藤原正彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
極端な意見や日本賛美の表現もあり人によっては嫌悪感を抱く文章かもしれせん。
しかし、スマホより読書と言うテーマ、また英語やパソコンを学ぶよりも本を読む事が重要と言う指摘は非常に鋭く事実を指摘していると思いました。
私も仕事柄英語を使いますが、私よりも英語が得意な、特に帰国子女のような人たちが英語が話せるだけで、日本のお客さんを怒らせると言う場面によく出くわします。彼ら彼女らは英語が話せるだけで、相手が何を言いたいのか?何をして欲しいのか?と言うところまでは考えが回らない、つまり筆者が言うところの礼節や情緒が理解できていないのかもしれません。
外国で育っただけではいくら英語が話せても日本語で正しく思考する事の助けにはならないと言う事を身をもって感じました。
個人的には新自由主義は弱いものいじめ、日本には公を考えられる真のエリートが不在など、読書のくだりとともに共感できる部分も多かったです。
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Posted by ブクログ
本なんて時代遅れ、今は電子書籍でどうのこうので
は?馬鹿もの!本をなんだと思っている。読書とは日本文化の最高峰だ!わかったなら本屋へ行きやがれクソガキ!
そんな説教をしっかりと受け止め日本人の誇りにかけても守るべき文化を我々現代人に教えてくれるありがたい話。著書は2020年頃発行でまだコロナ前のドナルド・トランプ大統領が成立したばかりの内容にはなっているが、四年経った今でも知るべき内容です。特に日本と世界を比べ、我々の見方が世界に傾きつつあり、それは同時に沈みゆくタイタニック号に乗り込んでいると言わざるをえないといえるでしょう。日本は沈みゆく船ではなく氷山の一角にあるべきだとこの本を読むたびに思います。タイタニック号を沈めたのは氷山であるようにこの国はまさに氷山になれると思います。
それが今では地球温暖化のように世界からの競争に負けじと容易く世界からの熱に晒されてその原型を留められていません。だからこそ今できることは読書にある教養だと言えます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は大分の唐揚げが大好きだ。
でも、それを食べなくても幸せに生きれる。
そして、大分の唐揚げを食べずに人生を終える人を
心底気の毒だと思う。
誰かにとっての唐揚げは、なくてもいいもの。
誰かにとっての唐揚げは、人生を最高においしくする。
教養のとらえ方は、こういうことなんだと思う。
そして教養は、そんなことあるのか、というモノの見え方を広げて、考える人を作ってくれる。
その教養は体験でも読書でも深まる。
ただ、読書をさけては深められないんだということを著書の中で明快に示してくれてます。
そして縁遠い、国家、という言葉。
そこで国家を、大分の唐揚げ、と強引に言い換えてみた。
グッと近づいた。
「大分の唐揚げを後世に残したい。」
なんだか可愛くもあり、かっこよくもあり、
私の言いたいことに他ならないです。
きっと、ここに行きつけたのは読書した成果だと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレカタルニアが独立したい理由の1つは、スペインのGDPの20%を生み出す最も富裕な州と言うことである
見えなくなれば忘れられると言うことだ。機械の中の写真、機械の中の本は内容とともに忘れられてしまう
私などは、樫津行動しない女房に三行半を突きつけられぬまま、40年もしがみついている。いくじない、ふがいない
日本の労働には大きく4つの問題がある。第一が少子化による労働人口の減少。第二が先進7カ国中でビリと言う低い労働生産性。第三世紀と言う日世紀の不合理な格差。第4は長時間労働だ
人々は自由競争と言う名の下の激烈な競争で疲れ果て、うるおいのない社会に幻滅している -
Posted by ブクログ
1209年創立。日本で言えば鎌倉時代。
そんな由緒正しきケンブリッジ大学に、文部省の長期在外研究員として我らが(⁉︎)藤原氏が乗り込んだ。
氏の著書はどれも(笑えるという意味でも)面白く、共感ポイントもすこぶる多い。しかしケンブリッジ滞在時の記録をしたためた本書だけがなかなか手に入らず、今回ようやく悲願達成に至った!
藤原氏が客員教授として初めに招致されたのがアメリカのコロラド州。その頃のエピソードの記憶が濃厚だったから、毛色の違う英国ライフは自分にとっても新鮮だった。
労働者階級やニュースで流れるイギリス英語に苦戦しつつも、大学で他の教授と互角に渡り合う氏に惚れ惚れ。英語力もしかり、あとは度胸に3年のアメリカ生活で培ったユーモアと、見習いたい点が山ほどあった。(イジメにあった次男くんに「何でやり返さない」と「藤原家伝来の戦法」を叩き込んだ点には感心出来なかったが…)
「数学者」と副題にあるので(頭を抱えたくなるような)数式や定理を連想するかもしれないが、他著同様心配ご無用。登場はするが軽く流せる程度だ。
それに教授方も人の子。各々の人生・家族・人間らしい悩みetc.が寄り集まり、さながら一つの文学作品だった。(本書自体もどちらかと言えば文学的要素が強い!) 彼らの教養の高さもグッと作品を味わい深いものにしており、それだけでも読む価値がある。
イギリス人をどこか特異な集団だと感知しながら上手く説明できずにいたが、謎を解く鍵の一つが彼らの、これまた特異なユーモアにあったと言うのが一番腑に落ちた。
George Wellsの『タイム・マシン』よろしく、今昔の作品を行き来してユーモアから探っていくのもアリだな。。今年と言わず、今からでも!
■フレーズメモ↓↓(氏の著書を読んだ際は何かしらメモってしまう…)
「戦争の真実を頭で知ること、そして心で感じることが、若者にとっていま最も重要なことと思います。人間が理性だけで、戦争を廃絶することは不可能なのですから」
…氏の英国ライフを助けてくれたブライアンのお父さんの証言。第二次大戦で独軍と闘った経験を語る中で出てきたものだが、心が大きく揺らいだ。
「人品というのは、洋の東西を問わず、一目瞭然である」
…ここでもまた共感ポイントを発見!思わずメモる。紳士淑女の集まりに出席した際さすがの氏も気後れしたみたいだが、「日本人だから何だ」とジョインしに行ったと聞いて思わず拍手を送った。(買い被り過ぎ?笑)