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情報がかけめぐる現代にあって大事なのは、歴史の縦軸・横軸にそって物事を大局的に見ることだろう。
その稀有なる視点を有するのが藤原正彦氏である。
著者は『文藝春秋』誌上において、骨太な論考を寄せてきた。対国政、対コロナウイルス、対中国、対韓国について。あるいは、毎月の「巻頭随筆」においては、時機に則した軽妙なエッセイとなる。
著者に一貫して通底しているのは、「教養」と「品格」と「ユーモア」ということになろう。その言葉は、いかにも日本人の肺腑にズシンと響く。270万部売れた『国家の品格』のエッセンスは不滅なのである。
それらを一冊にまとめて、通読できる贅沢な体験ができるのがこの作品ということになる。
Posted by ブクログ 2023年03月01日
「ユーモア」というには少々難があるような。
ほぼ「おちゃらけ」ですな。
「武士道」って言われても、今の人たちには「はぁ?」でしょう。
「eスポーツ」(ただのゲーマー)やら「ユーチューバー」(才能のない芸人)やら「インフルエンサー」(露出狂?)やら「AV女優」(勘違いな女性)で溢れ返った日本人に「真価...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月18日
■ Before(本の選定理由)
国家の品格の作者の新書。すこし偏ったものの言い方をする印象があるが、たまには毒に触れてみたい。
■ 気づき
藤原家の歴史4割、女性に関するジョーク2割。
満州引き揚げの記憶は壮絶で、母親の強さを想像して思わず涙が込み上げてきた。でもちょっと繰り返しが多すぎる。
...続きを読む
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