尾木直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず、少しズレた感想だが、
学校のあり方から社会のあり方まで
様々な現代が抱える問題がギュっと
凝縮されていて、それが僅か47ページに
解決となる糸口まで綺麗に纏まっている
ところに驚いた。
「世の中の当たり前」や「今までの流れ」に
このまま流されてはいけないと立ち止まる
きっかけをくれた。
内容が濃く、感想を書ききれないが、
道徳の教科化を問題視している点は、
大いに納得。挨拶の仕方など、
教科書にこれが正解!的なことが
書かれていること自体ナンセンス。
型にはまったやり方で道徳の授業を
行うのではなく、対話形式で自由に
自分の意見を言えるような授業を
教職員にはして欲しい。
この世に -
Posted by ブクログ
本のタイトルが表している以上に、色々な要素が入り組んでいて、学校教育の枠を完全に超えていたという点で良かった。
森永氏は話しすぎるきらいがあるけれど…。
もう15年前の本だけど、すべて現状にも言えることだった。
はっきりものを言うけど物腰が柔らかい尾木ママ、とても良い。
P.79 森永
日本のエリートは、みんなオックスフォードとかハーバードとかシカゴとか、そういう米英系の大学に留学するんですよ。9割以上というか、99%ぐらいかもしれないな。留学当初は、それなりの人が行ったとしても、耳が慣れていないので、講義を聞いていても英語がわからないんだと思うんです。その最初の授業では、重要な仮定の話をし -
Posted by ブクログ
兎角教育現場では、きちんとまとまっている、言われたことをこなせる、などといった集団としての美を求められてきていたと思います。自分が教員として生徒と接していると、それに対して強い違和感を抱かざるを得ません。冷え性なのに夏は半袖を強要される、ADHDという特性があるのにずっと席に座っているよう強制される、喉が痛いのにのど飴を舐めてはいけないなど枚挙にいとまがありません。西郷輝彦氏は、深い考察などせず、一人一人の生徒に目を向けていたらこうなったと述べてらっしゃいます。これだ!と思いました。常に学習し、将来生徒たちが楽しく社会を過ごしていけるようサポートしていきたいと思いました。
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Posted by ブクログ
日本の教育問題を、他国の例も取り上げながら、広い視点から取り上げていて、非常に勉強になった。ただ、筆者の考え方が些か偏っているのでは、そのような主張をするにはエビデンスが足りないのでは、と思う部分もあった。また、そこまで長くない文量でかなり様々な内容を取り上げているので、読んでいて色々な方向に話が飛んで行った印象はある。しかし、大人が教育問題を考えるきっかけになるにはとても良い本であると思うし、教師経験者であり教育評論家である筆者の意見は非常に興味深い。
文章自体はわかりやすく読みやすく書かれているが、内容が濃く一度サッと読んだだけではまだ消化しきれない部分もあるので、また読みたい。