アレクサンドル・デュマのレビュー一覧

  • モンテ・クリスト伯 2

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    まるで近代のアラビアンナイトのようだ。ドン・キホーテはただの空想だったがこれは現実だったのだ。箱物語りがあり、視点が変わり謎の人物、モンテクリスト伯爵が登場する。用意周到に準備をし、復讐するのはジャック・ヴァンスの魔王子シリーズを彷彿とさせる。逆にヴァンスがモンテクリスト伯を下敷きにしたのだろうか。

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    2011年06月28日
  • モンテ・クリスト伯 上

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    「少年文庫」だけあって、その言葉一つ一つに惹かれるということはないが、話の面白さは5つ星。
    勧善懲悪の話なのか、はたまた主人公に更なる不幸が襲うのか?それが知りたくて、ページをめくる手を止められない面白さ。

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    2010年03月09日
  • モンテ・クリスト伯 3

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    借本。
    続きが気になって、どんどん読んでたら、
    あっという間に読み終わってしまった3巻。
    復讐の物語にハッピーエンドはないのはわかっているが、
    今からラストが気になってしかたない。

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    2012年12月29日
  • モンテ・クリスト伯 6

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    フェルナンの罪を暴くエデ。
    伯爵とアルベールとの決闘、その前のメルセデスとの会話は読んでいて印象的でした。メルセデスの気品のある態度に魅かれます。
    死を覚悟する伯爵。しかし…
    フェルナンの最期がドラマティックです。一番哀れな人ではないかと。
    復讐は人を仕合せにするのか――物語は佳境です。

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    2009年10月04日
  • モンテ・クリスト伯 5

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    復讐の歯車が遂に動き出す…
    フェルナンのジャニナでの事件が明るみになり、ヴィルフォール家では連続毒殺事件が起こる。株取引で損失を出しているダングラールはカバルカンティ公爵の財産を狙うが…
    各人にそれぞれの仕方で“復讐”する伯爵。しかし、直接手を下す事は無いその華麗なまでの方法に、読んでいて惹かれます。
    復讐の対象者の栄光の裏にある暗い影が暴露され、伯爵が側に置いた人物達との接点があることに驚愕する。
    その中で伯爵とメルセデスの会話が感動的でした。

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    2009年10月04日
  • モンテ・クリスト伯 3

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    ローマで盗賊に誘拐されたアルベールを救出するモンテクリスト伯。
    これを足がかりに、3ヵ月後パリへの社交界に現れる。その類稀なる知性や哲学、莫大な資金等を駆使し、復讐すべき3人に近づく。
    フェルナンと合うシーンは、読んでいて緊張しました。(正体は全然ばれていない)
    謝肉祭、社交界等、何処か華やかな要素が多い物語の中で、誰にも気付かれず、忍び寄る暗い何か――何処か不吉めいた伯爵の存在が魅力的。

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    2009年10月04日
  • モンテ・クリスト伯 4

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    とりあえず第4巻をピック・アップ!私的にはなんといってもノワルティエ!第1巻の暗躍していた当時の彼もかっこいいですが、身体の自由を奪われた後の彼も素敵!まじめに恋愛対象(!)です。展開もドキドキしっぱなしで脳内で「ワー」とか「ヒー」とかの奇声がぐるぐる回ってました。

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    2009年10月04日
  • モンテ・クリスト伯 5

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     この巻は盛り沢山。色々と事態が急転してゆく。面白いね!
     伯爵が探し出したダングラール夫人とヴィルフォールの間の隠し子は、カヴァルカンティ公爵として仕立て上げられ彼らと近づきになっていたが、まずダングラールが彼に興味を持つ。株取引により多大な損失を蒙った後も失敗が続くダングラールは、カヴァルカンティ公爵の資産を手にする事を目論んでか、自身の娘ユージェニーとカバルカンティ公をくっつけさせようとする。しかし、元々ユージェニーはアルベールの婚約者であった為それは両家の間に亀裂を生む切欠となる。モルセール伯爵を疎ましく思ったダングラールは、フェルナンが過去に行った事件の真相を表沙汰にしようとする。物

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    2009年10月04日
  • モンテ・クリスト伯 6

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     ラストに向けて話が加速していきます。あぁ・・・面白い。
     冒頭、前巻から不穏な動きを見せていたカドルッス。彼のその欲深さを持って、アンドレアから今以上の金を吸いだそうと目論む。そして、アンドレアの現在の立場を知り謀略を計るが、伯爵の方が一枚上手であった為にその目的が果たされる事は無かった。一方アンドレアの方も、ただカドルッスに良い様に付き纏われるのが思わしくない為、カドルッスがほうほうの体で伯爵の屋敷から出る所を見計らい、この機に乗じてカドルッスに対して刃を向けた。
     重傷を負ったカドルッスは、伯爵の館に運ばれる。カドルッスを襲ったのがアンドレアであると知った伯爵はアンドレアの告発書を書くよ

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    2009年10月04日
  • モンテ・クリスト伯 7

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    人間の醜さが描かれているなか、希望も残されていて、単純だけど深くて、ストーリーもよく出来たお話でした。

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    2025年07月22日
  • 三銃士

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    ネタバレ

    テンポが良くて読みやすかった。爽やかでいい。挿絵も多かった。ダルタニャンが正義漢で無鉄砲で血の気多くて勇敢なのがいい!

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    2025年07月14日
  • モンテ・クリスト伯 2

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    本筋に関係なさそうなエピソードがダラダラ続くことがあるんだけど、作者が当時の社会や情勢に関連して伝えたい何かが散りばめられているのかなとも思う。

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    2025年07月10日
  • モンテ・クリスト伯 2

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    後半出てくるフランツとアルベールが誰なんだろう、と思って読むペースが落ちたけど、脱獄からモンテ・クリスト島のところまでは面白くて一気読み。

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    2025年03月15日
  • ダルタニャン物語1 友を選ばば三銃士

    000

    購入済み

    書籍としては講談社版

    全11巻で長い話なのだけど、アラビアンナイトと同じくらい、岩波はマドリュヌス版ですね。
    長さを感じさせない面白さ、オヤジの方のデュマの特徴が強く出てる作品群。ちなみに倅は椿姫のデュマ。
    再読用に購入、ダルタニヤンと三銃士、アトス、ポルトス、アラミスが三者三様に活躍する話になります。
    ストイックで長男キャラのアトス、鷹揚で棚ぼたに金持ちになるポルトス、一番若くて一番ワルなアラミス。
    アトスじゃ堅苦しいし、アラミスやダルタニヤンでは疲れるし、ポルトスくらいに鷹揚で、
    最期は金に苦労しないでいきたいものです。でも一番早死にする。
    長生きしそうなのはアラミス、善人ではないからですね。
    ポルトスはルイの

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    2025年10月26日
  • モンテ・クリスト伯 7

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    脱獄して財宝を得て、自分を陥れた3人に復讐していく。
    それぞれの結末に工夫があり、脱獄、決闘、裁判、毒殺など、印象的なシーンの多いエンタメ小説。

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    2025年01月18日
  • 新訳 モンテ・クリスト伯 3

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    ネタバレ

    復讐譚とは知っていたけど、読み始めて驚いたのは、当時のナポレオン失脚時からの歴史情勢が色濃く出ていて、歴史的背景がしっかり書き込まれていることで、大人レベルの優良小説だったということ。あと、モンテクリスト伯は裏切りに合うのも早く、長期入牢してはいるけれど、そこまでひどく書かれておらず、予想より早めに復讐譚が始まったことなど、全体に物語のテンポが良く、とても読みやすいということだった。違う読書もはさみながら、最後まで完走したい。

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    2024年12月19日
  • 新訳モンテ・クリスト伯2

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    ネタバレ

    訳文については、新訳の読みやすさを岩波旧訳と比べてみた。毎月購入ローンのように変えるが、岩波中古で廉価に入手できるため、読みやすくないといけないと思ったからである。新訳といっても、訳者は重鎮な方だし。両者の最初の10ページ程度を比較したが、やはり圧倒的に読みやすい。岩波の方も悪くはなく、基本は読みやすいのだが、使っている言い回しや言葉の選び方に旧時代性が感じられたので、やはり新訳に長があると思った。

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    2024年12月19日
  • 新訳 モンテ・クリスト伯 1

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    ネタバレ

    何十年ぶりかの新訳が5冊完結で出るということで興味が出た。まず、この作品はもう少し若い時に読むべきだったと思うけど、そこまで手が回らなかった。子供の時の思い出としては、大阪万博か何かの紹介本で、赤塚不二夫のヒトコマで嵐の岩山で涙ぐむモンテクリスト伯に扮したココロの親分を見て、小説のイメージが刷り込まれ、読むのをためらっていたという不思議な記憶がある。継続して読みたい。

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    2024年12月19日
  • モンテ・クリスト伯 下

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    通常版は読みきれるか自信がなかったので、岩波少年文庫版を。

    め、メチャメチャ面白い…!一気読みしてしまった。
    ミステリ要素もあって、伏線を追うのも楽しい。

    似た名前が多いので冒頭の「おもな登場人物」と行き来しながらだったけど、そこにかなりのネタバレが…なのに、文中でも律儀に驚いてしまう。

    終盤、復讐相手にモンテ・クリスト伯爵が正体を明かすシーンでは、つい頭の中で笑ゥせぇるすまんが「ドーン!」をやってしまう。

    本作がもちろん面白いのだけど、それにしても少ししか読めてないけど岩波少年文庫はどれも面白いなあ。
    昔は青い鳥文庫を手に取っていたので、勿体なかったかもしれない…

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    2024年09月04日
  • モンテ・クリスト伯 5

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    ヴァランティーヌの運命がゆらゆら揺れていたが、祖父ノワルティエが大爆弾を落として孫娘を救う。しかしヴィルフォール家で急死が続き不穏。
    そして、モンテ・クリスト伯に救われたエデの辛い過去の原因が明らかに。
    ますます目が離せない展開に。

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    2024年07月23日