろしく、今昔の作品を行き来してユーモアから探っていくのもアリだな。。今年と言わず、今からでも!



    ■フレーズメモ↓↓(氏の著書を読んだ際は何かしらメモってしまう…)
    「戦争の真実を頭で知ること、そして心で感じることが、若者にとっていま最も重要なことと思います。人間が理性だけで、戦争を廃絶することは不可能なのですから」
    …氏の英国ライフを助けてくれたブライアンのお父さんの証言。第二次大戦で独軍と闘った経験を語る中で出てきたものだが、心が大きく揺らいだ。

    「人品というのは、洋の東西を問わず、一目瞭然である」
    …ここでもまた共感ポイントを発見!思わずメモる。紳士淑女の集まりに出席した際さすがの氏も気後れしたみたいだが、「日本人だから何だ」とジョインしに行ったと聞いて思わず拍手を送った。(買い被り過ぎ?笑)

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    2022年03月20日