あらすじ
教育改革最前線。うちの子はどうなる?
学習指導要領が約10年ぶりに改訂され、2020年度より小学校、2021年度より中学校で実施。かたや大学入試制度改革は迷走し、日本の教育が大きな転換期を迎えている。
一方、国際経営開発研究所が発表した、主要63か国の「世界競争力ランキング2019」では、日本は順位を5つ下げ、30位に急落。東アジアの中でもシンガポールや中国、台湾、タイ、韓国の後塵を拝し、もはや日本型教育では、国際社会で通用しないことは明らかだ。
さらに近い将来、現在ある職業の大部分がAIに取って代わられるといわれる。
「いい学校に入れば、いい生活が送れる」時代は終わった。
こうした危機的状況にいち早く気づき、子ども主体の教育に舵をきってきた人がいる。
1人は「校則なくした中学校」の校長、もう1人は名門男子中高一貫校の理事長、最後の1人は子育てやいじめ問題に真正面から取り組んできた教育評論家だ。
立場の異なる教育最前線の3人が、意外と気づきにくい「子どもが生まれ持つ本来の特性」を解きながら、才能を伸ばしていく方法を明らかにする。
学校に息苦しさを感じる親も子も、教壇に立つ先生も、ぜひ読んでほしい1冊です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
備忘録
新たな価値を創造する力
対立やジレンマを調整する力
責任ある行動をとる力(自己を客観視できる力)
●感情の表出(うまく感情が表に出せる子ほも自ら学ぶ意欲が高い
●子どもの人生は子どものもの。
●人間はもともとよく生きたいと思う生き物。よく生きたいと思う心が発動するような環境作りさえすればほっておいても勝手に育つ。
●自分も何かできるのではないだろうかと思わせる学校の雰囲気
Posted by ブクログ
未来の日本をつくっていく若者を、学校という場所で育てる。教育者としてこのうえない楽しみであるが、育て方のアップデートをしなければならない事すら、当事者意識がない教員には難しいことである。現在、教育現場でどのような試みがおこなわれているか?また、何か動きがあることすら知らない人が多い。私の職場でこの本を読んで、何を言っているのか理解できない人が半数以上はいるであろう。
みんな違ってみんないい。という考えには共感できるが、みんな違っていいという事は、対立がうまれることもある。それは、対話をする必要があり、対話をするにはコミュニケーション力が必要になる。非認知スキルの向上こそ学校で行いたい。
Posted by ブクログ
やはり全ては繋がってるわ!!日本を支える子どもたちをもっと大事にしないとね。西郷さんの本を以前に読んで、あぁこんな素敵な校長先生が日本にいて、この時代にいて良かったと思ったのを思い出した。麻布かっけぇな。身近な保護者に伝えたいな。こんなこと知らずに世に蔓延る価値観や世間体に踊らされてる保護者も大人もまぁまぁいて、もったいないし子ども達に申し訳ない。頑張ろう!
Posted by ブクログ
兎角教育現場では、きちんとまとまっている、言われたことをこなせる、などといった集団としての美を求められてきていたと思います。自分が教員として生徒と接していると、それに対して強い違和感を抱かざるを得ません。冷え性なのに夏は半袖を強要される、ADHDという特性があるのにずっと席に座っているよう強制される、喉が痛いのにのど飴を舐めてはいけないなど枚挙にいとまがありません。西郷輝彦氏は、深い考察などせず、一人一人の生徒に目を向けていたらこうなったと述べてらっしゃいます。これだ!と思いました。常に学習し、将来生徒たちが楽しく社会を過ごしていけるようサポートしていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
知っている中学校の話だったのでとても興味深かった
なんでも普通に合わせようとしてしまう昨今
賛否はあるだろうけど改革をした生徒、先生方は素晴らしいと思う
ただ娘はこんなとこに行ったらダメになる!と自分から言っていたので…
合う合わないはあるだろうけど
気持ちが楽になった