アレクサンドル・デュマのレビュー一覧

  • モンテ・クリスト伯 4

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     現代日本人にとって復讐は、法律上許されないこと。
     だが、時としてそれを望む気持ちがある。

     人は自らの身に起こった災難・不幸などを自分以外の誰か・何かのせいにしたくなる。そしてその誰か・何かに仕返ししたくなる時がある。

     高潔な心ではない。建設的でないのかもしれない。
     しかし人は時として、つまづいた石に当り散らす存在なのだ。その石に悪意などなく、よく足元を見る、と反省した方が、その後の人生にとって有用だとしてもだ。

     まして、人が人に対し、悪意を持って行った行為について復讐は自然と湧き上がる思いなのだ。

     人として許されない行為をした者が、そしらぬ顔で人生を楽しんでいる。
     それ

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    2017年08月16日
  • モンテ・クリスト伯 3

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    いよいよ重要人物との再会が始まった。
    どうなるかが楽しみ。
    印象的な言葉「人間の発明というやつは、すべて複雑から単純へと進んでいるものですから。そして、単純こそは、常にもっとも完成したところのものですから。」

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    2018年11月25日
  • モンテ・クリスト伯 2

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    どんどん展開が進んで行く。作中の時間はめちゃくちゃ進んでいるが、スピード感がある。この先の展開が非常に楽しみ。

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    2018年11月25日
  • モンテ・クリスト伯 3

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     たしか「グイン・サーガ」のあとがきだと記憶するが、栗本薫がもっとも面白く、何度も読み返した物語として紹介していたのを思い出す。
     それがきっかけで買い揃えたのか、読み返したのか、今となっては記憶は曖昧模糊としてしまっているが、内容とともに忘れられないエピソードとなっている。

     ついにパリの社交界に現れた伯爵。幽鬼のような美しき復讐の権化は、なるほど栗本薫好みの人物である。
     
     たくさんの登場人物が揃い、復讐劇への序章が始まる。

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    2017年08月16日
  • モンテ・クリスト伯 1

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    ネット上で非常にお勧めされていたので読んでみた。
    ファリア司祭曰く
    「人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ」
    「犯人を見付けるためには、まずその犯罪によって利得する者を求めよ」
    はここが起源なのか?
    エドモン・ダンテスのこれからの運命が楽しみだ。

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    2018年11月25日
  • モンテ・クリスト伯 2

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     2巻に挟まれているのはとある書店が出したこの本の請求書。
     140円。
     1冊きりの請求書というのは、配達を、しかも掛売りで行っていたということか。
     古き良き時代。

     深く、強い思いを込めた復讐が始まる前の序章。

     神の手になるかのような慈悲の話がひとつ。

     山賊たちのエピソードが挿し込まれ、
     とうとう復讐の舞台へ伯爵が登場する。
     青白き仮面をつけて。

     これから面白くなっていきます。

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    2017年08月16日
  • モンテ・クリスト伯 1

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     ブックカバーのかわりに破れかけた油紙。
     四方が茶色く変色した頁。
     そして誰のものかわからぬ「印章の盗み方」と「ブルーブラックインキの消し方」をつづったメモ用紙。

     25年前に手に入れた時からすでにこのような状態だったこの古本は、約40年ほど前の発刊。しかし小説の価値とはまったく関係ない。
     逆に本作の雰囲気にとてもぴったりで、何度も読み直すほど気に入っているにもかかわらず、買いなおす気にはなれずにいる。

     幸せの絶頂から、一瞬にして不幸の暗闇へ落ち込む主人公。
     重ね重ねの巡り合わせは、絵に描いたようではあるが、それを稚拙と言うのはもったいなさ過ぎる。
     1巻は、何度読んでも面白い、

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    2017年08月16日
  • モンテ・クリスト伯 下

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    大人になった今、こうやって読み返してみると、あのナポレオン時代から王政復古の時代のフランスの社会描写も巧みで、筋書きには無理がいっぱいあってもそんな情景描写が持つリアリティが勝っているところもあるように感じました。

    因みに岩波文庫の完訳版は全7冊。  対するこちらの少年文庫の抄訳版は全3冊。  KiKi はどちらも読んだことがあるけれど、話のあらすじをちゃんと知っておく・・・・というレベルを求める読書だったらこちらの岩波少年文庫版で十分だと思います。  ところどころに入る挿絵も雰囲気があってなかなか素敵です♪

    (全文はブログにて)

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    2012年01月03日
  • モンテ・クリスト伯 中

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    この物語が楽しいのはやっぱり「イヤなタイプの人間」を思いっきりデフォルメしたダンテスの敵陣営の描き方が巧みであることと、逆に想像を絶するような苦しみを味わったダンテスに冒頭で思いっきり共感できちゃうことによる「ダンテス贔屓」の感情が最後まで持ち続けられることにあるんだと思います。  冷静になってよくよく考えてみるとかなりひどい復讐劇の物語なんですけどね。

    (全文はブログにて)

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    2012年01月03日
  • 三銃士 下

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    いやはや、子供時代に抄訳ものながらもこの「三銃士」や「モンテ・クリスト伯(岩窟王)」や作家は違うけれど「ああ、無情(レ・ミゼラブル)」を読み耽っていたのを懐かしく思い出します。  そんなワクワク・ドキドキの後遺症が未だに残っている KiKi は映画なんかでもコスチュームものが大好きだし、英雄伝とか騎士物語が大好物なんですよね~。  その根っこにある1冊は間違いなくこの「三銃士」なんですよね。

    そうであるだけに映画「仮面の男」で、アトス、ポロミス、アラミス、ダルタニャンに再会した時には役者が良かったというのもあるけれど狂喜乱舞しちゃったものでした。  思えばこの映画の元本(?)でもある「鉄仮面

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    2012年01月01日
  • 三銃士 上

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    いやはや、子供時代に抄訳ものながらもこの「三銃士」や「モンテ・クリスト伯(岩窟王)」や作家は違うけれど「ああ、無情(レ・ミゼラブル)」を読み耽っていたのを懐かしく思い出します。  そんなワクワク・ドキドキの後遺症が未だに残っている KiKi は映画なんかでもコスチュームものが大好きだし、英雄伝とか騎士物語が大好物なんですよね~。  その根っこにある1冊は間違いなくこの「三銃士」なんですよね。

    そうであるだけに映画「仮面の男」で、アトス、ポロミス、アラミス、ダルタニャンに再会した時には役者が良かったというのもあるけれど狂喜乱舞しちゃったものでした。  思えばこの映画の元本(?)でもある「鉄仮面

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    2012年01月01日
  • モンテ・クリスト伯 5

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    ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。

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    2011年11月06日
  • モンテ・クリスト伯 4

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    ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。

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    2011年11月06日
  • モンテ・クリスト伯 3

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    ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。

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    2011年11月06日
  • モンテ・クリスト伯 2

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    ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。

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    2011年11月06日
  • モンテ・クリスト伯 6

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    ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。

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    2011年11月06日
  • 三銃士 上

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    小さい頃に観たテレビアニメで映し出されていたダルタニャンと三銃士の友情、敵方の謀略に加えて、本小説では大人の恋愛や生と死などのテーマも織り交ぜられている。血沸き肉踊る思いのする冒険活劇。

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    2011年11月06日
  • 三銃士 下

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    小さい頃に観たテレビアニメで映し出されていたダルタニャンと三銃士の友情、敵方の謀略に加えて、本小説では大人の恋愛や生と死などのテーマも織り交ぜられている。血沸き肉踊る思いのする冒険活劇。

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    2011年11月06日
  • 三銃士 中

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    小さい頃に観たテレビアニメで映し出されていたダルタニャンと三銃士の友情、敵方の謀略に加えて、本小説では大人の恋愛や生と死などのテーマも織り交ぜられている。血沸き肉踊る思いのする冒険活劇。

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    2011年11月06日
  • モンテ・クリスト伯 下

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    ネタバレ

    2004年頃、巷では「岩窟王」やモンテ・クリスト伯」が大人気でした。
    ある俳優さんが舞台でやれば見に行った友人がいましたし
    アニメ化されて話題になっているというではありませんか!
    そして他方向からは、職場の本好きな人が「改めて読むとすごく面白いのよ」と熱烈支持!
    これは読まなくてはならないのか!と思いようやく読み始めたのが今月(笑)
    子どもの頃にさんざん読んだり、見たりしているから今更感があったのだけど
    職場の人の勧めにより、岩波ジュニアにしてみた。(文庫は長いし字が細かいから)

    面白い!ザッツエンタテイメント!デュマはもちろん「三銃士」を愛好しているし、どんな作家か
    わかっていましたが、こ

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    2011年10月28日