山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公・藤田賢治(通称フジケン)が仲間たちと、誰がナンパで女の子をゲットできるかという勝負をしているところからはじまる。結局、誰も女の子をゲットすることができず、退屈な時間に苦しむ主人公たち。そんな中、一つの提案が浮かぶ。「バーチャワールド(以下バーチャ)」というのをやろう。「バーチャ」というのは、最近世に出回りだした、全く新しいゲームだった。専用の機械を使用することで、現実とも区別がつかないリアルなデジタルワールドへと移動してゲームができるというものである。1プレイは5000円と少々高値だが、金持ちのゲームマニアの友達を呼び、さっそく「バーチャ」があるゲームセンターへと足を運ぶ。そこで、ゲー
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Posted by ブクログ
この本は複数の話に分かれている短編集である。特にこの話で印象に残ったのは黄泉の階段という話であった。この話はあるカップルの女性が不運の事故で死んで彼氏が今まで秘密にしてたことを彼女に伝えたくて本当に愛していたらもう一度死者に会える神社にいくという話である。そして神社に行くまではいいのだが彼女のことに対する50の質問を答えなければ会えないという場面があるのだが自分だったらこんな細かいことまでは覚えてないだろうなぁと思う質問がいくつかあった。また彼女に会えたのに秘密を言えなかったのだがまるで前から知っていたよという彼女の別れ方には感動した。本来この話はホラーなのだがこの話は恐怖というより感動を与え