山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本は、ニートを世の中のゴミとして流罪にする超過激な法律を作った。有罪とされた者は500日の刑期が終われば帰還することができる。が、無事に生き残るには困難が待ち受けている。
なかなか非現実的だが魅力的な設定である。こんな法律が本当にできて世の中のゴミを一掃できればどんなに気持ちいいだろう(笑)
国家の暴力を近未来の現実と流刑の過去から描くサバイバル逃走小説。
極限状態の孤島で繰り返される生存競争。強奪、愛憎、人肉食。脱出そして復讐。再会…。
この作品からは、人間の自然状態はやはりホッブズの言うように「万人の万人に対する闘争」である、という作者の諦念を感じる。また、暗に社会主義的国家を描き