アレクサンドル・デュマのレビュー一覧

  • モンテ・クリスト伯 下

    Posted by ブクログ

    長くもなく、文字も大きいため読みやすい本です。

    デュマの作品は三銃士から入りましたが、この本も同様に貴族の暮らしが垣間見えるようでワクワクして読み進めることが出来ました。
    単に復讐譚で終わらないあたり、大人から小さい子まで、考えを深められそうな一冊でもあります。

    0
    2022年08月04日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    なんで今まで読んでこなかったんだろうか!とても面白い。 ダンテスの天と地のような幸福と不幸。絶望の淵で出会ったファリア司祭。ファリア司祭の賢さ・知恵の使い方・我慢、どれもビジネス本以上の金言。時を味方につけることの大切さを教わった。さてさて、これからどうなるか? もう少しファリア司祭から教えを賜りたいのだが……、無理かなぁ?

    0
    2022年07月14日
  • モンテ・クリスト伯 7

    Posted by ブクログ

    ああ、なんと幸福な読書だったことよ。時間も心も魂も、全て持っていかれる。お昼を食べるの忘れてました。心はエドモンと共に。
    読み終えて思わず「はあ〜、デュマすげー」。

    ツッコミどころもままあるし、ヴァランティーヌさんの件はここまで引っ張るかーとなかなかもどかしかったけど、ここまで引っ張ってこそではある。
    素晴らしい。ラストの決め台詞ももちろん素晴らしく、あー生きてる間に読めてよかったー。ジンセイベスト10に入ると思われる。

    0
    2022年06月24日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    「これで一人!」冷徹に、着々と進めていく復讐劇。

    しかしアルベールくん、そりゃ確かに父が侮辱を受けたかもしれないが、それをやっていたことは事実なんだから、少々逆恨みでは。

    エデの弁舌がキレキレでカッコいい法廷劇。
    ユージェニー、なかなか豪快でいいぞー!
    実はカッコいい女性たちが何人か登場してますよね。

    そしてまた変装劇も続くのであった。

    0
    2022年06月23日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    ヴァランティーヌは望まぬ結婚を回避して好きな人と一緒になれるのか?!
    ええーっ、ノワルティエおじいさん、そうだったの?!

    エデの話は悲しく、ちょっと重苦しい空気漂う5巻。相変わらず怒涛のてんこ盛りで目が離せない。

    伯爵とメルセデスは。。。やあ、まだまだ先がわからない。どうなるどうなる。

    0
    2022年06月21日
  • モンテ・クリスト伯 4

    Posted by ブクログ

    じわじわと復讐が。

    えーっ、ヴィルフォールのあれは◯◯◯◯ー◯夫人だったのー?!えーっ、アンドレア・カヴァルカンティって、◯◯◯◯◯なの?!など、いろいろ繋がってくる。それにしても◯○○○ー○夫人、曲者だなあ。どんと露呈してくる曲者ぶり。どうなるどうなる。

    0
    2022年06月19日
  • モンテ・クリスト伯 3

    Posted by ブクログ

    復讐の手始めは、こう来たか。山賊のくだりも、パリに行ってからも、ベルツッチオの話も、息も継がせぬ展開。ぬ?ここでつながり始めたか?とかね。どうなるどうなると、やめられません。

    0
    2022年06月17日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2も面白くって、一気読み。
    ハラハラとかムカムカとか同情とか心配とか、いろんな感情を揺さぶってくるデュマ、うまい。現代の脚本家とか、きっとこの辺りも勉強しているに違いない。父子の情、女との関係、襲いかかってくるピンチの数々、絶体絶命からどうやって切り抜ける、導いてくれる師の存在、豪華絢爛シーン、ハイのシーン、場面転換、キャラの投入…元ネタの宝庫。

    イタリア編とも言うべきフランツとアルベールですが、この2人はこの後どういう意味を持ってくるんだろうか。

    そして、いよっ!なんてカッコいい登場なんだ。

    0
    2022年06月14日
  • 千霊一霊物語

    Posted by ブクログ

    アレクサンドル・デュマによる怪奇ロマン中編。

    ===
    27歳の作家アレクサンドル・デュマは、狩猟のためにフォントネを訪れていた。
    狩りも一段落ついたところでデュマは血塗れの男を目撃する。
    男は石切夫のジャックマンと名乗り、市長の家の玄関先で告白する。「俺は自分の女房を殺した。捕まえてくれ」
    市長のルドリュは警察官たちと共に現場検証に向かうが、ジャックマンは現場に戻ることを激しく拒絶する。
    どうにか現場であるジャックマンの自宅についた一行は、血塗れの地下室で首を切られた女房の遺体を見る。
    ただでさえ凄惨な事件だが、殺人犯ジャックマンはさらに恐るべきことを告げる。「斬り落とした女房の首が俺に向かって喋りかけてきたんだ!」

    翌日。
    デュマは証人としてルドリュ市長の自宅に呼ばれる。その場に集まったのは、警視のクザン、現実主義の医師のロベール、自称不死者の文人エッテイラ、神秘主義者司祭のムール、博物館創始者のルノワール子爵、青白い顔をした美女グレゴリスカ夫人。
    彼らの話題はジャックマンの証言のことに。切り落とされた首にはまだ意識があるのか?死んだ人間の意思がこの世に留まることがあるのか?
    彼らは一人ひとり、自分が見聞きした不可思議な経験を語ってゆく。

    ルドリュ市長
     若い頃身を焦がした恋とその悲痛な終わり、しかし死んだ恋人の意思としか思えない不思議な出来事を語る。

    ロベール医師
     殺人犯に有罪宣告をした判事が、死者が戻ってきたとしか思われない経験をして衰弱していく姿。

    ルノワール子爵
     フランス革命で暴かれた国王たちの墓。だが王の遺体を侮辱した男はは不思議な人影に招かれて…。

    ムール神父
     人間には善良な性と邪悪な性がある。死ぬときに人の意識に残るのが前者なら天国に行くし、後者なら地獄に落ちるだろう。ムール神父が、あるならず者の魂を救おうとしてとった行為とは。ならず者の善意は勝ったのか。

    エッテイラ
     亡夫の遺言を果たすため、その意思に導かれた未亡人の話。

    グレゴリスカ夫人
     ポーランド出身のグレゴリスカ夫人の家族はロシアからの独立の戦士だった。一族の城に敵が迫り、修道院に匿われに旅に出た彼女は、モルタヴィア領で領主の息子に囚われる。独立、戦争、王家、吸血鬼伝説…。

    ===

    物語の背景は、フランス革命も終わったものの、人々の記憶にはまだ新しいという時代だ。登場人物たちの間に、恐怖の時代を共に生き延びたという共有感がある。
    処刑方法としてのギロチンについて、一瞬で命を奪うから人道的という理由もある反面、斬られた首が動いたり喋ったりしたという目撃談もたくさんあったらしい。この処刑方法については、作者デュマの熱意を感じるのだが、彼の時代にも議論が交わされていたのだろう。

    あとがきに書かれた作者アレクサンドル・デュマの経歴がなんというか…作品よりもドラマチックというか人騒がせというか(苦笑)、やはり面白いものを残す人は本人も強烈なんだなあと思う。
    …女性問題も財産問題も色々やらかしてるのに、庶子達が面倒みてくれたって、よくできた子供たちだとも思った。

    1
    2022年05月28日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ダンテスさんが脱獄し、巨万の富を得て恩義のあるひとを助け、人脈を増やし、復讐へと向かっていくはじまり。アルベールがよく言えば無邪気、アホの子でフランツがお守り大変そうですね。やっと再会を果たしましたがどう展開していくのか楽しみです。

    0
    2022年04月23日
  • モンテ・クリスト伯 7

    Posted by ブクログ

    今回のレビューであるが…
    前半は最終巻である7巻のレビュー
    後半は全編のまとめとする
    もし「モンテ・クリスト伯」を未読だが興味のある方は後半部分を参照いただけると良いかもしれない

    泣いても笑ってもとうとう最終巻

    毒を盛られながらも生き延びたヴァランティーヌ
    体調不良の中、幽霊に遭う(笑)
    正体はマクシミリヤンからの助けるに応えることにしたまさかのモンテ・クリスト伯
    もちろんモンテ・クリスト伯はやることなす事が完璧なため、ヴァランティーヌすなわちヴィルフォールの屋敷の隣の空家を借り、徹底的に見守るのだ
    モンテ・クリスト伯からヴァランティーヌはサン・メラン夫妻と自分を殺そうとする犯人を知り、ショックを受ける(人の良いお嬢様だからなぁ)
    モンテ・クリスト伯はヴァランティーヌに必ず命を守ると誓い、自分を信じてほしいと懇願
    ヴァランティーヌはその通りにすると誓う
    ……
    が、ヴァランティーヌは死亡
    (えー完璧主義のモンテ・クリスト伯がしくじる訳がない!…ってことは…⁉︎⁉︎⁉︎)
    マクシミリヤン、父親ヴィルフォール、祖父ノワルティエらが大いに嘆き悲しむ
    絶望のマクシミリヤンは自らの命を絶つ決意をする
    何とか留まらせたいモンテ・クリスト伯は自身の正体を告白
    マクシミリヤンとその家族は父を救ってくれた恩人とわかり感激のあまりよろこびにむせかえる
    マクシミリヤンも放心状態になるものの、簡単に気持ちは変わらない
    モンテ・クリスト伯はマクシミリヤンに何とかあと1ヶ月だけ生きて欲しいといい、約束させる(何があるのだろう…⁉︎)

    さて最大の宿敵であるヴィルフォール
    父であるノワルティエの厳しい視線からももはや逃れられない
    やるべきことはわかっている
    4人に毒を盛った犯人、そう自分の妻に制裁を課すのだ
    夫や子供の顔に泥を塗るようなことは、まさかしやしまいと夫人を追い詰める
    おれの帰ってくるまでに裁きをつけないでいたなら、この手で逮捕すると言い放ち、外出
    外出先はベネデットの公判を行う裁判所である
    ここでベネデットは自分の名前を尋ねられ、姓名はわからないが父親の名前ならわかると言い、父の名前と父であるヴィルフォールが生き埋めにしたことまでを告白する(刑務所に面会に来たベルツッチオに全てを聞いた模様)
    ついにヴィルフォールも観念し、後任の検事総長からの沙汰を待つと言いフラフラと帰宅する
    道中彼は放心していたが、やがて妻のことを思い出す
    彼はその女に対し死刑の宣告をしたのだ
    自分の罪深さゆえに、妻にも罪という影響を及ぼしたのだ!それなのにこのおれが彼女を罰するなんて…
    死なないでくれ…痛烈に願いながら急いで帰宅するが、間に合わず
    さらには息子も道連れにしていたのだ
    その絶望が絶頂の最中、モンテ・クリスト伯が登場し、正体を明かす
    しかしヴィルフォールの息子の死を見たモンテ・クリスト伯はショックを受け自分の復讐の権利を踏み越えてしまったことに気づく
    一方のヴィルフォールはとうとう気が狂ってしまう

    モンテ・クリスト伯はマクシミリヤンとともにパリに別れを告げる
    そしてまずマルセイユでメルセデスに会う 
    すっかり落ちぶれた貧しい暮らしとなったメルセデスと息子のアルベール親子
    アルベールは二人の明るい未来のためにアルジェリア騎兵隊に志願(立派になったアルベール君!)そしてまさに出帆したばかり
    メルセデスは悲しみに一人沈んでいる
    ダンテスが復讐鬼になったのも自分のせいだと責めるメルセデス
    そんなメルセデスを誠心誠意友人として慰め、そして二人は永遠の別れをする
    メルセデスとの別れは辛く、またヴィルフォールの息子までが死んでしまったことで心の大きな変化と対峙するモンテ・クリスト伯
    気持ちの整理を続けながら旅を進める
    そしてあのシャトー・ディフのかつて自分のいた土牢へ行く
    そこで案内人の診察によりファリア司祭の残した書物を手に入れることができ、何かが吹っ切れる

    一方のダングラールは、モンテ・クリスト伯の策略により、とうとう金銭的に完全追い詰められ、逃亡を決意
    そして道中のイタリアで山賊ルイジ・ヴァンパの手下に捕まる
    金のものを言わせてきたダングラールに相応しい仕打ちが始まり、苦しむ
    散々苦しんだところにモンテ・クリスト伯が登場し、毎度の如く正体を明かす
    結局ダングラールは5万フラン貰い、自由を得る(だいぶ甘い復讐に感じるが、モンテ・クリスト伯も既に心の整理がついたからなのだろう)

    さてモンテ・クリスト島にマクシミリヤンを招待したモンテ・クリスト伯
    例の生き続けるという約束の1ヶ月である
    マクシミリヤンの死に対する希望は変わらず
    モンテ・クリスト伯がどれだけ慰めても、励ましても、頑として死にたいと言う
    どうにもマクシミリヤンの心が変わらないことを知り、モンテ・クリスト伯は最後の手に出るのだが…
    そう死んだとされたヴァランティーヌの登場
    (でもなぜここまで引っぱったのかよくわからない…)
    そしてエデを自由にしようとするが、エデはモンテ・クリスト伯と別れるなら死ぬと言う(やったー!)
    モンテ・クリスト伯は
    〜わたしを敵に対して立ちあがらせ、わたしを勝たせてくだすった神さまは、わたしの勝利の果てに、こうした悔恨の気持ちを残させたくないと思っておいでなのだ
    わたしは、我と我が身を罰しようと思っていた
    ところが神さまはわたしをお許しくださろうとおっしゃるのだ〜
    そう考え、運命を受け入れエデと生きる決意をする
    そして最後にマクシミリヤンへの手紙
    〜この世には、幸福も不幸もあり、ただ在るものは、一つの状態と他の状態の比較にすぎない…
    きわめて大きな不幸を経験したもののみ、きわめて大きな幸福を感じることができる
    人間の智慧は、すべて次の言葉に尽きる
    待て、しかして希望せよ!〜


    いやいや最初から最後まで一貫して面白い!
    この長さで延々惹きつけ続けられるのもなかなかじゃありませんか

    【自分なりの解釈とまとめ】
    モンテ・クリスト伯は大きく分けて3遍から成るように思う
    最初の一部目はエドモン・ダンテスという青年を知るための紹介とそこから地獄に落とされ14年もの間獄中生活で全てを無くし死の極限まで行きながらも、復讐のために残された何かを搾り出しながら生まれ変わろうとするまで
    第二部はモンテ・クリスト伯となり、巧妙な復讐劇を仕掛け、実行
    第三部は復讐が終わり、何を思いどう生きるのか

    【なぜ面白いか】
    当初復讐劇で7巻もどう展開するのか⁉︎
    そんな風に読みはじめたのだが…
    散りばめられたジグソーパズルのピースが、圧巻の方法で回収され収まるところにピタっとハマる
    痛快さ
    また復讐と言えども直接的に手を下すわけではなく、家族や過去の弱点、人の欲望や野心を洗いざらい見つけ出しジワジワと炙り出す
    使えるものはとことん使う
    金で解決することは惜しまない
    この辺りのエンタメ度の高さは見事

    そしてモンテ・クリスト伯の人柄 
    徹底した努力と鍛え抜かれた精神力
    恩は決して忘れない、約束は守るその人情深さ
    完璧に見えても迷ったり葛藤する人間臭さ
    作中でも皆がモンテ・クリスト伯に惹きつけられるが、読み手もまた然りなのだ
    そうどれだけ非情な復讐鬼と化したかに見えたものの、やはりエドモン・ダンテスなのだ!
    そして彼の心情の見せ方が実に上手い
    エドモン・ダンテスとしての苦しみと絶望は徹底的に一人称で読み手に見せる
    しかしモンテ・クリスト伯となり、ある程度復讐の目処が立つまでモンテ・クリスト伯側の心境や胸の内は我々には見えないのだ
    そのため彼が今何を感じ、これからどうしていくのか全くわからないのだ!
    だが終盤から少しずつ心の叫びが溢れ出す
    何の迷いもなかった復讐劇に思わぬことが起こり、心が乱れ出す
    溜まり溜まった彼の心の圧が噴き出る様は素晴らしく心が揺さぶられた
    そして最後は哲学だ
    「とにかく復讐して幕が降りる…」という作品ではない
    モンテ・クリスト伯の葛藤や神への問いかけ
    全ての復讐が終わった後、彼が何を思い、どう感じ、どう始末をつけ、どう行動するのか
    きちんと責任持ってデュマが描き切る  
    そこに読者が満足するのではなかろうか

    アドベンチャーであり、ミステリーであり、サスペンスであり、ヒューマンであり、ラブロマンスまである、しかし哲学さえも感じる痛快で究極の復讐劇エンターテイメント
    ちょっと褒めすぎだが、しっかり楽しめ大満足であった

    0
    2022年02月21日
  • モンテ・クリスト伯爵

    購入済み

    素晴らしいコミカライズ

    美麗な作画と読み応え抜群な構成で、大満足の一言です。
    原作小説は未読ですが、とにかく丁寧にストーリーが練り上げられていて終始飽きず、テンポも良いです。単なる勧善懲悪とだけではなく、ちょっとしたロマンスや思想、宗教、歴史、様々な要素があり、思わず涙してしまうシーンもありました。なにより作画力も高く、細かい小物や衣装、背景など時代考証や検証などかなり手が込んでいると感じました。購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、声を大にしておすすめしたいです。後悔しません!

    2
    2021年03月28日
  • モンテ・クリスト伯 上

    Posted by ブクログ

    ストーリーが巧妙に構成されていて、作者の頭の良さに驚いた。当時のパリの社交会の様子も面白かった。必読の価値あり。

    0
    2021年03月04日
  • モンテ・クリスト伯爵

    Posted by ブクログ

    モンテ・クリスト伯爵 (ジェッツコミックス)

    岩窟王ことエドモンダンテスの復讐譚。
    原作?は小学生の頃に子供向けの本で読んだ記憶が?悪い奴を騙す復讐劇くらいの印象かな(笑)

    あれだけの物量の物語を良くコミックス一冊に纏めたなあ♪と感じます。

    前段の、裏切り、別れ、圧倒的、徹底的な絶望から、復讐の鬼となるダンテスの描写は、読んでて引くくらい!
    しかし、予想していなかったメルセデスとの再会、それからのダンテスが取り戻す人間らしい葛藤が表情に現れる。

    ラストのエデの想いが、復讐に魂を売ったダンテスを人に戻すシーンは鳥肌モノ。

    ラストシーンでダンテスが言う
    「きわめて大きな不幸を経験した者のみが
    きわめて大きな幸福を感じる事ができるのです
    生きる事の素晴らしさを知るには
    一度は死を思ってみる事が必要なのです
    待て、しかしして希望せよ!」
    と

    文字だけでは感じ得ない、コミカライズという表現方法の素晴らしさを感じます。
    子供の時に読んだ時には理解できなかったエデの大人の想い。

    今なら原作を群像劇として読めるのかな?原作いってみようかなぁ、メルセデスのその後も気になるし♪

    3
    2021年02月23日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『あなたに想像できるだろうか?結婚式の途中に、無実の罪で逮捕され、10年以上獄中で生活をすることを。いな、できるはずがない!』。19歳のダンテスは船長を拝命し、妻と幸せな家庭を作るはずだったが、年上の同僚と一方的に妻を愛する従兄から妬まれ、僅かな歯車の掛け違いで獄中生活を強いられる。この悲劇はナポレオンが活躍したブルボン朝、王政復古の時代背景が絡む。獄中で出会ったファリア司祭から高度な知識を授かり、また財宝の在処を聞く。遂にダンテスの復讐の暁闇、一気に攻め込み、これまでの鬱憤を晴らしてしまおうか。

    0
    2020年08月11日
  • モンテ・クリスト伯 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『もうあんな毒素はたくさんだ。あれを胸いっぱいに吸い込まされては、解毒剤でも飲まなければ。』ヴィルフォールと直接対決した時のモンテ・クリスト伯のフラストレーションは最大級になった。このストレスは彼の復讐劇をお膳立てして、一気にドミノ倒しを引き起こすだろう。3巻は過去の伏線を1つづつ回収するのではなく、更に慇懃に緻密に仕込んでゆく過程である。アルベール、メルセデス、ヴィルフォール、エロイーズ etcの今後の崩れ方が気になってきた。2巻での私の死刑執行仮説は大きな間違いだったが、ドミノ倒しの伏線か!

    0
    2020年08月11日
  • モンテ・クリスト伯 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『1つの部屋が何故かわかりませんが、とても様子ありげに思われました。自然に悲しくなってくる』ここまでくるとモンテクリスト伯は復讐映画のプロデューサーであり、以降どのように人間崩壊を目の当たりにできるのか!以前殺人が行われたオートィユの旧サン・メラン邸で、モンテクリスト伯の復讐が始まった!ヴィルフォール夫妻、ダングラール夫妻、カルヴァカンティ父子、マクシミリヤン、シャトー・ルノー、ドブレーが一堂に会し、不倫、殺人、詐欺、借金。登場人物が抱える問題をモンテクリスト伯により無言・意図的に暴露していく。

    0
    2020年08月11日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『全てがモンテ・クリスト伯の計算通りに進み、彼の周りで不幸が連鎖しだす。彼の無言の復讐劇に恐怖のみならず、グロテスクさをも感じる』。今回多くの伏線が回収される。特にマクシミリヤンとヴァランティーヌの恋。彼らを見ていると在りし日のダンテスとメルセデスのような若い情熱を感じる。モンテ・クリスト伯とメルセデスが再開し過去の追憶にふけるが、モンテ・クリスト伯はメルセデスと別れざるを得なかったあの日を思い、再び悔悟をかみしめたに違いない。今、そのエネルギーが嵌めた奴らを一掃する。後戻りする必要は微塵もない。

    0
    2020年08月11日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『エドモンさん、主人、私に復讐なさるのは結構です。息子に復讐なさることはおやめください!』かつて、妻として迎え入れるはずだったメルセデスに言われたモンテ・クリスト伯は計画を変更する。モンテ・クリスト伯の復讐という名の人生を諒解する航海は佳局を迎えた。彼の蛮勇な行いの後の達成感はどれほどのものだったろうか。満足感の他にはエデを思う強い愛情、もしかしたら寂寥感をも抱くに至ったのではないか。しかし、彼を嵌めた奴らの破滅っぷりは悲惨極まりなかった。メルセデスとの別れ、彼が愛する者への思いが最終幕を迎える。

    0
    2020年08月11日
  • モンテ・クリスト伯 7

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「この世には幸福もあり、不幸もあり、ただ在るものは、一つの状態と他の状態の比較に過ぎないことだ。」そうなんだよ、自分も含め人は幸・不幸は誰かと比べて評価するが、その比較こそが不幸や格差を生むんだ。モンテ・クリスト伯を取り巻く憎悪はまさしくこれだった。デュマさん、降参だ!あなたはとても素晴らしいことを私に教えてくれたよ。今自分が愛するものは何か?今したいことは何か?これは他人と比較して決めるということはしてはいけないんだ。何故ならば、唯一無二の自分の人生なのだから。全7巻、今日からの活力になったよ!

    0
    2020年08月11日