あらすじ
転入生の瀬戸加奈は、クラス全員の冷たい視線を感じた。加奈が座ったのは“呪いの席”だったのだ。かつて、その席にいた生徒たちは、自殺したり、ノイローゼになったという。やがて始まった無言電話と、毎日送りつけられる不気味な写真。さらに、被害は加奈の妹にまで及んだ。激しさを増す嫌がらせの果てに、加奈が辿り着いた狂気の犯人とは。
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このタイトルは、他のパニックホラー、すなわち霊的なものや超自然的なもの、あるいは、いじめの類というものではなく、思春期特有の不安定さと精神異常が組み合わさった展開と顛末に近いです。
その点で、ここまで過激な展開にならなくても実際に起こる可能性も秘めている、、、霊的なものとは異なる怖さを感じる作品でしたね。
やや「あそこの席」を理解するに至るコア部分まで冗長的な印象を受けましたが、それもまた焦らし効果があり怖さを引き立てられました。
終わり方も山田特有の終わり方でしたね。後味が悪いのですが、それは被害を受けた加奈の疑心暗鬼さから来るものなのか、それとも実際に同じ境遇になってしまったのか、、、色々考えさせられるものです。
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転校した先で嫌がらせを受ける主人公
徐々に人間不信になって行く主人公を先生が必死に守ろうとする様が胸を打たれます。
自分も学生時代に転入生側の立場になったことがあるので、転校先でこんな事になったら、、、
と、とても身震いしました。
勝手に心霊系だと思って手に取るのをやめていたので、読んでよかった。
終わり方の気味の悪さはもはや定番ですね(笑)
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めっちゃ怖いです。犯人は結構サイコパスです。いくらなんでも殺しすぎです。主人公は助かってよかったです。僕は先生が主人公をたすけるシーンが好きです。
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どんどん読み進められる。呪いの噂から始まり、予測できるといえば予測できる展開。ただ単純な様もするが、スピード感が良いため、面白い。ただ、あまりにも簡単に人が殺されるところはあまりにも現実から離れすぎてリアリティな感じ、のめり込むのを妨げる。そして、最後は定番の終わり方!しかし、好きな本。
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一番最初に読んだ本。
高校の朝読時に先生が勧めてくれて読みました。
勧めてくれたには、内容がブラックすぎではないかと今でも思う…(笑)
でも、この本をきっかけにミステリ小説の虜になってしまったわけで。
本を結構読んでいると、ミステリというかホラー色の方が強いことが分かってきたのだけれども。
山田悠介さんの作品は「親指さがし」「リアル鬼ごっこ」「×ゲーム」などほとんど高校時に読みました。
あのころは、結構ミステリではなくてグロいのが好きだったのかな、と読み返すと思い出す。
ネタバレ(レビュー)ではなくて、ただの思い出話になってしまった(笑)
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転校生・加奈はクラスの席についた途端周りから冷たい視線を浴びる。そこは噂の「呪いの席」だった。そして何者かによる加奈への嫌がらせが日を追うごとに加速化していく。
この作品はとても分かりやすくてすぐ読めました。「呪いの席」という発想がすごい。毎日誰かに監視され、精神的に追い込まれ、ジワジワと押し寄せてくるこの恐怖感がたまらなかったです。
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山田悠介さんの本が好きだったのでこの本も読んでみました。本の内容は山田悠介さんの作品らしく、どの作品を読んでもこのあとどうなるの?と思うような内容でした。一人の女の子が「呪いの席」に座ってしまったことからこの本のストーリーは始まりました。
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感想:この本はある席に座ると呪われてしまうという物語です。
この本を読んで思ったのは正直狂ってるなぁ……という感想です。
読めば分かるんですがこんな奴いるのかと思ってしまうくらいおかしい奴が出てきます。
もし自分が物語に出てくるような嫌がらせを受けたらかなり追いつめられると思いました。
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転校したクラスには、呪いの席があった。その席に座った生徒は次々と。。。
転入生の女生徒は、担任教師とその真相を突き止めようとする。
心霊系ではなくて、ミステリー系っぽくホラーしてます。
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幻冬舎からカバーを新装して発行された作品。
表紙の絵がとてもきれいで購入したところ、
きれいさとは裏腹にひんやりとした空気感。
ヒューマンホラー。
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加奈の転校先のクラスでは呪いの席の噂があった。
今までそこに座ることになった人間はひどい嫌がらせを受け、ノイローゼになったり、自殺する者もいたという。
その席に座ることになった加奈を襲う数々の嫌がらせ。
裏に潜むもうひとつの事件に加奈は担任の市村と挑むのだが…。
*****
デビュー作『リアル鬼ごっこ』が話題になった時からとても気になる作家さんのひとりで、文庫になった作品は購入して読んでいた。
ただ、素晴らしい!と読んだ後に感銘を受ける作家さんであるかというと、そういうことでもなく…。
相変わらず、ストーリー展開が都合良くいくなぁ、と思える箇所も。
説得力にもうひとつ欠ける気がする。
でも、読んじゃうの、何故か。
今回はもっと面白いかも??なんて期待して。
いつもアイディアにひかれてしまうというか。
すごく興味の湧く作家さんではある…。
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【あらすじ】
転入生の瀬戸加奈は、クラス全員の冷たい視線を感じた。加奈が座ったのは“呪いの席”だったのだ。かつて、その席にいた生徒たちは、自殺したり、ノイローゼになったという。やがて始まった無言電話と、毎日送りつけられる不気味な写真。さらに、被害は加奈の妹にまで及んだ。激しさを増す嫌がらせの果てに、加奈が辿り着いた狂気の犯人とは。
【感想】
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山田悠介さんは、20歳くらいの時にバケトンという本を初めて読んで以来久々です。
和製ホラーが好きなので、楽しみに読んでいました。
途中からたたみかけるような、犯人の殺人行為に早回しな気もしました。
…それも、狂人の衝動というか、妙な瞬発力のせいなのかなぁと思ったり。相変わらず、読みやすいのでサクサクッと1時間くらいで読み切りました。
Posted by ブクログ
認めない。ニセモノだ。決して裏切るはずはない。
呪いの席。そこに座った人に起こる恐ろしいできごと。
一途な想いはこれほどまでに狂気を生んでしまうんだなと思いました。とてもとても悲しかったです。
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転校してきた主人公が座った「呪いの席」。
それから彼女に嫌がらせが始まります。
激しさを増す嫌がらせの果てに、彼女が辿り着いた狂気の犯人とは…
今回始めて山田悠介の本を読みましたが、文中に台詞が多くて主人公の心に入り込みやすいと思います。
スピード感がよくて、あっという間にで読み終わりました。
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山田悠介は初めて読む。会話主体の簡潔な文章でサクサク読める。
転校生が座ったあそこの席は、実はいわくつきの呪いの席だった…。次々に訪れる呪い、その過去を探っていくうちに一人、また一人とクラスメートが消えていく…。
人を裏切ることを許さない純粋な高校生の狂気と事件を描いた作品。
そんな高校生の愛した曲がショパンの「別れのエチュード」とは皮肉である。山田悠介によれば、純粋こそが狂気に成り得、ホラーにもなり得る。
長澤まさみの解説付き。
なんか300万部も売れたらしい。学園ホラー。
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嫌がらせの度合いが半端なかった。
自分の知らない間に自分の写真が撮られてて、毎日家に送られてくるって想像しただけで、背筋がぞーっとする。
人の怨みって怖いな。
出来るだけ、怨みは買わないように、生きていきたい。。
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転入生の瀬戸加奈は、クラス全員の冷たい視線を感じた。加奈が座ったのは“呪いの席”だったのだ。かつて、その席にいた生徒たちは、自殺したり、ノイローゼになったという。やがて始まった無言電話と、毎日送りつけられる不気味な写真。さらに、被害は加奈の妹にまで及んだ。激しさを増す嫌がらせの果てに、加奈が辿り着いた狂気の犯人とは。
ホラー。
目新しくはないけど、普通にゾッとする話。
映画化されているらしい。
Posted by ブクログ
「リアル鬼ごっこ」よりはこっちの方が、
実際こんなのあったら嫌だなぁ・・て
乗っかって行きやすくて面白かった様に思います。
物語もこの作家さんらしいパラパラ読めるものなので
すぐ読み終わるし、暇つぶしにTV見る感じに似てて
気軽さが良い。
相変わらずの幼い文章は、気にすると色々と
キリが無くなって集中できないので、
流し読みするのが良いかと思います。
Posted by ブクログ
1人の女子生徒が転校してきてある席に座ってしまった。
しかし、その席は今まで座っていた生徒が自殺やノイローゼになったりとした、「呪いの席」だった。
この作品はとても現実味があってよかった。
今までと違って普通の高校が舞台なので想像しやすかったです。
映画化もされているのでそっちも見てみたいと思います。
皆さんも読んでみてください。