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二百年の長い間、世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳。全7冊のうち第6冊。
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Posted by ブクログ
いよいよ復讐劇の幕開けとなる六巻。 何を書いてもネタバレになるからとりあえず感想だけ。 めちゃくちゃおもしろい。 以上です。 詳しい感想は次巻まとめて。
「これで一人!」冷徹に、着々と進めていく復讐劇。 しかしアルベールくん、そりゃ確かに父が侮辱を受けたかもしれないが、それをやっていたことは事実なんだから、少々逆恨みでは。 エデの弁舌がキレキレでカッコいい法廷劇。 ユージェニー、なかなか豪快でいいぞー! 実はカッコいい女性たちが何人か登場してます...続きを読むよね。 そしてまた変装劇も続くのであった。
復讐の第六巻! カドルッス、フェルナンに復讐の槌が振り下ろされる。 メルセデスとアルベールの選択は? ヴィルフォール家の毒殺の手がヴァランティーヌに。 苦悩するマクシミリアンのとった行動は? そして、ダングラール家にも・・・。 破滅の道を転げ落ちたカドルッスの憐れさ。 その死すら復讐の手駒の一つにな...続きを読むってしまうとは。 フェルナンは・・・ずっとエドモンの影に脅かされて いたのじゃないかな?それが現実に現れたことの恐怖、 妻と息子に去られた絶望。これまた憐れです。 また、この巻では、メルセデスの言動と行動、 マクシミリアンの告白、エデの愛に心乱される モンテ・クリスト伯の姿が印象的でした。 終盤は、ダングラール家が舞台に。 第一巻のエドモンの婚約披露での出来事が彷彿されます。
ぐいぐい読めた。 残り1巻だけどどこに行き着くのか? 復讐と言うから、どんな血生臭いことになるのかと思ってたんだけど、理性的と言おうか。 彼ら全員、ダンテスを陥れただけでなくも痛いところを持っていて。そこを突かれ暴かれといった。 そんな中、エデの思いに気付いて、詩文もまた幸せになれるのではないかと...続きを読む気付くダンテス。 てか、幸せにおなりよ!エデも! あと1巻。どうなるのか?!
復讐には悔恨がつきものなのか。 復讐の思いを抱き続けるのはどれほどのエネルギーが必要なのだろう。 復讐が遂げられていく度に、薄れていく思い。 まして、自分の復讐が、予期せぬ不幸をも呼び寄せてしまったとしたら。 エドモン・ダンテスの復讐も佳境に入り、鉄の意志も揺らぎ始めてきます。 ...続きを読む神の力を代弁しているつもりの伯爵も、やはり神ならぬ身。 予測を超えた事態も引き起こしてしまいます。 全てを失い墓場から甦ってきた復讐鬼は、 復讐を遂げた時、何を得るのか。
ナポレオン戦争が終わる頃のフランスにおけるモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスの復讐譚。現実の歴史に基づく舞台設定や人物の背景描写が緻密で、作品の世界にどんどん引きずり込まれる。1つ1つの復讐には胸のすく思いがしたが、後には一抹の寂しさが残る。間違いなく名作。
フェルナンの罪を暴くエデ。 伯爵とアルベールとの決闘、その前のメルセデスとの会話は読んでいて印象的でした。メルセデスの気品のある態度に魅かれます。 死を覚悟する伯爵。しかし… フェルナンの最期がドラマティックです。一番哀れな人ではないかと。 復讐は人を仕合せにするのか――物語は佳境です。
ラストに向けて話が加速していきます。あぁ・・・面白い。 冒頭、前巻から不穏な動きを見せていたカドルッス。彼のその欲深さを持って、アンドレアから今以上の金を吸いだそうと目論む。そして、アンドレアの現在の立場を知り謀略を計るが、伯爵の方が一枚上手であった為にその目的が果たされる事は無かった。一方アン...続きを読むドレアの方も、ただカドルッスに良い様に付き纏われるのが思わしくない為、カドルッスがほうほうの体で伯爵の屋敷から出る所を見計らい、この機に乗じてカドルッスに対して刃を向けた。 重傷を負ったカドルッスは、伯爵の館に運ばれる。カドルッスを襲ったのがアンドレアであると知った伯爵はアンドレアの告発書を書くようにカドルッスを炊きつけ、事が終わった後、最後の最後にモンテ・クリスト伯爵がエドモン・ダンテスである事を当人に明かし、絶望と恐怖の内にカドルッスは息を引き取る。これで一人・・。決して事を予見していた訳ではないのに、その洞察力から突然の事態をも自分の道具として扱う、怖い人だ・・・。 次の対象はフェルナン。彼に対するゴシップ(告発記事?)が流れていたが、それはいよいよ深刻な物となる。議会にたたされるモルセール伯爵、そこに現れるエデ。(彼女が現れる場面を映像にするときっと美しい事だろうと思う)そして、エデがフェルナンに貶められた過去を暴露することにより、モルセール伯爵は窮地に陥る。旅先から戻ったアルベールはそれを知り激怒し、発端となった記事の出所を洗おうとするが、結果それはモンテ・クリスト伯爵へと繋がっていた。 この後、てっきり決闘によりアルベールが死ぬ、もしくは伯爵が怪我を負いながらも物語が続くものと思っていた。しかし、読み手の予想に反して、突如伯爵の屋敷に現れるメルセデス。彼女はモンテ・クリスト伯爵がエドモン・ダンテスである事を見抜いていた。かつて愛した人、貴方が復讐を行う気持ちは分かる。しかしそれでも息子だけは殺さないで欲しい。そう懇願するメルセデス。しかしそれは、伯爵に対して死ねと言っている様なものだった。 メルセデスの行動はどうなんだろうか。もうこの時点で、読み手としてはモンテ・クリスト伯爵に感情を移入しているが、エドモン・ダンテスがメルセデスを愛した気持ちの強さは判らない。だから、メルセデスの行動は凄く卑怯に思えて落胆を憶える。しかし、決闘の朝になってきっと、読み手はメルセデスの覚悟を知る。 夜を徹して息子(アルベール)に対して事の真相、エドモン・ダンテスが貶められた過去と真実をアルベールに打ち明ける事により、アルベールは伯爵との決闘を思いとどまり、恥を覚悟の上で決闘の場で謝罪を行う。(アルベール、なんて男らしい奴だ。やっぱり、まっすぐで良い奴だった。)そして、アルベールは母親メルセデスを連れ、モルセール家を出る決意をする。この時、モンテ・クリスト伯爵がメルセデス達に対して示す気持ちは切なくも暖かいものだった。 本筋の話としては、その様な感じだったが、一つ書いておかなければならないのがエデの行動だ。メルセデスがモンテ・クリスト伯爵の館に現れた後、伯爵が死を覚悟し遺書をしたためる間、不穏な気配を感じたが部屋の中に入る事が出来ずドアの前でずっと待っていたエデ。けれども伯爵が部屋からでて気付く頃には、疲れ果て寝落ちてしまったエデ。なんとも健気で愛おしさを憶える。要するに可愛い。 さて、フェルナンとの因縁に片がついた後は、ヴィルフォール家とダングラール家だ。それぞれ毒殺の疑惑と、偽公爵との結婚騒動。結末に向け進展を見せているが、どのように落ちるのか、楽しみだ。
復讐劇場幕開け。メルセデスとエドモン・ダンテスとしての会話は、苦しさの根源でもあるから生死を賭すものになる。これからはモンテ・クリスト伯として男の幸せもつかんでほしい。カドルッス、フェルナン、カヴァルカンティが片付いた。どの復讐も各人の断末魔の叫びが聞こえる強烈な一撃だった! もうあと1巻で終わって...続きを読むしまうと思うと長いようで短く感じる。
クライマックスに近づきつつある6巻 緊迫感とスピード感がさらに加速し、さらには予想外の意外なストーリーが展開していく (ハイ、興奮しております) モンテ・クリスト伯ことダンテスの隣人であったカドルッス 軽率で浅はかな隣人であったが、当初はそこまで悪党ではなかったはずだ それでもダンテスを裏切ったこ...続きを読むとには間違いない モンテ・クリスト伯はブゾーニ司祭になりすまし何度かカドルッスに情けをかけチャンスを与えるが、欲深さが増していきとうとうホンモノの悪党に そのカドルッスの最期 モンテ・クリスト伯は自分の正体を明かす モンテ・クリスト伯の憎しみと情けと哀しみが溢れる 彼は言う「これで一人」 そうまずは一人目の目的を達したのだ アルベールの父であるフランツことモルセール伯爵 エデの父アリ・テブランを裏切ったことにより、地位と財産までを手に入れたことが、ある者の告発により新聞に投稿される すっとぼけようとするモルセール伯爵の前にエデが登場し、力強く真実を語る ショックを受けるアルベールは気が動転しながらも、この経緯に至ったのは誰の差し金か探り、とうとうモンテ・クリスト伯にたどり着く あれほどに慕っていたモンテ・クリスト伯に決闘を挑む これを影で見ていた母メルセデスはモンテ・クリスト伯の元へ そしてはじめからエドモン・ダンテスであることがわかっていたという!(えーそうだったの⁉︎) そして息子の命を助けてほしいとひざまづいて哀願するのだが… 動揺しまくるモンテ・クリスト伯 二人の過去からの苦しみが溢れ出す中、メルセデスの心からの説得が続き、とうとう打ち負かされる 今までモンテ・クリスト伯と化してから、描かれなかった彼の心情が滝の如く溢れ出す 〜あれほどの時をかけて準備した計画、あれほどの苦労と心づかいで築き上げた計画がわずか一言、わずか一息で、一挙にして、崩れ去ってしまおうとは!………〜 語られることがなかっただけに、このほとばしる心の叫びが読者の胸を貫く モンテ・クリスト伯はアルベールを助けるということは自分の死を意味すると覚悟し、遺言状の作成にかかる しかしここで死を覚悟した彼はエデに対する愛情に気づく 「おれはまだ幸福になれたのに!」 (ううっ、よかったねよかったね!) いよいよ決闘の時 アルベールは彼の友人らの前で母メルセデスから聞いた父親のモンテ・クリスト伯に対する裏切りの真実を語り出す そして彼は謝罪し決闘を取りやめる そうメルセデスの高貴な心により息子を納得させたのだ アルベールは自分の家の秘密をさらけ出し、父親を思う心を殺し、メルセデスは決闘を回避させどちらかが落としたであろう命を救ったのだ モンテ・クリスト伯は「神の摂理だ!自分は神から遣わされた」と確信を持つ そしてメルセデスとアルベール親子は父との訣別を決意し地位と財産を放棄し家を出る フェルナンの最後もモンテ・クリスト伯がダンテスだと知り、さらに妻と息子から見放されたことを知り、絶望から自ら命を絶つ 一方ヴィルフォールの娘ヴァランティーヌ どうも体に異変が起きている どうやらサン・メラン侯爵夫妻と同じく毒薬に侵されつつあるのだ しかしそれを察していた祖父ノワルティエ 密かにヴァランティーヌ体に毒の免疫を施しておくのだ ヴァランティーヌの容体に不安を隠せなくなったマクシミリヤン モンテ・クリスト伯にヴァランティーヌを愛していることを告白し、助けを懇願 モンテ・クリスト伯はショックを隠しきれない 自分の最大の宿敵の娘と最高の恩人である父親の息子が愛し合っているとは しかしここでモンテ・クリスト伯はマクシミリヤンへの息子にも似た愛情が打ち勝つことに ダングラールの娘ユージャニーとアンドレアに扮したベネデットの婚約契約書署名の日 アンドレアの罪が暴露され、警官が乗り込んでくる ベネデットは逃亡 (あら?結婚までさせてどうにもならないところに行くのかと思いきや…) このどさくさに紛れユージャニーと彼女の女音楽教師は二人で家を出る この2人とベネデットが皮肉にも再会 ベネデットは捕まり、ユージャニーらはまた逃げる ここにきて大きな局面を迎え物語が急速に動き出す 意外な展開に驚いたが、メルセデスの深い愛情、モンテ・クリスト伯の心の叫び、エデに対する愛の気付き なかなか感動的な場面が多い モンテ・クリスト伯に扮してからダンテスはもういない…さらに彼の心は硬く閉ざされ、読者にさえ見る隙間与えなかったのだが… クライマックスが近づき、ダンテスの心から血潮のように溢れる感情が激しく伝わる この効果的な見事な演出にアッパレである そしてまんまとやられておりますワタクシ(笑) 残すところ最後の1巻 モンテ・クリスト伯の最後なんて知りたくないなぁ… なんかバットマンみたいな感じになってきた…
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