山田悠介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
若い人に指示されそうだなと感じた作品。
ネット社会で充分起こり得る出来事だと思う。今日、誰でも気軽に匿名で自由に、世界中の不特定多数の人々と繋がることができる。自分の辛さや弱みも見せることができる。
それが当たり前となったことで、悪用されたり騙されたり使われたり…便利なようで残酷。
でも、一人一人の視点で性格も環境も違う少年たちのバスジャックは、すらすら読み進められました。
最後になってやっとミステリーだったのかって感じがしましたね。もっと伏線があっても…とは思いましたが、最後に怖さを突きつけて終わったので、ある意味すっきりしたかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレページ数も多くなかったので、仕事の合間にどんどん読み進んでしまった。
この作品を読んで、意外と自分はサスペンス系のお話が好きなのかもしれないと思った。
けど、暗い夜道を一人で歩くのが怖くなりそう。
あまり評価がよくないみたいだが、私は普段そんなに本を読まないからか、まあ普通に面白いと感じた。
ただ、読み終わってスッキリ!とはしない。
蕪木という狂気的な女がとにかく恐ろしい。というか、もはや人間ではない。
プロローグの意味がよくわからなくて、読み進めている間にそんな事忘れていたら、エピローグでそういう事だったのかと。
他のレビューにもあったが、確かに何の伏線も無かったのでプロローグとエピロー -
Posted by ブクログ
仮想空間でのアバターを題材にしたところは斬新で面白いと感じた。
最初はなんとなく程度に遊んでいたものがレアアイテムを手に入れたことをきっかけにどんどんとのめり込んでしまう結果に・・・。
より凄くより周りに評価されようと自らがエスカレートしていく様は面白いが・・・。
中盤までの話の展開はスピード感があり楽しめた。
ただ後半に向かうにつれてあまりにも現実的ではない話で物語が雑になったように感じた。
前半部分が良かっただけに非常に残念だ。
まぁ、この辺の現実離れしたところで話を解りやすく展開するのはこの作者の持ち味ではあるのだが終盤まで緻密に作り込んで欲しかった。。
昨今話題のソーシャル・ネ -
Posted by ブクログ
五感もきっちり味わえる仮想現実のゲーム。
新しくできた店で、新しいコースを選んだ4人が行ったのは
美術館での絵の泥棒。
主人公が、ものすごい負けず嫌いなのはよく分かりました。
周囲を見下して、ものすごく周囲の視線を…見た目を? 気にしているのも。
五月蠅いから、と幼馴染につきあうのも、その幼馴染を
えらく崇拝している女の子も、幼馴染の妹も
性格を把握しやすかったです。
いつものような落ち、ではなかったです。
ちょっと横道ずれてます、程度、ですが。
現実と同じ現実を体験、だと、確かにこういう状態が出てくるかと。
やろうと思ったら、かなり重労働ですがw