藤原正彦のレビュー一覧
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著書の尊敬する三人の数学者、ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンの伝記及び取材旅行。特にラマヌジャンの話は心に残った。毎朝半ダースの定理をもってくる異次元の天才。アインシュタインの発見は二年後ほかの人が見つけていたかもしれないが、ラマヌジャンの定理の発見はそんなレベルの発見ではないという。ラマヌジャンがいなかったら100年たった今でも見つかってもいないかもしれないらしい。
コンピュータ化やロボット化とか最近言われるけど、こういった数学者の地道な発見による賜物なのだろう。本の中でこの発見がなかったら世界は50年遅れていた、との記述に感銘を受けた。 -
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管見妄語シリーズは初めて。
最近の藤原正彦は、ジローラモもたじろぐだろう、色っぷりだな……。
とにかく数話に一回、女性関係ネタが出てきては、奥様に蹴散らされる形となる。
こんな所から始めると中身がないように思われそうだけど、「ユーモア」を落とし込みながら、きっちり藤原節を聞かせてくれる。
英語とITか!と罵るのも、
三角形の内角の和が180度であることの証明を、コンピュータ自らは発見出来まいと嘲笑うのも、
千昌夫のアメリカンジョークを讃えるのも、
なるほどな……と含み笑いをして頷いてしまう。
あ。
ちゃんと真面目なページもありますからね。
岡潔と芭蕉について書かれた話は、感銘を受けた。
つまり、私が『クロイツェル・ソナタ』に引いたラインマーカーは、到底、藤原正彦には及ばないということだな。 -
Posted by ブクログ
高校の時に一度読んで、最近また読みたくなったので読んでみた。数学は大嫌いだったが、この本は楽しく読み進めていくことができた。目に見えないゼロを発見したインド人はすごいし、天才数学者の生まれる条件がまったく数学に関係無い事に驚いた。欧米人とアジア人では数学の受け入れ方が違うなど、自分の知らないことが沢山あっておもしろかった。ゲーデルが発見した「不完全性定理」、チューリングが証明した、真偽を判定できない命題であるかどうかを、チェックする方法はない という結果が一番びっくりした。論理を数学であらわすことができるんだなと感じた。目に見えない世界を数学であらわしていくんだから数学者はすごいと思った。
高校の時に数学の先生がよく、この数式は美しいと言ってたけど、その当時は数学の美しさがよくわからなかった。この本を読み返した今ならなんとなく分かるような気がする。数学が好きだったら、もっと感動することができたのかな…。 -
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「博士の愛した数式」の小川洋子さんと、数学者の藤原正彦さんの対談集
この本のすごいところは、入門として得られる知識について、地理的背景のほか、特に有名な人物や各種の定理・予想などの幅の広さにもあると思います。
有名なフェルマー予想(サイモンシンのフェルマーの最終定理が詳しい)の他に、ゴールドバッハの予想(6以上の偶数はすべて2つの素数の和で表せる)という問題にも触れられていて、そこから、ゲーデルの不完全性定理(正しいとも正しくないとも判定できない命題が存在するということを証明)を提示し、 コンピュータの父であるチューリングによる、ある命題が真偽を判定できない命題であるかどうかをあらかじめチェックする統一的な方法がが無いということを証明という流れ等は、これだけで本になりそうなことをすっきりと紹介してくれています。
この本を手に取った理由としては、「美しい数学」という言葉について、どういうことなのか?というシンプルな疑問から。本文では、最初に醜い例が示されており、「美しい」数式といわれるものの例が少しずつ順を追って示してくれています。
醜い定理の例
各桁の3乗を足すと本に戻るような1より大きな数は、何桁であろうと、153, 370, 371,407以外に無い。
153 = 1*1*1 + 5*5*5 + 3*3*3
もうひとつの醜い例として、藤原先生の見つけた定理。
1729 を各桁を全部足して、その数値に逆転したものをかけると同じ数値になるというもの。これが全部で3つしかないという。
1+7+2+9 = 19
19*91 = 1729
美しい定理としては、奇数の和が上げられていて、 1= 1*1, 1+3=4 = 2*2, 1+3+5 = 9 = 3*3,,,, 1+3+...+(2n-1) = n*n
これをみると、「美しい」といわれるものは、シンプルな表記にまとめられるというのもあるのかもしれないなと。そして、「美しいものほど、なぜか有用性が高い」という言葉もあったので、数を表すための、式の普遍性や汎用性、シンプルな表記、そして有用性が高いということが「美しい」という言葉の使われかたなのかなという認識を持った。 -
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【本の内容】
天才中の天才ニュートン。
ニュートンの「プリンキピア」を12歳で読破した早熟の天才ハミルトン。
ヒンドゥーの女神のお告げを受け、新定理を量産した神がかり的天才ラマヌジャン。
天才はなぜ天才なのか。
才能ゆえの栄光、が、それと同じ深さの懊悩を彼らは抱えこんでいたのではなかったか。
憧れ続けた3人の天才数学者の人間としての足跡を、同業こその理解と愛情で熱く辿った評伝紀行。
[ 目次 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]