【感想・ネタバレ】管見妄語 失われた美風(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

グローバリズムの進展により、ついには小学校で英語を教えるまでになった。このままではやがて、英語の発音が少しばかり良いだけの、無教養で薄っぺらな日本人で溢れることになる。今、必要なのは流暢な英語より教養。そして惻隠の情、卑怯を憎む心、正義感、家族愛――つまり「日本人の美徳」である。国の愚策を憂い、故郷への想いに胸が熱くなる「週刊新潮」連載の名物コラム、ついに最終巻。(解説・伊与原新)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

カタルニアが独立したい理由の1つは、スペインのGDPの20%を生み出す最も富裕な州と言うことである
見えなくなれば忘れられると言うことだ。機械の中の写真、機械の中の本は内容とともに忘れられてしまう
私などは、樫津行動しない女房に三行半を突きつけられぬまま、40年もしがみついている。いくじない、ふがいない
日本の労働には大きく4つの問題がある。第一が少子化による労働人口の減少。第二が先進7カ国中でビリと言う低い労働生産性。第三世紀と言う日世紀の不合理な格差。第4は長時間労働だ
人々は自由競争と言う名の下の激烈な競争で疲れ果て、うるおいのない社会に幻滅している

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

実はこの本との出会いは偶然で、自ら選んで手にした本ではなかった。でも、せっかくご縁があって巡ってきたのでと思い読み始めてみたら、自分でもびっくりするほどあっさりのめり込んでいた。
堅苦しいトピックでも、ユーモアたっぷりの文体で読んでいて楽しかった。厳しく的確な意見と作者の人柄が伺える、コミカルな文章の緩急が心地よかった。もっと読みたい。

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2023年05月25日

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