山田悠介のレビュー一覧

  • ニホンブンレツ

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    日本が東西に分裂してしまい、結婚を約束した恋人同士が引き裂かれてしまうと言うお話

    正直、至るところで設定にツッコミどころ満載で、リアルさに欠け、物足りなかったという感想です。

    ただ、そういうところは逆に、若い方には読みやすいのかもしれません。

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    2020年11月10日
  • 貴族と奴隷

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    ネタバレ

    スタンフォード監獄実験を連想する様な話。
    ある若者たちが突然、何者かに拉致され、
    何者かによって、若者たちは無作為に貴族と奴隷のグループに分けられてしまう。
    貴族役の人たちは屋敷に住むことができ、
    食糧を十分に与えられ、かつ 奴隷役にたいし
    何でも命令してもよいゲーム形式を何者かによって若者たちへ説明される。

    ゲーム開始後、貴族役たちは、最初は
    その様に振る舞えば良いと意識していたが
    次第に振る舞いがエスカレートしていき、
    人殺しまで発展する。

    その光景を何者かは観察しており、
    10日が経ったある日、役割を逆転させてみては
    と若者たちに告げる。

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    2020年10月02日
  • その時までサヨナラ

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    自分の子どももまだ幼い。自分が今死んだら…と考えるだけで胸が抉られる。こんな奇跡は起きないと分かっていても起きて欲しいと願わずにはいられない、そんなストーリーだった。

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    2020年09月30日
  • ニホンブンレツ

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    「もし日本が東西で分裂したらどうなるのか」という発想が良かったです。運悪く東西で離れ離れになった主人公と恋人。主人公は恋人に再会するため、共に生きるために奮闘する。分裂後の西日本の異常な変容に驚愕しました。

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    2020年09月21日
  • 復讐したい

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    山田悠介さんの本はいつも先が気になってすぐ読み終わってしまいます。この本は内容がグロテスクだったので、読み終わって暗い気分になりますが、復讐というテーマを考えるきっかけになりました。

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    2020年09月20日
  • 僕はロボットごしの君に恋をする

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    山田悠介さんの小説は大好きでよく読んでいます。
    この物語を読むに当たって、初めは、主人公のヒロインに対する行動に理解出来ず、物語に入り込めば入り込むほど、イライラというかソワソワというか…落ち着かない気持ちで、区切りをつけて読み休める度に、「んー、今回は読み終えられるかなぁ」と進まない気持ちになる面がありました。
    物語も終盤、クライマックスだと言う時にページをめくる手は止まらず、私が初め感じていた違和感を回収していきました。驚きの結末に、思わず表情が動くほど楽しむことが出来ました。

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    2020年09月05日
  • モニタールーム

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    月収100万円という破格の仕事。
    仕事内容は、刑務所の地下でモニターを見るというもの。
    モニターの先には、無数の地雷で隔離された地帯に住む少年少女たちの姿。
    そして別のモニターには、牢獄に入った中年の女性の姿。
    彼女たちは一体…?

    あっという間に読み終えちゃうのですが、つくづく山田さんのアイディアは面白い。
    刺激的で、ゲーム的。
    実はこちら「スイッチを押すとき」の続編なんですね。
    知らずに読んでも楽しめましたが、知ってて読んだらもっと楽しかったかもしれない。

    行間を読むような深みのある本もいいですが、サクサク読めてスカッとする本書みたいな本もいいですよね。
    あらすじ読むと毎回気になって手に

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    2020年06月28日
  • レンタル・チルドレン

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    ネタバレ

    後味悪くて好き。
    小俣は暴走する親心を止めてあげればいいのにとも思うけど、彼なりの呵責もあるんだろうな。

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    2020年06月24日
  • 僕はロボットごしの君に恋をする

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    ネタバレ

    山田悠介さんらしい作品でした。
    読んでいる最中は主人公のストーカー感が少し気になっていましたが、最後にその理由も分かるというミステリー要素のある仕上がりになっていました。
    どうして陽一郎がそんな研究をすることにしたのか、決心したのか、その辺りの描写が少し少なかったように思います。でも、兄妹のそれぞれの人間性が文字からでもよく伝わってくる、読みやすい作品でした。最後にもう1波乱あったらサイコーでした。が、健がロボットだと知ったときの衝撃は凄かった。ロボットがロボットを操縦していたなんて!!予測できなかった。お兄ちゃんが裏でなにかやってることは予測できたけど。ちょっと想像できない展開に、読む手が一

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    2020年05月17日
  • リアル鬼ごっこ

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    5月-4。3.5点。
    未来のお話し。王様が「佐藤」苗字を捕まえろと指令。
    地獄の鬼ごっこがスタート。

    以前から気になっていた作家。スピード感はさすが。
    あっという間に読んだ。

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    2020年05月15日
  • 名のないシシャ

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    ネタバレ

    テーマがとてもよかったです。
    人に時間を与えることができる。最後の方になって、でもそれは同時に誰かの時間を奪うことになる。簡単に運命を変えてはいけない、人の命の尊さ。
    それぞれのシシャの性格や行動がバラバラで面白い。
    話の所々でん??という違和感があったりしたが、読みやすかった。
    最後はちょっと腑に落ちなかった……

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    2020年04月09日
  • 名のないシシャ

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    皆んなが幸せに向かってると思いきや
    最後は切ない結末…
    人間の寿命が分かるシシャに出会っても
    私は自分の残り時間は聞けないなぁ…

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    2020年04月02日
  • ドアD

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    29,Mar,2020
    Sydney is lockdown.
    オーストラリアでコロナが蔓延。レストラン、states border、countryと次々隔離されて、家に引きこもり。
    することがない(今まで仕事で忙しかったから、逆に休暇くらいな気持ちでいないとおかしくなりそうw)から、日本から持ってきた中古本を消化していく。

    見知らぬ部屋にサークル仲間と閉じ込められた主人公/優奈。そこから脱出するには1人の犠牲が必要。そして脱出するも、次の部屋へ。
    生き残りが1人になるまで続く、このゲーム?は誰が仕組み、何が目的なのか。

    ま、正直、目的も黒幕もわかりません。
    ただ、山田悠介らしい感じといえ

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    2020年03月29日
  • 奥の奥の森の奥に、いる。

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    政府が管理する地図にも乗らない秘密の村。
    そこで生活するのは悪魔の遺伝子を持つ者たち。
    悪魔になるのは15歳になる少年のみで、政府が望む種でなければ処分される。
    少女たちは、悪魔を産むためだけに生かされる。
    悪魔になる前に仲間ともに逃げることを決めるが。

    悪魔を政治のために飼う日本政府。
    山田悠介さんらしい発想だなと思いましたが、展開はそこまで予想外でもなく。
    非現実的なようで、ある意味人間は悪魔のようなわけで、すべてをただのフィクションとして流し読むことはできないかなと。
    結末がかなり予想外でした。


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    2020年03月12日
  • 神様のコドモ

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    少し前に読んだ本。
    短編作品が連なってる感じ。軽い気持ちで気楽に読める。

    しかし、いつもの山田悠介さん作品の方が好み。

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    2020年02月28日
  • ×ゲーム

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    始めは面白かったが、蕪木毬子が登場してから微妙になった!
    グロさ、不快さはいい感じだったけど、所々?ってなる部分あるし、なんだか奥行きがない感じ。
    あとむっちゃ行動力あって、行動と性格が合ってないよーな違和感。

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    2020年02月17日
  • リアル鬼ごっこ

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    ずーーーーっと前から気になっていたが今回ようやく読めました。

    最初のプロフィール家族が離れ離れになるのはウルっとした

    王様のわがままで自分と同じ苗字「佐藤」を全員殺せ!
    7日間生き残った証には願いを叶えよう!!

    主人公「翼」は親が死に、親友が目の前で銃弾を浴び、妹が捕まっていく姿を観て最終的に佐藤翼一人となった

    そして王様に伝えた願いとは?

    途中から展開が見えてしまったやっぱりそうなったか・・・と

    さらっとしてて読みやすかったでーす

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    2020年02月01日
  • ×ゲーム

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    後味悪い終わり。いじめを題材にするのはいいと思ったが少し現実味から離れてる気が?
    わざとだろうか??スッキリは行かなかい作品を感じた。
    いじめは良くない

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    2019年11月08日
  • Aコース

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     ゲームセンターで痛みや苦しみなどリアルな体験とともにミッションクリアを目指すアトラクション「バーチャワールド」を舞台にしたノンストップパニック小説。
     「Aコース」から「Eコース」までがあり、今回は病院を舞台にした「Aコース」でミッションクリアを目指す。
     この小説が出版された時期にはまだ仮想現実など一般化するとは思えなかったが、現在ではそれが一般化しつつある。そのような仮想現実がモチーフになっている小説だけに、読んでみてもあまり非現実感がない。むしろ、このようなゲームアトラクションがあってもおかしくないのではと思えてくる。
     全部で180ページほどであり、会話も多いため、すんなりと読むこと

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    2019年10月25日
  • モニタールーム

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    2020年、日本政府がある国に作った地雷村。
    15年後、四方を地雷で囲まれた小さな村には、一人の大人と4人の子どもが暮らしていた。
    その様子をモニターで見ているある服役囚。
    月収100万円で、村の様子と囚人の様子をモニターで監視するだけの仕事に隠された意図とは。

    読み始めてから『スイッチを押すとき』の続編だと気が付いて、これは覚悟がいるなと思いましたが、想像以上の不快感。
    この世界に出てくる日本政府は狂ってるとしか思えない。
    綺麗事では解決できないことがあるのは事実だけど、だからと言ってこんな世界は許されないとも思う。
    地雷村をモニターで見る囚人をモニターで見る看守を見る読者。
    読み進めるほ

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    2019年09月29日