山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死までの時間がわかり、命を与える特別な力を持つ少年少女たちの出会いと別れを描いた作品です。
今、中高生に大人気という作者の作品を一度は読んでみようと思い、最初に手に取った作品です。
しかも、泣ける作品ということで読み始めてみたのですが。
まず、特別な存在である少年少女たちの設定にすんなり入っていけるかが、この作品を味わえるかどうかのポイントだと思いました。
この特別な設定は、明らかに感動のクライマックスへ向かうための仕掛けであることが想像できてしまいます。
それでも3人の少年・少女がそれぞれ出会いと別れを経験していく中で「人」として成長していくところは読みごたえがありまし -
Posted by ブクログ
クラスで一番地味な自分も、アバターならどこまでも派手に輝ける。学校で大人気のアバターゲーム。
超レアアイテムなんて手に入れたら、一躍クラスの女王にもなれちゃうほど。
いつもながら、若者が夢中になる題材を見つけるのがお上手な山田さん。
アバターとか、課金ゲームとか、いわば仮想社会の魅力に引き込まれてしまうと、現実との境界線が少し曖昧になりますよね。
仮想社会>現実社会 なんて図式が出来上がり、社会問題にもなったことがありましたね。
とあるネットゲームの「わたしが眠ると、みんな死んじゃう」は有名だと思いますが、ゲームの世界は現実よりも地位の逆転がしやすいところが人によってはのめり込む程の