【感想・ネタバレ】モンテ・クリスト伯 1のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月28日

冒頭の港に帰ってきた船の記述、そして全7巻という大作で、気後れして読まなかった自分が腹立たしくなる。こんなに読みやすく面白いとは。
人の良いダンテスが天国から一気に地獄へと突き落とされる。しかし天は見放さなかった。ファリア司祭との出会いが彼の人生を大きく変えそうだ。真実を知ったダンテスよ、行けー!第...続きを読む二巻に続く。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月10日

数年前に1巻だけ読んで放置してたのを再読。
びっくりするほど面白くて一気に全巻読んだ。「待て、しかして希望せよ」を見たくて…(なんでこの時期にまた読み始めたのかは察してください)
好きなキャラクターは主人公とユージェニー嬢だな。当時の価値観ではユージェニーのような思考の女性は変人扱いされたんじゃない...続きを読むかなぁと思うけど、それでも自由を選んだのはすごい。
メルセデスはあの時代であの選択をしたのは仕方ないよなと思う一方で、嫌な女だなぁと思わせる何かを感じた。正直ダンテスが最後にメルセデスを選ばなくて良かった…

1巻の辛い展開を乗り越えてからが最高に楽しかった。嫌な奴は徹底的に嫌な奴として描かれていて最高。そこに見える嫌な奴らしい矜持の高さ(ヴィルフォールとか)は結構好き。
恐らく人生で一番楽しいはずの青年時代を奪われ、恋人も奪われ、それでも救われた(と自分は思ってる)のは復讐譚としてはとても良い終わり方だったと思う。復讐なんて虚しいだけだ!みたいなクソみたいな綺麗事を言うキャラクターがいなくて良かった。
キリスト教への信仰が色濃く描かれていて、今の時代の日本人の自分には理解しにくいところもあったけど、それだけ絶大なものであったことはよくわかる。復讐を終えて自分も命を終える、みたいなキリスト教に反するようなことをしなくてほっとした。
あと、主人公の何が好きって、エデのような美しい美女(美少女)を側に置いておきながら男としてそっちの方に流されないところ。恋人ではなく娘のように思っているところが健全で素敵すぎるんだよな…文章からでもエデの可愛らしさがこんなに滲み出てるのにその鋼の精神なんなの?
復讐の神のような振る舞いをしても微かに残るエドモン・ダンテスとしての名残があるのが苦しく感じるけど、そこがたまらなく好きだ。
てっきり3人に対する復讐は最終的に全員殺すのかと思っていた。社会的に殺すというのは相手に大ダメージを与えると今も昔も周知されてるんだな…

この人この後どうなったの?みたいな人が多すぎるけど、復讐を達成したらもう用はないもんな。番外編みたいなものないのか…
また時間をおいて読みたい。違う人の翻訳も読んでみたいな。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

船長候補となり愛する恋人との結婚間近の船乗りのダンテスは、様々な者たちの陰謀により牢獄“シャトー・デフ”に送られる。
フランスを代表する復讐劇、第一巻!

面白い〜めちゃくちゃ面白い〜ネタバレ怖くてそれしか言えない笑

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Posted by ブクログ 2022年07月14日

なんで今まで読んでこなかったんだろうか!とても面白い。 ダンテスの天と地のような幸福と不幸。絶望の淵で出会ったファリア司祭。ファリア司祭の賢さ・知恵の使い方・我慢、どれもビジネス本以上の金言。時を味方につけることの大切さを教わった。さてさて、これからどうなるか? もう少しファリア司祭から教えを賜りた...続きを読むいのだが……、無理かなぁ?

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Posted by ブクログ 2020年08月11日

『あなたに想像できるだろうか?結婚式の途中に、無実の罪で逮捕され、10年以上獄中で生活をすることを。いな、できるはずがない!』。19歳のダンテスは船長を拝命し、妻と幸せな家庭を作るはずだったが、年上の同僚と一方的に妻を愛する従兄から妬まれ、僅かな歯車の掛け違いで獄中生活を強いられる。この悲劇はナポレ...続きを読むオンが活躍したブルボン朝、王政復古の時代背景が絡む。獄中で出会ったファリア司祭から高度な知識を授かり、また財宝の在処を聞く。遂にダンテスの復讐の暁闇、一気に攻め込み、これまでの鬱憤を晴らしてしまおうか。

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Posted by ブクログ 2020年07月24日

「それが怖いんですよ。」と、ダンテスが言った。「人間というものは、そんなにやすやすと幸福になれるものではないらしいんですから!幸福は、竜が戸口を固めているという魔法の島の宮殿のようなものなんです。幸福を得ようと思ったら戦わなくてはなりません。

一巻で一番参考になったセリフと箇所。
ある年齢にならな...続きを読むいと人生の幸福や不幸を語ることはできない。またどんなに考えても経験の裏づけのないセリフや展開はチープなものに過ぎない。

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Posted by ブクログ 2018年06月12日

フランスの小説ぽくなかった。訳者が書いているようにシンプルで華美な装飾のない文章だからだろうか。

主人公エドモン・ダンテスは物語はじめ、決して教養のある人物ではない。しかし彼は頭の良い人物だった。
作中にも出て来たが、知識がある人と頭の良い人というのはイコールではないのだろう。我々は大体にして頭が...続きを読む良くないから、知識を身に付けることを目指せというファリア司祭の言葉には励まされるものがある。

それにしても人を疑うことを知らないダンテス君には一種腹立たしささえ覚える。彼は善意によって自分の首を絞めた。いくら亡き船長の遺言だからと言って、当時追放されていたナポレオンから手紙を預かることがいかに危険かわからなかったのだろうか。

ファリア司祭によって目を開かれたダンテスが今後どうなっていくかが楽しみな1巻だった。

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Posted by ブクログ 2018年04月15日

フランスを代表する大作家による大河小説。
始まりとなるこの巻の物語は、
幸福から絶望に突き落とされた主人公ダンテスが、
監獄の中でで師となる囚人ファリア司祭と出会い、
自分が落された罠、財宝の秘密等を知らされるまで。
個性際立つ登場人物たち。
ダンテスの投獄のきっかけを作った者たち、
ダンテスを愛し...続きを読む、信ずる者たち。
親子関係。二つの婚約披露と美しい許婚者たち。
彼らはナポレオン時代~第一復古王政~百日天下~
第二復古王政の歴史の変遷に翻弄され、行動する。
そして監獄の中のダンテスは・・・。
思えば、小学校高学年のときに名作全集で読んだのが
きっかけで、中学生になってこの岩波版に出会い、
以後、何度もボロボロになるまで繰り返し読みました。
今回は、全巻買い替えての久々の読書となります。
明るいマルセイユの空、陰鬱なるシャトー・ディフ。
この対比が鮮やかであるほど、ダンテスの運命の変化の
恐ろしさが際立ちます。
さぁ、先はどう展開されるのか?
あ、読むの止められない!・・・・やっぱり面白いなぁ~。

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Posted by ブクログ 2018年03月25日

全7巻を読んだうえでの感想です。

文庫本で3000ページ近くになる大作ですが、とにかく面白かったです。
一言でいうと復讐譚、ということになるのでしょうが、それにとどまらない数々の魅力を備えた作品です。

私が最も感心したのが、登場人物の造詣の深さと、全編に張り巡らされた伏線の巧みさでした。
第1巻...続きを読むだけでも、ダングラール、フェルナン、カドルッス、ヴィルフォールの4悪人はもちろん、主人公ダンテス、恋人メルセデスやファリア司祭など、それそれの個性がくっきりと描き分けられています。
ナポレオン失脚直後の時代背景が色濃く出ていますが、それに加えて愛憎、嫉妬、金や権力への執着や保身等の普遍的な人間像も描かれており、現代に生きる私たちが読んでも彼らに対してある種の人間臭さを覚えるはずです。
そして彼らのとった一つ一つの行動が、その後の様々な事件の意外な伏線として結びついていく展開には、現代のミステリ・サスペンス小説にも通じるような謎解きのワクワク感を堪能できます。
確かにある種の強引さやご都合主義的な要素もありますが、それを差し引いても、描かれた時代を鑑みれば素晴らしいとしか言いようがないです。
ちなみに第2巻以降も、物語の長さに比例して登場人物は増え続け、加えてあちらこちらの関係が入り組んでいく展開をみせますので、人物相関図を書きながら読んでいくのがおススメですね。

それではダンテス(=モンテ・クリスト伯)の波乱に満ちた人生を、じっくりゆっくりお楽しみください。

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Posted by ブクログ 2018年03月15日

改めて完全版読み直し。いろんな人の企み、考えによって一番幸せな日に囚われの身になってしまったダンテスさん。苦しんで苦しんで、司祭と会い、人生の役立つことを教わり、財宝のありかを教えてもらうところまで。

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Posted by ブクログ 2017年11月01日

大河ロマンっぽい本が読みたくなって、まず一巻目に挑戦。マルセイユが舞台ということで、地中海の話題が多く、またスペインに近い町という雰囲気も楽しい。地図を確認しながら読み進む。ダンテスが獄中の人となってからは、苦しい話になるが、ファリア神父の存在が救いだ。長期に渡る物語には、メンター的な人が必要だ。

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Posted by ブクログ 2018年11月25日

ネット上で非常にお勧めされていたので読んでみた。
ファリア司祭曰く
「人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ」
「犯人を見付けるためには、まずその犯罪によって利得する者を求めよ」
はここが起源なのか?
エドモン・ダンテスのこれからの運命が楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2017年08月16日

 ブックカバーのかわりに破れかけた油紙。
 四方が茶色く変色した頁。
 そして誰のものかわからぬ「印章の盗み方」と「ブルーブラックインキの消し方」をつづったメモ用紙。

 25年前に手に入れた時からすでにこのような状態だったこの古本は、約40年ほど前の発刊。しかし小説の価値とはまったく関係ない。
 ...続きを読む逆に本作の雰囲気にとてもぴったりで、何度も読み直すほど気に入っているにもかかわらず、買いなおす気にはなれずにいる。

 幸せの絶頂から、一瞬にして不幸の暗闇へ落ち込む主人公。
 重ね重ねの巡り合わせは、絵に描いたようではあるが、それを稚拙と言うのはもったいなさ過ぎる。
 1巻は、何度読んでも面白い、土牢の中での交流が一番の醍醐味。
 

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Posted by ブクログ 2022年09月28日

岩波文庫なのに読みやすい!というのに、まず驚きました。
注釈なしでもスラスラ読める。(初刷は1956年で、私が読んだのは2018年の94刷)
同じく岩波文庫の『レ・ミゼラブル』とはえらい違いです。

ストーリーは子どもの頃に抄訳で読んでいるのでわかっていますが、それでもページを繰る手がとまりません。...続きを読む
エドモン・ダンテスくんの人の良さというか、世間知らずというか…にヤキモキしてしまいます。

ダンテスの美しい恋人メルセデスに横恋慕して、彼を陥れようとするフェルナンの行動はわかるとして、ダンテスと同じモレル商会で働いている会計士のダングラールがなぜあれほどまでにダンテスに対して憎しみを感じているのかが最初のうちわからなかった。
結局それは逆恨みってことになるのでしょうが、この場合、雇い主のモレル氏がダングラールの人となりを見抜けずに重用していたところに問題があったと言えるのではないでしょうか。

というか、ダンテスくん、19歳なのね?
それで結婚というのは…まあ…時代が違うし…3年付き合ってきたのなら、まあいいでしょう。
しかし、船長ですか?19歳で?
モレル氏の人事評価にこの悲劇の大本があるような気がしますよ。

時代は一度失脚したナポレオンが再びパリを目指す頃のこと。
ナポレオン派と親王派に分かれて政治も軍事も争いの予感を孕んで不安定な時。
ダンテスはそうした争いの只中に、政治犯として終身刑を受けてしまいます。
もちろん冤罪。
次期船長の内示をもらい、メルセデスとの結婚直前という幸福の絶頂からの不幸のどん底。
驚愕、不審、怒り、そして絶望。
何年もの歳月をかけて、生きる気力さえも持てなくなったダンテスに、転機が訪れたのは、何かを削るような音が壁の向こうから聞こえてきた時。

脱獄を企てるファリア司祭と知り合い、ダンテスは自分が誰にどうやってこのような境遇に陥れられたのかを知ることになります。
そして脱獄の準備をしながら、ファリア司祭から語学や科学について学ぶことにします。
ところがファリア司祭が病に倒れ…。

フランスの歴史がわからないから、今ひとつ時代背景が見えてこないところもあるけれど、ざっくりフランス革命の後ですね。
ルイ18世って誰?って思っちゃいました。
ルイ16世はギロチンで処刑されたし、ルイ17世はまだ子供のうちに亡くなったはず。
どこから出て来た?ルイ18世。(調べたところ、ルイ16世の弟のようです)

あと、ファリア司祭の話の中に出て来た『セザール・ボルジア』って、『チェーザレ・ボルジア』のことですよね。
フランス読みだとピンとこなかったけれど、ローマ法王の息子で、父とともに大悪人と言えば、多分彼。
西洋史難しい~。

個人的には『モンテ・クリスト伯』より『岩窟王』のタイトルの方が好き。
余談ですが、『レ・ミゼラブル』より『ああ、無情』の方が好き。
なんでタイトル変えちゃったんだろう。

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Posted by ブクログ 2022年06月15日

まさに不条理な主人公ダンテスの人生。
とても素直で実直な青年だが、世の中に妬みや
欲望がはびこっている事を知らず
幸せの最中突然、無実の罪で裁判もされず
投獄されてしまう。
人間の愚かな妬み、欲望が世間を知らない
若者にはそれが見えず判事代理のヴィルホール
の企みまんまと陥れられてしまう。
牢獄で思...続きを読む慮深い投獄されてる司祭と出会い
ダンテスの見えなかった物や真実を知る事になる。
やはり、経験や教養は凄く大事で後々役にたつ
という事が、この一巻からよく分かる。

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Posted by ブクログ 2021年12月31日

全7巻の作品
こういう長編作品はなかなか再読が難しいであろうから備忘録としてレビューしたい
そのため一部ネタバレあり

フランス革命後の激動の時代
ナポレオンが失脚しエルバ島へ流刑され、ルイ18世が王権を取り戻した頃…
世間ではナポレオンを支持するボナパルト派とルイ18世を擁立する王党派がにらみ合...続きを読むっていた

何とも純朴な好青年という印象の主人公ダンテス
「父」と「婚約者」と「船乗り(一等運転士)の仕事」という狭い世界で十分満ち足り、人を疑うことも知らず幸せに生きていた
もうすぐ結婚を控え、仕事においては船長に昇格か⁉︎というまさに幸せ絶頂ともいえる矢先
船乗り仲間のひがみ、ダンテスの婚約者メルセデスを愛してやまない従妹の嫉妬
そして全く無頓着であった自分の世界とは関係のない政治絡みに巻き込まれる
それらが出来過ぎたようにうまく絡み合い、まさかの反王党スパイ容疑で逮捕されるのである
しかも婚約パーティーの当日…である
そんな皮肉な運命により天国から地獄へ真っ逆さまとなるダンテス

さてダンテスの運命を狂わせた非常に厄介な検事代理の男ヴィルフォール
彼自身は王党である
そして父親はボナポルト派であるジロンド党
その父親が策士となった手紙
まったく手紙の中身を知る由もないダンテスが運命のいたずらにより運び屋になってしまったのだ
ヴィルフォールは父をかばいつつ、自分の地位を守りたいという計算高い野心家
そんな彼がダンテスという一人の青年を使わない手はない…と始まった策略によりダンテスはナポレオン帰国陰謀を企てた罪で獄中へ
不幸のどん底に突き落とされる

独房に入れられたダンテスは、時間の経過とともに気がおかしくなっていく
彼の心の変化は期待、希望、祈りに始まり、絶望、憤怒、憎しみへと変化する
それが鎮まると今度は死に対する安息を求めるように…
こうした地獄絵図のような時間が何年も経過した折、ある出来事により同じ獄中の罪人と交流ができることに
それがローマ人の祭司ファリアという人物である
ダンテスはファリアの教養と辛抱強さ、精力に脱帽する
ファリア司祭は12年余りの獄中生活で紙、ペン、針、梯子…までもを創意工夫と気力により作り上げ、持ち前の知識を活かし論文まで作成するのである
祭司の貴重なお言葉は以下
〜これらの知恵は、不幸が必要であったのだ
火薬を爆発させるのに圧力がいるように…
監獄生活は、ほうぼうに散らばっていたわしの才能を一つの点に集めてくれた〜

とまぁ、ありえないほどの人物との出会いにより眠っていたダンテスの知識、才能が開花する

ファリア司祭の秘密を共有したダンテス
それはファリアが秘書として働いていた貴族(枢機員)の遺した宝であり、その場所をダンテスに教え譲り渡そうとするのである
〜囚われていたあいだの息子なのだ〜
二人の間には友情を超え、親子のような深い愛情で絆ができるのだが…


実に面白い!
さすが名作だけある
始終エキサイティングな展開で、あっという間に読んでしまった…

平々凡々で人の良さだけが取り柄のようなダンテスの人格が少しずつ崩壊していく
このジリジリと迫る彼の変化が見ものである
ダンテスがどう変貌を遂げ、復讐鬼となるのか…
またどう脱獄するのか…
さらには全7巻であるがそんな長い事かけてどう展開するのであろうか…
そんなところも見ものである

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Posted by ブクログ 2021年05月16日

幼少期に「巌窟王」で読んだ原作。シリーズで読もうとすると随分長い。第一巻は陰謀により囚われ、シャトー・ディフという監獄に幽閉され、そこで出逢ったファリア司祭から様々な教えと秘密を授かるまで。ここが一番記憶に残っている場面。2021.5.16

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Posted by ブクログ 2020年07月12日

ややゆっくりとしたオープニング。
まず気がつくのは、ひらがなが多く、とても読みやすい翻訳だということ。

無実の罪で獄に繋がれたエドモン・ダンテスは、おなじく獄中にあるファリア神父と出会い、さまざまな学問知識を授けられ、ついに財宝のありかを聞くことに。

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Posted by ブクログ 2019年07月02日

(1〜3巻)嫉妬、保身、金儲けなどの理由で友人に裏切られ、言われのない罪で14年間も服役させられた主人公ダンテスの復讐の物語。囚人牢で知り合った司祭から、膨大な知識を得て、たまたま巡ってきた脱獄の機会を活かし、隠し財産を得て、素性を変えて社交界にデビューする。かつてダンテスを陥れた面々は華々しく出世...続きを読むし確固たる地位を有している。そこからダンテスによる、真綿でゆっくりと首を絞めるような復讐が始まる。

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Posted by ブクログ 2018年06月09日

いや、面白い❗️
時代背景が王政復古の頃なので、現実にこういった冤罪はあったのだろうつと思われる。

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Posted by ブクログ 2017年01月08日

ダンテスの身に降りかかった不幸。ファリア司祭に出会えたことで希望の光が見えてくるものの…彼が失った時間と自由と愛のことを考えると胸がしめつけられる。
ファリア司祭の言葉には名言を感じる。「人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。」「世の中には、物識りと学者との...続きを読むふた色があってな。物識りをつくるものは記憶であり、学者をつくるものは哲学なのだ。」

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Posted by ブクログ 2016年12月09日

rev 1 2016 12/08 rev2 12/09
(急いで書いたりなので、後で書き直すかもしれません。上記、日付等も、併せてメモします。書き直した際は日付も追記します。。。

主人公のダンテス、絵に描いたような好青年で、出だしが幸せ一杯だったが、人から恨まれたりするほどだったので、読んでいて非...続きを読む常にハラハラした。ダンテスよ、もっと謙虚に、と思ったりした。でも、ダンテスが悪いわけではない、嫉妬や恨みの感情のままに危害を加える人たちが悪いのだ。。!そう、幸せで真っ直ぐな人柄の人は、他人にあわせて萎縮しなくてもよい、、はず。本当は。
それにしても、色々なことが重なり、無実なのに牢獄に入れられてしまうダンテスだが、ヒヤリハットの法則ではないが、大変な事が起こる時というのは、一つの不運だけでなく、幾つか重なっているものだと思った。
ただ、幸運も、重なって起こる。起伏に富みすぎの人生だ。。
幸運は、何よりファリア司祭との出会い。
ファリア司祭は、私の、賢者・学者の理想像かもしれない。本を読んだり勉強する先には、いつか老いたときには、何らか後進の若者を導き、明るく照らすようなものを持てるようになっていたいと思う。

まだ1巻。全部で7巻だよ、まだまだこれから〜!

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Posted by ブクログ 2014年07月15日

まだ一巻目ですが、とにかく面白い!
先が気になって仕方がありません。
「もういい歳だし、読んでおかなくちゃなぁ」と思いつつ、その物語が長いことだけは知っていたのでなかなか手が出なかったのですが、今思えばもっと早く読んでいてもよかったです。
50年以上経ってもみずみずしさを失っていない訳文で読む物語の...続きを読む面白さ。加えて、200年近く前の人々も同様にこの物語を楽しんでいた様子を想像すると二重に楽しめます。

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Posted by ブクログ 2013年08月15日

モンテクリスト伯全七巻の第1巻。
最初はすこし訳が読みにくいかなと思っていたが、気が付くとぐいぐい引き込まれていた。無実の罪で投獄されたダンテス、そして監獄での司祭との出会い、どうやってこの悲劇から抜け出すのか。各章が程良い長さでどんどん先を読ませる楽しみがある。あと6巻でどのような復讐劇が起こるの...続きを読むか楽しみで読んでいきたい。

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Posted by ブクログ 2018年12月31日

ファリアに宝の隠し場所を教えてもらうまで。
ナポレオンの失脚や復権に関連した話だとは知らなかった。ドラマと大きく違うところ。

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購入済み

難しい

2019年11月23日

初めは順調でしたが途中から漫画で読んでしまいました。けどおもしろかったです

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Posted by ブクログ 2017年06月25日

知ってはいるが読んでいなかった名作。
正直言って訳文がこなれていないので、今の翻訳小説に比べると読み辛いが、さすがに原作の力でグイグイ読み進むことができる。

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Posted by ブクログ 2015年05月18日

まるっきり内容も忘れていて再読と言うより初めてに近い・・・。元は善良な船員が悪意にさらされダメだと思ったところから再び立ち上がるまでの序章でしょうか。牢の壁を掘るのは映画「ショーシャンクの空に」を思い出します。それにしてもこの小説7巻もあったとわ!!

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Posted by ブクログ 2013年12月21日

7巻中、1巻目。
投獄され、脱獄を決意するところまで。
とにかく長い。
それでも、一度集中するとどんどん進んでしまうあたりはさすが名作。

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Posted by ブクログ 2013年04月02日

NHKの番組「100分 de 名著」に紹介され、面白そうだと思い購読。子供の頃に「巌窟王」は読んだと思うが楽しい話ではなかったような気がする。第1巻は、無実の罪による長い投獄生活から脱出に成功するまで。なかなかスリリングな展開に引込まれると同時に、この物語が皇帝ナポレオンの盛衰やフランス革命に深く関...続きを読むわっていたことに驚き。続編期待!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月05日

この世には、幸福もあり不幸もあり、
ただ在るものは、一つの状態と他の状態との
比較にすぎないということなのです。

きわめて大きな不幸を経験したもののみ、
きわめて大きな幸福を感じることができるのです。

生きることのいかに楽しいかを知るためには、
一度死を思ってみることが必要です。

では、なつか...続きを読むしいお二方、
どうか幸福にお暮らしください。

そして、主が、人間に将来のことまでわかるようにさせてくれるであろうその日まで、
人間の慧智はすべて次の言葉に尽きることをお忘れにならずに。

待て、しかして希望せよ!

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