尾木直樹のレビュー一覧
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先日実施した「教育セミナー」の内容は、この本からの情報と刺激によるところが大きかった。現在、お母様方との座談会形式の番組などに出演し、「尾木ママ」として知られる尾木直樹さんだが、以前は「ママ」どころか、かなり硬派な評論家だった。中学教師を務めるころからテレビで紹介されるなど、熱血で知られる先生だったが、変えようのない教育の現場に失望し、退職。それからは評論家として活躍されている。この本は、「ママ」色のない、硬派な尾木さんが、日本の教育に鋭く切り込んでいる。
尾木さんが特に主張するのは、タイトル通り、日本の教育の立ち遅れだ。日本の教育水準が高いと思い込んでいる人たちは現実を見るべきだ。日本ではト -
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未来の日本をつくっていく若者を、学校という場所で育てる。教育者としてこのうえない楽しみであるが、育て方のアップデートをしなければならない事すら、当事者意識がない教員には難しいことである。現在、教育現場でどのような試みがおこなわれているか?また、何か動きがあることすら知らない人が多い。私の職場でこの本を読んで、何を言っているのか理解できない人が半数以上はいるであろう。
みんな違ってみんないい。という考えには共感できるが、みんな違っていいという事は、対立がうまれることもある。それは、対話をする必要があり、対話をするにはコミュニケーション力が必要になる。非認知スキルの向上こそ学校で行いたい。 -
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高架線を走るJR阪和線で天王寺に向かう電車の窓からは、「笑顔と音楽あふれる大空小」と体育館の窓に1文字ずつ貼られているのが見える。ある人にとっては何か貼ってあるなくらいの感想かもしれないけど、ある人からすれば「ああ、ここが『みんなの学校』の舞台なのか」と映画の各シーンが思い浮かぶだろう。
しかし大空小のある大阪市住吉区をはじめ、近辺の東住吉区、阿倍野区などの一帯は元々小学校教育に熱心だというのは大阪市に住む者ならばよく聞く話だ。とは言ってもこのあたりの公立小学校で何か特別な教育がされているとか、優秀な先生が集まっているとか、そんな話ではない。この近辺の特徴は“地域が小学校教育に熱心”。これにつ -
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ネタバレこれはなんだ~と思いながら読み進めたけど、最後にはうるっときた。
「叱らない子育て」というか、私の場合は「怒鳴らない子育て」やってみたいー!
・子供はあらゆることに関心を寄せて、想像をふくらませて楽しみながら、じっくりゆっくり遊びながら心豊かに育っている。そのための時間なんだからたっぷり使わせてあげる。
・教育とは共育
・子育てをしているママは一流作家。ママがお話を作る
・子供はパパとママとの約束のなかから約束や信頼の大切さを学んでいく。
・子供というのは、無条件でかわいいものではない。当たり前だけど親の思い通りにはいかない。理想どおりになんて全然育たないもの。3歳をすぎて自我が目覚めてくる -
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読んでいて、泣きそうになりました。自分が大事にして来たことを、尾木ママに肯定してもらったような気持ちです。尾木ママありがとう。
生きていく上でやはり、信頼関係を築くということは大切なことであるということを再認識しました。子どもの気持ちに寄り添うこと、子どものありのままを受け止めることで子どもが安心して育っていけるのかなと感じました。
いつか結婚して子どもを産んだとき素敵な母になれるように、今からできることを頑張りたいなと思いました。そのためには、勉強をして、自分はどう生きていきたいのか考え、様々な情報の中から自分なりの答えを選べるように、判断できるようになることが必要だと考えました。
あと