藤原正彦のレビュー一覧
-
購入済み
本を読まないと獣になる
読書好きになる秘訣が満載。
作者は、比喩がうまい。(僕は餃子と豆大福が好きだ。食べなくても生きていける。しかし、これを口にせず、死んでいくのは気の毒だ」同様に、読書をせずに死ぬのは気の毒だ」と。あるいは、もっと辛辣だが、作者の祖父は「1日に1ページも読まない人間は獣だ」t。
ユーモア精神はイギリスで有名だが、日本にも歴としてある。そのために、日本の古典を読みたい。 -
Posted by ブクログ
2018年の読み収めの一冊。
書いてあることは、言葉が悪いけど「オヤジの愚痴」みたいな感じでした。
でもその愚痴は一理ある。だが「愚痴」という少し敵意ある言葉になるのは、「そんな問題、うまく解けねぇよ」言ってしまうような問題に対しての作者の考えがまとめられた本だったからでした。
きっと作者は、取り上げた問題が「難題」であることが分かってたから、愚痴のような攻撃的な言葉を書いていたんだと思います。
後半のエッセイ集で、そういったどうしようもならない世界に、文句(という言葉が適切ではないかもしれないけど)を垂れて立ち向かう、僕たちと何ら変わりのないおじさんの横顔が見えてきました。
2019年 -
Posted by ブクログ
反骨精神で世の中のあらゆる問題に立ち向かい、武士道精神を熱く語り、家族からは頑迷さをあきれられる著者自身の姿を、ユーモアで包み込んで語っているエッセイです。また、著者の両親である新田次郎、藤原てい夫妻のエピソードも多く語られています。
『国家の品格』(新潮新書)で語られる著者のナショナリズムには賛同できない読者でも、エッセイストとしての著者の力量はなかなか否定できないのではないでしょうか。
とくに、検便を強制する小学校に対する著者たち一家の戦いを描いた「苦い勝利」と題された一編は圧巻です。噴き出したり、目頭が熱くなったりと、たいへんでした。 -
Posted by ブクログ
明治から戦後にかけての歴史を振り返りながら、日本の美徳について書かれた本。著者の発言は正しいと思う。真実をわかりやすく述べている。私にとって新しい発見は少なかったが、多くの人が読むべき本だと思った。印象的な箇所を記す。
「国家が謝罪するなどということは、私の知る限り日本だけです。それは自国の立場を弱くし、自国への誇りを傷つけるからです。そしてなにより、もはや弁護できない私たちの父祖を否定し冒涜することになるからです」p54
「(戦後の言論統制について)終戦のずっと以前から練りに練っていたウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP:戦争についての罪の意識を植え付ける宣伝計画)に基 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本の歴史をもとに、日本人が日本人としてのサムライ魂を失った原因を探る本書。
正直言って、ここまで踏み込んだ歴史解説本は初めて。
GHQが日本を洗脳したとか、南京大虐殺の真実、政府が隠しそうな事実をこれでもかと言うぐらい論じるなんて、作者は勇気があるなぁと思った。
本書の内容が嘘か真にせよ、日本人は自分らの歴史観が正しいと信じている。
だが果たして、僕たちが知る歴史は真実なのだろうか?
歴史の教科書に書かれていることが、本当に事実だと断言できるだろうか?
いずれにしろ、政府が隠蔽するほど歴史は闇が深く、複雑怪奇なものだ。
日本人の認識と思想の過ちを再認識するためにも、本書は一種の