藤原正彦のレビュー一覧

  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    数学者の著者のケンブリッジ大学研修滞在記。
    教授連は「ノーベル賞」くらいはもっている変わり者、厳しい階級社会、異国でクラス日本人たちは日本嫌いになるか極端な愛国者になるか…。

    著者藤原正彦さんは、新田次郎氏と藤原ていさんの次男。
    作者近影が新田次郎さんによっく似ている!!
    藤原ていさんが「夫がシベリアへ連れ去られ、満州から三人の子供を背負って必死で帰った」時の次男なんですよね。
    近年では「国家の品格」ですっかりお堅い学者のイメージですが、ご本人の著書や新田氏のエッセイではお茶目な次男坊の貌が感じられます。

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    2014年08月27日
  • 心は孤独な数学者

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    【本の内容】
    天才中の天才ニュートン。

    ニュートンの「プリンキピア」を12歳で読破した早熟の天才ハミルトン。

    ヒンドゥーの女神のお告げを受け、新定理を量産した神がかり的天才ラマヌジャン。

    天才はなぜ天才なのか。

    才能ゆえの栄光、が、それと同じ深さの懊悩を彼らは抱えこんでいたのではなかったか。

    憧れ続けた3人の天才数学者の人間としての足跡を、同業こその理解と愛情で熱く辿った評伝紀行。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆

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    2014年08月23日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    国家の品格で有名になった藤原正彦さんのエッセイ。ケンブリッジ大学に留学し、必死で数学に打ち込む生活をしながら、父親として夫として奮闘する著者の姿は、読んでいて何とも言えない共感を呼びます。日本とは違うカレッジ制度を取るイギリスの大学教育(スーバーヴィジョン)は、非常に興味深いですし、著者と奥さんの漫才のような掛け合いも、軽妙で楽しいです。日本人にとって、何かと神秘的な雰囲気を持つイギリスを等身大で味わいたい人には絶好の本でしょう。

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    2014年08月05日
  • 若き数学者のアメリカ

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    著者がアメリカの大学で研究員・助教授として体感した等身大のアメリカの大学が生き生きと書かれています。学問の最先端をいく超大国アメリカへ東洋の片田舎の日本から挑戦するという著者の気概が、微笑ましいです。また、数学の世界の厳しさもひしひしと感じられます。しかし、著者はユーモアを交えながら、丁寧に説明してくれています。読み終えた時には、議論の難しさから私達から遠いように感じてしまう数学という学問をちょっとかじってみたくなる本です。

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    2014年08月05日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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     藤原正彦先生の家族同伴イギリス留学記。先生はけっして右翼ではないのだが、海外生活をすると必ず右翼的な感覚を体現してしまう自分がいるらしい。そういえば長男も留学から帰国後にSAPIOを読み、よしりんにハマリ、わたしも含め家族に多大な影響を与えるに至る。いまだその影響下にあり(笑

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    2014年06月30日
  • 祖国とは国語

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    皇国の興廃、まさにこの国語をどうするかによる、といえます。これからなお一層、言葉を大切にしていきたいと考えます。

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    2014年06月02日
  • 日本人の誇り

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    歴史の先生が言っていた。
    「日本、アメリカになっちゃえばいいと思わない?アメリカ合衆国ジャパン州、どうよ?」
    この発言の適不適はさておき、私含め生徒たちはなんだか背筋がぞわっとして、なに言ってんだこの人はと思った。

    この本を読んでいて思い出したのはそんな昔のことで、あれはかの先生なりの、戦後日本への問題提起だったのだと気づかされる。

    『国家の品格』でもたしか書いてあった、ナショナリズムとパトリオティズムの違い。知ったときは本当に目から鱗だった。
    祖国愛は持ちたいもの。というか持つべきもの。本当に心からそう思う。
    それでも持っているだけではダメで、愛とともに、盲信ではない自信を持って進まなけ

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    2014年06月02日
  • 管見妄語 大いなる暗愚

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    数学者藤原先生のエッセイ。父親に借りた。とっても面白い!日本の良さ、美しさや、政治批判、歴史、日々のこと、何にでも造詣が深く、素晴らしかった。

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    2013年09月15日
  • 日本人の誇り

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    数学者による日本の歴史の振り返り。決して自虐することなく強く尊い日本人の精神を呼び覚ますことが目的なのでしょう。歴史学者が書くと論議を呼びそうなこの内容を、不世出の天才である数学者が著すとこうなるのだな、と。絶賛している人のラインナップを見ると右寄りなのかとか思ったけど、そこはやはり中立に書いているから共感を呼ぶのでしょう。教科書にはこういう内容を載せてほしいなと思う次第。

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    2013年09月07日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    近は国粋主義者として鳴らしている氏の若い頃、数学者としてケンブリッジで過ごした中の1年間をまとめた旅行記兼エッセイ集。
    英国の根底に存在する生活や文化や思想等の考察も交えながら、身の回りの出来事を等身大でありのままに活き活きと描写してある、個人的旅行記のベスト。何度読んでも面白いので、たまに読んでしまう。国家の品格以降そういう系の啓発本しか出してない氏だけど、またこういう本書いてくれないかなぁ。

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    2013年05月26日
  • 心は孤独な数学者

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    著名な数学者でありエッセイストでもある筆者が、自身の尊敬するニュートン。ハミルトン。ラマヌジャン。の3人の天才数学者の業績と足跡を自らの足で辿った評伝紀行です。一人一人の人生がすごいです。

    著名な数学者、ならびにエッセイストとしても有名な筆者が自身の尊敬する数学者―ニュートン。ハミルトン。ラマヌジャン。の3人の足跡をたどる評伝紀行エッセイでございます。僕は数学を中学、高校で完膚なきなでに挫折して、それ以来数式にもほとんど触れないという人生を送ってまいりましたが、本書には難しい定理や数式などはほとんど出てくることはなく、同業者にしかわからない筆致で3人の苦悩や、数学をすることの喜び、さらには

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    2013年05月24日
  • 数学者の言葉では

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     数学者、藤原先生の強烈な個性爆発。『若き数学者のアメリカ』と一部重複する箇所があるように思うが、どのはなしも面白く読める。自分が日本人であると感じたいなら外国へ行くことだ。それも旅行程度の日程ではなく長期滞在をするに限る。日本人と自覚することでその後の人生にどんな影響があるのか、海外体験がプラスに働くことを願いたい。

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    2013年03月01日
  • 名著講義

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    本書は、著者が指定する文庫本を毎週一冊読んできて、それについて毎回ディスカッションするという、いささかハードなお茶大の名物ゼミをまとめたものである。

    藤原正彦は、思想家としては三流、数学者としての実力は未知数であるが、文章家としては超一流である。天才的といってもいい。まるで美しい数学の証明を見るように、簡潔にして要を得ており、全く無駄がない。文章の濃度が濃いのだ。だから、文庫本とはいえ、なかなか読みでがある。

    著者の膨大な読書量には圧倒される。しかしその割には、彼の思想は、バランスを欠いた狭隘なナショナリズムに過ぎない。江戸・明治期の日本と、昭和前期の日本を一緒くたにして、何でもかんでも礼

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    2013年02月13日
  • 管見妄語 大いなる暗愚

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    週刊誌で読んだ記憶のあるエッセイもかなりあったが,藤原先生の文章は説得力があり,溜飲が下がるものが多い.娘たちの大学祭で先生の模擬講義を聞いたことがあるが,話術の一流でした.

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    2012年10月19日
  • 名著講義

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    【読書その85】 「国家の品格」で有名な藤原正彦氏による、お茶の水女子大学で十数年続いてきた読書ゼミの講義録。新入生に毎週1冊の文庫を読ませ、それを皆でディスカッションする。取り上げられる本は、新渡戸稲造の「武士道」から始まり、福沢諭吉の「学問のすすめ」、内村鑑三の「代表的日本人」、「きけ わだつみのこえ」等の11冊。学生と藤原氏のやりとりの中でその本が執筆された時代背景、筆者の伝えたいメッセージ、現代日本に足りないもの、失われてしまったものが見えてくる。読んだことのない本も多く、是非とも読んでみたいと思う本ばかりだった。

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    2012年06月13日
  • 名著講義

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    読んでみたいと思っていた本を何冊も取り上げていたので読んでみた。こういうゼミに大学時代に積極的に参加しとくべきだった。

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    2012年06月13日
  • 管見妄語 大いなる暗愚

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    国家の品格以来,藤原先生は固いことしか言わなくなったのではと心配していたが,相変わらずエッセイは軽妙で面白いですね。

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    2012年06月11日
  • 管見妄語 大いなる暗愚

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    この方の文才は当然、知っていたが
    エッセイまでここまで、ユーモラスに書くことが出来るとは、脱帽です。
    愚妻とか書いてますけど、かなりの美人な奥様なんですよね。
    悔しいことに(笑)

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    2012年06月09日
  • 遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス―

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    ネタバレ

    イギリス人、というものがどうであるか、どのような特徴を持っているか、ということが数学者としての経験、というよりかは一人間として見た点が描かれている。
    そしてそれがとても腑に落ちるものであった。

    外国で生活するには「自国の知識」が必要だし、「相手の国の知識」も最低限知っておかないといけないし、とにかく言語の問題以前に教養の必要性を感じさせられた

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    2012年06月09日
  • 数学者の言葉では

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    厳密な論理にもとづく科学。その中でも厳密な数学。その中でも基礎である数論は数学の女王とまで呼ばれる。科学を専門とする人間は変わったキャラクターを持つ人間が多い。曖昧な世界で生きる人と論理性の世界で生きる人間の世界に対する見方・取り組み方の違いが出るのであろうか。著者も数論を専門とする数学者で最近は本職よりも様々な文化論・国家論で有名。論理も行ききってしまうと逆に世界に対する諦観が生まれるのであろうか、一途なキャラクターも人間味を感じる。

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    2012年04月29日