Posted by ブクログ
2012年06月22日
別に凹んでも良いと思いますけどね、人間だもの。
という偏屈心は置いといて、サラッと読める割には胸にくる箇所が多々ありました。
「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
親鸞の短歌。夜中に突然嵐が来て散ってしまう桜の花と同じように、明日があるかどうかはわからないもの、人生ははかないもの...続きを読む、という意味。
尾木直樹氏の母親は、宿題をやりたくない幼い彼に対し、上記の歌を挙げ、「明日があるかどうかわからないんだから今日宿題をやれ」と説いたそうです。
私としては宿題以上に、人生の教訓という面で気に入りました(笑)
素敵なエピソードですよね。
先人の言葉で説き伏せる教育心。見習いたいです。
以下は、読んでいて特にグッときた言葉です。
へこたれそうになっても、勿論ならなくても、意識していきたいですね。
「負けて勝ち取れ」
「我慢ではなく工夫をする」
「"休む勇気"も必要」
「言葉の3D(でも、だって、どうせ)は使わない」
「隙だらけだから、いっぱい埋まる」
「"大丈夫?"という言葉はコミュニケーションでも何でもない。きっと大丈夫に違いないという、大人の自己満足に過ぎない」