アレクサンドル・デュマのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あー! スッキリ!人を亡き者とし、人を騙してのさばっていた輩たちが、「亡き者」だと思っていた者の仕業で、ペテン師同士ペテンに掛け合い、ついに自身を滅ぼしてしまった。まるで、「ちびくろサンボ」の虎たちがぐるぐる回ってお互いの尻尾を噛み合って溶けてしまったような感じ。
モンテ・クリスト伯は十四年間も土牢に閉じ込められ、忍耐力が付いていたので、 「復讐」は短絡的でなく、自分の手を血で汚さず、敵が自ら滅びるよう追い詰めた。
三種類くらいの人物に姿を変えながら敵にジワジワと近づき、ありえないようなスピードでありえないようなような工作をして人を助けて行く姿、そして謎めいた部分はまるでルパンのよう!
そして、最後は元の「船乗り」に戻って「姫」と共に水平線に消えて行ってしまった。
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購入済み
書籍としては講談社版
全11巻で長い話なのだけど、アラビアンナイトと同じくらい、岩波はマドリュヌス版ですね。
長さを感じさせない面白さ、オヤジの方のデュマの特徴が強く出てる作品群。ちなみに倅は椿姫のデュマ。
再読用に購入、ダルタニヤンと三銃士、アトス、ポルトス、アラミスが三者三様に活躍する話になります。
ストイックで長男キャラのアトス、鷹揚で棚ぼたに金持ちになるポルトス、一番若くて一番ワルなアラミス。
アトスじゃ堅苦しいし、アラミスやダルタニヤンでは疲れるし、ポルトスくらいに鷹揚で、
最期は金に苦労しないでいきたいものです。でも一番早死にする。
長生きしそうなのはアラミス、善人ではないからですね。
ポルトスはルイの王様と食事をとうしてのやりとりが好きですね。
リシュリュー、マザラン、コルベールと王様を支える宰相等も敵に味方にいい味出してます。
オヤジに言わせると倅の作品(椿姫)は説教くさいそうです。倅の方は私生児ながら薬中(大麻)の親父を看取る
アトス的なキャラなので、オヤジの方はダルタニヤン含みのポルトスかなって気がします。
お好みで -
Posted by ブクログ
通常版は読みきれるか自信がなかったので、岩波少年文庫版を。
め、メチャメチャ面白い…!一気読みしてしまった。
ミステリ要素もあって、伏線を追うのも楽しい。
似た名前が多いので冒頭の「おもな登場人物」と行き来しながらだったけど、そこにかなりのネタバレが…なのに、文中でも律儀に驚いてしまう。
終盤、復讐相手にモンテ・クリスト伯爵が正体を明かすシーンでは、つい頭の中で笑ゥせぇるすまんが「ドーン!」をやってしまう。
本作がもちろん面白いのだけど、それにしても少ししか読めてないけど岩波少年文庫はどれも面白いなあ。
昔は青い鳥文庫を手に取っていたので、勿体なかったかもしれない… -
Posted by ブクログ
ネタバレモンテ・クリスト伯はメルセデスに生きているか死んでいるかも分からん男のために一生涯禊を立てろとでもいうのか……
確かにフェルナンの手を取ったことは納得できないまでもそれでもモルセール夫人ではなくメルセデスとして絵を描かせたり正体を見破ったりと、生きるためにフェルナンの手を取っただけで心の中にはエドモン・ダンテスがいることは分かるのに、そんな健気なメルセデスに対して許す許さないだの言ってるのはとても傲慢だなと感じてしまう。
エデが伯爵を愛しているのは一種のグルーミングだと思うのだけど、伯爵は父として愛していた筈なのに最後にエデを恋人として愛することについての伯爵の心の変化の描写が少くて少しモヤりもした。
古典で男性が作者であれば、恋愛描写や女性像はこうなるのはまぁ妥当ではある。
復讐劇に関しては最後に伯爵が復讐相手に対して慈悲を掛け、一人の人間として生きていく形で締められるのがよかった。