山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「使者」は人ならぬ者。
人間の寿命の残り時間を見ることができて、尚かつ自分が持っている手持ちの時間を渡すことができる。
自分の能力をいかす道を間違ってしまったハル。
ゲームマスター気取りで人間の世界を壊すことでしか、自分というものの存在を認められなかったハル。
心を開かなければ相手も心を開かない。
人との出会いって本当に大切なんだな、と思う。
テクや直弥、心美はたしかに人ではなかったけれど、人間として生きて、人間として死んでいったと思う。
きっとテクたちは後悔なんかしていない。
大切に思える人たちと出会い、かけがえのない時間を共に過ごし、そして精一杯生きた。
彼らの生き方がハルのこれからに何ら -
Posted by ブクログ
作品解説(帯より)7年前、由美が聞きつけてきた奇妙な儀式の噂から、武たち5人が遊び半分で始めた“親指さがし”。……儀式が終わって目を開くとそこに由美の姿は無かった。そして…大学生になった武は失踪した由美を見つけるため、あの時の謎を仲間達と解こうとするが、それは彼らに訪れる惨劇の始まりだった……
コンビニの漫画コーナーで発見したこの「親指さがし」。その奇妙なタイトルはどこかで聞き覚えが……やっぱり山田作品じゃん! これは買うしかないと思い(どうせつまらないんだろうなあ、と思いながら)購入。いやはや、参りました。作画の綾村さん効果でしょうか、かなりゾクっとさせられます。これは一読の価値ありで -
Posted by ブクログ
ネタバレ自殺する若者が後を絶たず、政府が立ち上げた自殺抑制プロジェクト。
無作為に選んだ子どもたちの心臓に機械を埋め込み、心臓を停止させるスイッチを彼らに持たせる。
そして意図的にストレスのかかる環境に置き、自殺する心理データを集めるというもの。
その監視員である主人公は、次々にスイッチを押す子どもたちを見ながら、彼らを救おうと動き始める・・・。
読み始めて…すぐに気持ちが落ち込みました。
山田悠介さんの発想には毎回驚かされてる気がしますが、これはあまりにもひどすぎる。。
予想外と言えそうな結末ではありましたが、少しだけ読めてしまったのが残念。
最後の最後まで、救われない話。