尾木直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の教育現場の実態を尾木ママが解説している
日本の教育が十分だとは思わないけど
日本は教師に求めるものが多すぎると思う
教師の質や制度を改善してもきっと限界があって
教育のシステムを根本的に変えることが必要な気がするなあ
学力が指標の全てではないけど、それだけを取っても他国より劣っているのは明白で
もう少し周りを見渡しながら柔軟に変えていけるといいんじゃないかな〜
と、いち大学生として思った笑
(現場に出てない人が何も言えない)
✏教師の教育実践は、その専門性と良心に依拠して、"子どもの発達保障と人格の形成"という2つの目的にのみ服する -
Posted by ブクログ
保護者向けの本という感じではないけど。日本の教育のどこが間違っているのかがわかりやすい。
今、教育現場では「アクティブ・ラーニング/主体的、対話的で深い学び」の必要性が叫ばれている。私が教員になった20年前から、従来の講義形式を見直し、「課題解決型」学習をさせようと試行錯誤してきたが、それが少しずつ形をかえてこのような表現に至ったという印象。私は自分自身がじっとだまって先生の話を聞く授業しか受けてこなかったから、時代が変わって、子どもたちに課題解決型の主体的な学びをさせようと思ってもなかなかうまくいかず、苦労し続けたが、この頃の生徒たちは小さい頃からそれが訓練されているので、わりと意見を交流し -
Posted by ブクログ
日本の教育について、警鐘を鳴らしている本ですが、ツッコミどころ満載の本です。
学力の低下と経済成長力の低下を関連付けていますがなぜ関連するのか証拠が明示されていません。
北欧の教育制度を褒めていますが、北欧では無駄な学力競争をしないと言っておきながら、大学入学時に厳しい学力試験があります。言っている内容に矛盾があると思います。
学力ランキング上位の大学にアメリカの大学が複数ありますが、アメリカの教育に関する記載が一切ありません。
北欧の教育制度を褒めていますが学力ランキング上位の大学に北欧の大学はありません。
日本の教育について、危機感を持ち、なんとかしなければいけないという熱意は感じますが -
Posted by ブクログ
教育評論家としてメディアでも有名な尾木直樹氏の著作。
教育崩壊を教師崩壊と捉え直し、教師が直面する問題を考える。
現行の教育制度における「教師」の役割は様々。日本は諸外国に比べるとその辺が特殊な形。
教師というものの世間的なイメージが崩れている。不徳な教師の起こす事件がメディアで報道されるたびに、世間一般の教師像というものがどんどんと落ち込む。もちろん教師自身もそのようなモデルをある程度認識し、自らその枠の中に入ってしまう可能性もある。
この本の中で指摘されている人間力と呼ばれているものは単に「新社会人」がもつ経験不足、が原因なものもある。少なくとも新人の教員は他の社会人一年生と比べて