業田良家のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔映画が出たのを何となく覚えていたが(確かキャストは阿部寛と中谷美紀。他の人をなかなか思いつかない、いいキャスティングと思う。エラそーに上からすみません)作品はもともとはオムニバスで幸江とイサオは数多くの登場人物の中の一組だったらしいが主役に抜擢されやがて現在の形に収斂していったらしい。こういうパターンもあるんやね。面白い。作者の業田良家氏は最近読んだ呉智英氏の著書でその名前をしっかり認識したがいがらしみきお氏と同様その作風が「哲学的」と称されているらしい。確かにここまでむき出しの人間が出てくる作品は落語同様作品そのものが「哲学」に通ずる。文章も出ているようなのでそちらもいずれ読んでみたい。そ
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Posted by ブクログ
掘削現場で働くロボットたち。ロボットに「消費権限」が与えられ、電子マネーが配られる。245号は「買いたいもの」「買えるもの」をネット検索する内に、人間が売られている人身売買のサイトに辿り着き、電子マネーの前借を現場マネージャーに頼む。ある日、現場にコンテナが舞い降りてくる。中には3人の人間の家族がいる。245号の電子マネーでは到底人間は買えない。そこで働くロボット全部のお金を合わせて買えたのが人間3人の命。マネージャーは「ここからは人間の仕事だ。」と言い放ち、通報する。政治が少し動きだす。
着ぐるみの中に戦闘型ロボットが隠れているソフトイ。