5編からなる短編集。
ビンゴ、サッカー、ババ抜き、ゴルフ、ブレーキ。
日常でよく耳にする単語がタイトルですが、その意味は普段捉えてるものとは大きく違っていて、これぞ山田悠介ワールド。
教室のような場所で5✕5に並べられた机と椅子。
死刑囚25人が座って、看守が箱の中からくじを引く。
出た数字でビンゴを行い、ビンゴになった列の5人は殺される。
人間でビンゴをするなんて、その発想が恐ろしい。
他の作品も、読んでいて心臓が痛い。
ドキドキというより、吐き気のする怖さ。
サッカーがいちばん気持ち悪かったかな。
読んでいて疲れる一冊でした。