アレクサンドル・デュマのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勧善懲悪の復讐劇。
冒頭のエドモンが嵌められるところで、もう腸が煮えくり返っていたということで、この作品の読者を引き込む力は相当なものだと思います。きっとエドモンがなんの汚れもない無垢な好青年として完璧に描かれているからでしょう。
登場人物は多いようだけれど、それぞれ性格がはっきり分けられているのであまり混乱はしません。(とはいっても、私はダングラールとヴィルフォールが中巻まで混ざっていました。まあ名前が似ているからということで)
読者としてはばっさばっさと悪者を血祭にあげて復讐を完遂させることを期待するのですが、途中でエドモンが迷い始めるところで若干イライラします。でも読み終わる頃には、その迷いも含めてエドモンの人の良さというか、悪人ではないという人物設定に救われるはずです。残酷な復讐だけでは、エドモンの魅力が半減してしまうもの。
この頃のフランス文学は因果応報が鉄板のテーマだったのでしょうか。「赤と黒」然り、私の性格に合っているので、この時代に焦点を絞って他も探してみたいと思います。
ということで、非常におもしろい作品でした。不朽の名作、納得。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ銃士隊に入ろうとフランスの片田舎からパリにやって来た若者、ダルタニャンが、友人となった三銃士と波瀾万丈の生活を送りつつ、やがて銃士隊長になるまでのお話。それ以降の続編は、また別の物語として語られる。
個人的に今まで読んだ中で一番好きな冒険活劇小説。発生する事件はいちいち突拍子もないのに、最後の最後にはきちんと収まりが付くのが凄い。ダルタニャンと三銃士のアトス、ポルトス、アラミスはそれぞれかなり違うタイプのキャラクターなので、読者にはそれぞれの贔屓が出来そうだが、私は落ち着いた雰囲気のアトスが纏め役と思いきや、単体では相当の無茶をやらかす辺りに惚れた口。
差し当たって冒険活劇が好きなら、余程のフランス嫌いでなければ読んでおけと思う。