業田良家のレビュー一覧

  • 機械仕掛けの愛 2

    Posted by ブクログ

    1・2巻一気に読みました。
    熱血教師ロボ・ハッピー先生
    家事手伝いロボ・リック
    町を守るロボたち
    この3つのお話が特にすきです。
    泣きました!
    買ってよかった!!

    0
    2014年11月27日
  • 機械仕掛けの愛 1

    Posted by ブクログ

    【人の在り方を見せつけるロボット達の悲しい物語】

    皆さん、今週末は壮大なテーマを優しい描写で包み込んだ作品
    を大切な方と一緒に読んで、もう一度お互いの愛情を再確認して
    みませんか??

    そんな今回は福岡県が誇る人情漫画家の業田良家氏の傑作、
    『機械仕掛けの愛』をご紹介します。

    この作品の主人公は表題通り機械であるロボットをメインに
    据えながら、そんな彼らが活躍する近未来の世界感を背景に
    人間の切なさ、愚かしさ、そして深い愛情を淡々とした描写
    で書き連ねているのが特徴になっています。

    上記に加え短編集であるが故にストーリーが凝縮されており、
    特徴的な描画を全面に押し出す事で暖かい雰囲気を醸し出し、
    読者の心を大きく揺さぶってくれるのです。

    この作品を読むと、もしかして”心を持つ”事は不幸なのでは
    ないか、と思ってしまう方もいるかも知れません。

    それはこの作品に収められている九話全てが言いようも無い
    深い悲しみに覆われているからです。

    第一話の『ペットロボ』の女の子は何故寂寥感を持ったのか?
    第五話の『罪と罰の箱』のボノボの正しい行いの結果とは一体
    何だったのか?
    第八話の『リックの思い出』のリックは人の死に当たり何を
    思い行動したのか?

    そういった哲学的な問題にまで踏み込み、あくまでも人間の
    代用品として心を持たず、感情すら無いロボット達の行動を
    通じ、道徳観が薄れ、正しい行いすら理解できず、同じ人間
    なのに他人を憎悪し、蔑み、あざ笑い、蹴落とす事に快感を
    覚える・・・

    生まれた時には誰もが持っていた人を思いやる心、人に対する
    愛情をいつの間にか無くして迷走し続ける現代の私達を辛辣に
    批判しているのです。

    購入した本作品には帯がついていました。
    それにはこう書かれています。
    『ロボットのワタシも泣いてもよいですか。』

    本作に描かれているロボット達以上に『人間味を持っている』
    と自信を持って断言できる方は私も含めてほとんどいらっしゃ
    らないと思います。

    そんな人として一番大切な心を無くしたロボット以下の私達が
    『人間である』と公言できるのでしょうか?

    こんな時期だからこそ人として存在できる定義、『他人を思い
    やる心』を今一度再確認してみては如何でしょう。

    読後、涙でボロボロになってしまった妻を見て更に愛おしく
    思った・・・むうでした!!

    PS:TWITTERでフォローさせて戴いている方の中に、本作の
    帯文を書かれた担当者の方がいらっしゃいます!!
    機会があれば・・・応援してあげてね!!

    1
    2015年01月26日
  • 新・自虐の詩 ロボット小雪

    Posted by ブクログ

    舞台は近未来で、その世界は格差社会。その世界で、主人公であるロボットが人間の気持ちを持ってしまう漫画。基本的には、4コマで淡々と物語りは進んでいくのだが、主人公が人間の持つ感情に気づいてしまったときとか、4コマという表現の限界まで到達しているんじゃないかと思うぐらいグッときます。ちょっと左翼っぽいのですが、それもこの漫画さんの魅力です。

    0
    2014年01月09日
  • 機械仕掛けの愛 1

    Posted by ブクログ

    安定の業田クオリティ。
    ロボットを相手にするがゆえに人間のエゴがむき出しになったり、逆にやさしさがにじみ出たりする。
    とても切なく、心に残る物語。

    0
    2013年11月17日
  • ゴーダ哲学堂 悲劇排除システム

    Posted by ブクログ

    作中で繰り返されるスローガン、「悲劇、排除されるべし。」

    怖ろしい言葉です。
    何が怖ろしいって、自分が生きている現実の社会においても、いたる所からこの言葉が聞こえてくるところ。

    老いているよりも若い方がいい。醜いよりも美しい方がいい。
    生活習慣を改めなさい。病気になりたいんですか?死にたくはないでしょう?
    人に迷惑をかけてはいけません。空気を読みましょう。
    なぜ私がこんな目に。不当な扱いは許せない。私には権利がある。

    苦しい事、不条理、ネガティブなものを徹底的に駆逐した社会は、斯くも歪なのか(「悲劇排除システム1~3」)。
    いやそりゃ私だって苦しかったり不条理な目に遭うのはイヤですけど、「遭わない」社会よりも「遭っても乗り越える」社会の方がずっと健全ですよね。
    人間から苦しみを取り除こうとしたら、結局は生きる事からも疎外されるんじゃないかと思いました。「生老病死」ってセットだし。

    って重いテーマが笑いを交えて描かれている本書の中で、もう一つ印象に残る言葉があります。

    「言葉にあるものはすべて在るなり」

    清濁併せ持った人間の、ちっぽけで愚かだけど愛しい人間の一員として、なんて頼もしい一言でしょう。

    第1話 悲劇排除システム 1
    第2話 役割ロボ
    第3話 ひまわり仮面
    第4話 哺乳類の1日
    第5話 発見
    第6話 哲学者Aの病
    第7話 ワレワレノ感知機構
    第8話 悲劇排除システム 2
    第9話 悲劇排除システム 3
    第10話 浩然の気
    第11話 原始的ラブレター
    第12話 風
    第13話 IN MY LIFE

    0
    2013年10月06日
  • 機械仕掛けの愛 2

    Posted by ブクログ

    九編からなる短編集。どの作品にも共通しているのは、ロボットの無償の行為を通して人間に大切な事を教えようとしていること。命の尊さだったり、愛とは無償の行為ってことだったり。最後の一編は、人々の営みを神の視点で俯瞰して、争いの虚しさや生きていることの尊さを諭す様な内容で、前八編がオムニバスに繋がる。宇宙の目線では我々の現実世界もマンガと同じ様に繋がっている事実に気付かされた。業田哲学は、壮大でいて繊細で、
    深い…

    0
    2013年09月21日
  • 新・自虐の詩 ロボット小雪

    Posted by ブクログ

    『自虐の詩』同様、序盤はたいして笑えるでもないギャグ漫画なのに、いつの間にやら引き込まれ、序盤の内容が後半に効いてくるお見事な構成。テーマとしてはSFにありがちなものではあるけれど、視点が確かだから間違いない。左寄りな理想論が展開されて、いい話だけどどうなんだろうと読み進めると、安易な結論には持っていかずそこからさらに問題提議がされる。深かったです。

    0
    2013年09月18日
  • 機械仕掛けの愛 2

    Posted by ブクログ

    戦わない男の戦争を描いた「丘の上の阿呆」が特に好き。切ないけど、最後にひとかけらの希望を残して終わる感じがいい。あと、この巻の最後に収録された「オオミルハナ」も秀逸。これまでのストーリーが幾重にも重なり、つながり、広がっていくような余韻がすばらしい。

    0
    2013年09月17日
  • 機械仕掛けの愛 1

    Posted by ブクログ

    ロボットと人との交流が時に切なく、時にコミカルに、時に残酷に描かれる。読み終えて優しい気持ちになれる、愛おしい作品群。「リックの思い出」にほろりとした。

    0
    2013年09月17日
  • 機械仕掛けの愛 1

    Posted by ブクログ

    人間でない機械が人間的感情を持つことにより、人間的感情のおかしみ、哀しみを更に際立たせている.
    業田良家の人間哲学は好みですねえ.

    0
    2013年08月18日
  • 機械仕掛けの愛 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    9編からなるオムニバスだが、最終話「オオミルハナ」で、それまでバラバラにみえた各話が繋がってくる。う~む、これは凄い展開だ。第3集が楽しみ。

    0
    2013年07月31日
  • 機械仕掛けの愛 1

    Posted by ブクログ

    第1話の「ペットロボ」でいきなりやられた。この切なさは反則だ。
    「ロボット小雪」を読んだ時も感じたやるせなさ。
    人間の、人間たる所以を、ロボットと対比してみせることで明確にしてる。
    「ロボットが心を持ったら」という設定は、アトムを生み出した日本人だから思いつくんだろうか。
    部屋を掃除してまわるルンバにすら、心を想定してしまう。

    なぜ人間にはできないのだろう。小雪がしたようなことが。ペットロボがしたようなことが。介護ロボが、執事ロボが、神父ロボがしたようなことが、どうして人間にはできないのだろう。

    崇高さと卑小さ、矮小さが同居するのが人間なのだろう。そして、崇高さはたやすく卑小さに負けてしまう。
    負けてしまうことを「人間らしさだ」とごまかしてしまっている。

    でも、ロボットがそこまで優秀なら、人間はいらなくなってしまう。
    いらなくなってしまっていいのか。踏みとどまって崇高さに近づこうとしなくちゃいけないんじゃないか。

    でも、今のままならロボットに支配されたほうがマシなのかもしれない。

    まだ1巻なので、続きが楽しみだ。きっと、打ちのめされるだろう。

    1
    2012年07月31日
  • 川柳虎の皮

    Posted by ブクログ

    「虎は死して皮を残す。
     人は死んだら川柳を残せ」をコンセプトとして

    一般より公募した川柳集。

    お題を与えられてから初めて、それを深く思う時に生まれる気付き、発見。
    それらを17文字の短文に納める為に厳選されたであろう言葉は、なるほど~!
    詠人は存知なくても、言葉は記憶に残りそうかも、と思った。

    個人的に好きだな~♪と思った作品

    >我がチャリは ドミノ倒しの中で耐え

    >怪談に耳を塞いだ警備員

    >京都奈良  木刀買うヤツ 二人いる

    0
    2012年01月23日
  • 神様物語

    Posted by ブクログ

    全1巻。神様の仕事はゆるす事。生身の身体で降り立った神様がまーったりとこの世のいろいろなものに感動したり、時には人の優しさにふれたり。僕は神様の事を信じたりしてはいないのだけれど、こんな神様ならいたらいいかもなーって作品。温かい気持ちになりますよ。

    0
    2011年12月27日
  • 世直し源さん(3)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結局日本がどんな国になったか、そこは明かされないまま終了したけどこれでいいと思う。
    あとは読者が想像を自由に想像をふくらませていいということだろう。
    伊藤博文や大隈重信の銅像が動き出して説教するシーンやテレビ局をまるごと買い取って政治腐敗を全部ぶちまけちゃうシーンがすごく楽しかった分、最後の国民がたくさん国会に押し寄せてきて、源さんを車で撥ねた後で暴行を加えているシーンには戦慄した。
    民主主義の名のもとに「独裁者は死ね」と言いながら一人の人間を大勢で殺しにかかるという、未遂に終わったとはいえ恐ろしいことこの上ない。
    政治家は聖職であり、国民は倫理観をきちんと持っているべきである。
    そういった理想を描くには『童話』でしかありえなかったんだなーと思うとちょっとやるせない気持ちになる。

    0
    2011年12月27日
  • 世直し源さん(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    政治を扱ったマンガなのになぜサブタイトルに『童話』ってついてるんだろう?というのが最初まず疑問に思ったところだったが、読んでいるうちに納得した。
    主人公の源さんはステテコ姿で登院するわ、5人の女性と重婚するという犯罪を犯してるわで現実味がないのだ。
    マンガでしか、童話のような世界でしかあり得ない設定だ。
    だがこの人はまじめに『世直し』を考えているので、誰よりも真摯に日本のために政治をしようと呼びかけるのである。
    他の人物たちも現実世界のどこかで見たことあるようなセコイ議員ばっかりであるだけに、この古臭いオヤジがより輝いて見えるというマジックがしかけられているのが痛快。
    国会議員性根叩き直し法案として、献金を完全に廃止する代わりに、国から議員に対して1億2千万円出すというアイデアはかなり面白い。
    これは議員を経済的に独立させることで、政治に専念してもらうということを目指してるわけで。
    実際は叶うわけないけど、実際の日本でももしこの法案が通ったら…なんてバカなことを源さんを読んでいると考えてしまう。

    0
    2011年12月23日
  • 神様物語

    Posted by ブクログ

    きっと本棚から神様が呼んだんだと思う。
    「関係あれ!」って。
    すごいへっぽこな外見の神様と妙に現実主義的なアンジェラ。
    神様が人間の世界にやってくる、という設定は「聖☆おにいさん」に似てなくもないが、業田さんの描く神様は、ストレートに神様である。でも地球上にいるときは生身の体(ロボットのような頭部だけど)なので、わかりやすい奇跡は起こせない。にもかかわらず、「関係する」ということで小さな奇跡を巻き起こしていくのだ。
    何も解決しないし、人類の問題は言い尽くされたものだし、「人間を滅ぼして地球を救うべき」という議論はドラえもんにも出てくるテーマである。
    神様は、世界じゅうのあちこちでつくりあげた「関係性」でもって、とりあえずの滅亡を止める。100%の解決でないことは承知の上で。そして最後は、仲良しの人間に呼ばれて、「いなくなって困ったよ」と言われるのだ。
    「あなたがいないと困る」「あなたがいないと寂しい」畢竟人が言われたい言葉はこれに尽きるのかもしれない。
    すべてのものは関係があるのだよ、という神様の言葉が胸に沁みる。

    「自虐の詩」を読んだ時も、最後でどうしても涙が止まらなくなった。この物語も、なぜかしら涙があふれてくる。

    0
    2011年06月20日
  • ゴーダ哲学堂 空気人形

    Posted by ブクログ

    諦めてはいるけれど、諦めきれない。
    そんな矛盾がこの本の底流にはある。
    人は自己矛盾を抱えながら生きていくしかないものだ。

    ちなみにタイトルの空気人形は映画とはまったくの別物です。

    0
    2011年03月03日
  • 新・自虐の詩 ロボット小雪

    Posted by ブクログ

    またしても業田さんの漫画で涙してしまった。
    心を持ってしまった「モノ」という点で、「ゴーダ哲学堂」の空気人形にも似た悲しさがある。

    駄目ロボット小雪と持ち主(彼氏?)拓郎との緩やかな関係性に癒される。(あ、でも拓郎くんは隙あらば他のロボットを買い換えようとしてる)
    前半のコミカルな印象とは裏腹に、後半はシビアな社会システムを描き出していて、驚く。

    0
    2010年08月13日
  • 世直し源さん(1)

    Posted by ブクログ

    業田 良家は 稀代の名漫画家であると私は思っている。世相を斬り、ユーモアをそなえたこの作品。ぜひ現代(民主党政権)版を見たいものである。

    0
    2010年04月08日