日本人の真価

日本人の真価

880円 (税込)

4pt

3.9

情報がかけめぐる現代にあって大事なのは、歴史の縦軸・横軸にそって物事を大局的に見ることだろう。
その稀有なる視点を有するのが藤原正彦氏である。
著者は『文藝春秋』誌上において、骨太な論考を寄せてきた。対国政、対コロナウイルス、対中国、対韓国について。あるいは、毎月の「巻頭随筆」においては、時機に則した軽妙なエッセイとなる。
著者に一貫して通底しているのは、「教養」と「品格」と「ユーモア」ということになろう。その言葉は、いかにも日本人の肺腑にズシンと響く。270万部売れた『国家の品格』のエッセンスは不滅なのである。
それらを一冊にまとめて、通読できる贅沢な体験ができるのがこの作品ということになる。

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日本人の真価 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「その声はメロディーを伴いリズムに乗って、合唱のように春の野を満たし、スルスルと青空に吸い込まれていった」(48ページ)。心憎いほどの名文だ。
    トップの資質は、国民の心に響く言葉を発する能力だ」という主張にも同意する。
    が、AIは情緒と無縁だという著者の主張の正しさは、最近、かなり怪しくなっている。

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    最後の章でわかったのですが、幼い頃大変な思いをされ
    生きてこられたのが分りました。それが今の作者の生き方につながったのでしょう。

    0
    2023年11月09日

    Posted by ブクログ

    月刊文藝春秋に掲載されたエッセイをまとめた物。クスッと笑えるユーモアたっぷりな物もあれば、戦後満州から北朝鮮を経て帰国するまでの過酷な脱出劇、各国で経験された日々の出来事、日本精神など読み応えがあった。
    『「日本人の品格」だけが日本を守る』の章は、その通りだと思いながら読んだ。積んだままになってる『

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    満州からの引き上げの、想像では追いつけない、ものすごくリアルな、そして壮絶な場面を、涙がにじみ出る言葉の連なりに、感動した

    私は戦争を知らない
    知らないから、想像する
    ウクライナの映像をリアルに見て、想像する

    昔、日本がそういうところだったんだと。
    昔、日本人は、そういう生き方をしたんだと。

    0
    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    国家の品格以来かなぁ、結構いい内容でした、が数学者は女性好きなのが、気になりました。出来た奥様と思います

    0
    2022年09月13日

    Posted by ブクログ

    「ユーモア」というには少々難があるような。
    ほぼ「おちゃらけ」ですな。
    「武士道」って言われても、今の人たちには「はぁ?」でしょう。
    「eスポーツ」(ただのゲーマー)やら「ユーチューバー」(才能のない芸人)やら「インフルエンサー」(露出狂?)やら「AV女優」(勘違いな女性)で溢れ返った日本人に「真価

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    ■ Before(本の選定理由)
    国家の品格の作者の新書。すこし偏ったものの言い方をする印象があるが、たまには毒に触れてみたい。

    ■ 気づき
    藤原家の歴史4割、女性に関するジョーク2割。
    満州引き揚げの記憶は壮絶で、母親の強さを想像して思わず涙が込み上げてきた。でもちょっと繰り返しが多すぎる。

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハズレのない作家の一人。
    本書は、2017年~2022年までの文藝春秋で発表された文章をまとめたもの。
    以下は、私の備忘録。
    ・ノーベル賞は、物理学賞、化学賞、医学生理学賞の自然科学三賞のみが本物。
    ・欧米人より100年にわたって「模倣国家」と揶揄され続けた日本。ゴッホ、モネ、ピカソ、セザンヌらが浮

    0
    2025年06月25日

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