【感想・ネタバレ】危機の大学論 日本の大学に未来はあるか?のレビュー

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Posted by ブクログ 2013年01月03日

アメリカで大学の経営などに従事してきた諸星さんと中高教員として長く活躍して、現在大学で教えている尾木さんとの対談集。日本の大学に起きている問題を挙げながら様々な提案を行っている。大学の実状を知りたいのなら読むべき。

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Posted by ブクログ 2011年12月02日

教育評論家の尾木直樹先生と、長くアメリカで教授をし現在では桜美林大学の名誉教授を務める諸星裕先生の、大学教育へ向けた対談集。

日本の大学ではいま驚くべき現象が起きている。便所飯、モーニングコール、初年時教育などだ。大学側が学生を「お客様」として扱い、教育しようという意識が低い。学生側にも問題がある...続きを読む。いつまでも自立しない子どもたち。大学教育はどうあるべきか。TVでも有名な、ふたりの教育者が語る。

非常に読みやすく、勉強になる本。3時間ほどで読むことができた。海外での大学のとらえ方の件なんかは特にいい。北欧では高校を出て一端社会に出てから学びたいことがでてきたら大学に入るし、イギリスでは合格が決まってから1年以上もの自由な時間が取れる。高卒の18歳がほとんどなんて日本でしかないそうだ。教育を考えるには本当におススメ!星5つ。

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Posted by ブクログ 2011年11月26日

尾木直樹さんの中高教師として、また大学人としての視点から大学を述べている点が私に新たな気づきを与えてくれた。

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Posted by ブクログ 2020年02月11日

刊行されたのは今から9年前になるから、もう古い内容なのかなと思いつつ手に取った。でも全然そんなことないと思う。少なくともおととし1年間大学に通ってた身としては、いくつか共感できるところがあった。結局人間関係が何より大事で授業は二の次、雰囲気的にも高校の続きみたいだなと思ってたし。

個人的な話だけど...続きを読む、もう1度別の大学に行くことを許してもらえた。
大学は受かるのがゴールじゃなくて、受かってからどんな自分になるのかが大切なんだと痛いほど実感している。やりたいことを貫いて精神的に自立した人間になるために、これからの生き方をしっかり考えていきたいと改めて思った。

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Posted by ブクログ 2013年01月30日

尾木氏は日本の学校に教師として勤務していた実体験をもとに、諸星氏はアメリカの大学で教鞭をとっていた経験をもとに大学の現状、解決策を具体的に出し合う記述。
日本と諸外国の文化・教育政策の違いや、「今」の大学生の傾向をもとに話している為、理解しやすい。
また意識すべきことや批判だけでなく著者の具体的施策...続きを読む案もあるため好印象をもった。
教育関係者としては読む方が有益であろう。

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Posted by ブクログ 2012年05月18日

尾木直樹(めっちゃ久しぶり!)さんと諸星裕さんの対談本。
タイトルの通り、テーマは大学について、です。
今現在ある大学、ひいては教育の分野における問題点をさらっと確認できる。
あまり深められていないので、筆者たちの提言がどれくらい現実に適っているのかは疑問ですが、それをおいておくと、いい本です。
...続きを読む学の入試、入ってからの四年間、そして卒業、就職と、それぞれの内容が形だけのものになってしまったら終わりだと思った。その辺は、学生も、教える側である教授たちも考えるべきところなのかなー。
これをもって、議論の叩き台にしたい。

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Posted by ブクログ 2013年09月22日

大学三年制度。現在大学生のわたしはこれを考えた時に、正直悪くはないなと思いました。というもの、大学四年生は殆ど就職活動、それが終われば卒業旅行というお決まりになっている。これならば単位を3年の後期に就職を終えて、現行の四年生の時点から働き始めるという制度の方が授業料も一年分浮かせることができるので良...続きを読むいと考えました。
また、若さというものも何を始める時も大事になってくるとわたしはおもうので、いたずらに大学で一年を多く過ごすよりかは早めに社会に出て一年でも多く働ける方がよいと思いました。

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Posted by ブクログ 2013年04月14日

便所飯、クラス制、AO、初年度教育など、近年の大学の実情と問題点を明らかにしたうえで、これからの大学はどうあるべきかを、テレビで活躍中の尾木直樹氏と諸星裕氏が対談形式で語っている。
諸星氏の提唱する高校四年制と入試システムが興味深かった。

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Posted by ブクログ 2012年10月21日

高校から大学に進む学生の学力の問題には身につまされる思いがした。
私は既に大学を卒業したが、果たして大学に入るにふさわしい学力があったか、そして入学から卒業までの間で成長できたのかなど、自分の事だけでも色々考えた。

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Posted by ブクログ 2012年06月08日

大学についての見方を広げることができる本だと思った。『「本当の厳しい授業」というのは、きちんと勉強すればAが取れる、勉強しなければ当然落ちる、というもの。そして、そういう「いい授業」には、教員の学生に対する親身さと教育に対する熱意があふれているといってまちがいありません 』 という終章に感動を少しう...続きを読むけた。
将来、中、高の先生を目指すに当たって大学から見て、してほしいこととかも書いてあってためになったとおもう。

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Posted by ブクログ 2012年04月09日

尾木ママこと尾木直樹さんと、諸星裕さんの対談。

尾木ママさんはテレビのバラエティ番組でしか知らなかったのですが、真っ当なことを主張される方なのですね。
共感できる発言が多数ありました。

諸星さんの大学を3つの類型にわけるという発想、分かりやすくて好きです。
1.世界レベル野研究を支える大学
2....続きを読むリベラルアーツを中心とした教育の中で豊かな教養と人間力を磨いたオールラウンダーを輩出する大学
3.国民としてのきちんとした常識と勤労者としての健全な労働倫理を身につけた善良な社会人を育成する大学

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Posted by ブクログ 2012年03月14日

尾木直樹氏と諸星裕氏との対談の中から。
驚いたのは冒頭に出てくる「便所飯」という言葉。最近の大学生の中には、「一人で食事をしているところを見られたくない」という人がおり、一人で食事をする時はトイレの中で食べるということのようだ。自立が出来ていないということだろう・・か。
また、最近は少子化が進み全員...続きを読むが大学へ入れるという時代になった。そのため大学生のレベル低下が見られという。以前「少数・分数の計算ができない大学生が居る」と新聞にも出ていたのを思い出した。
また、大学の教授自身も旧態依然のまま講義をしており、今の大学生の状態を知ろうとしていない。この様子では、大学は最高学府として機能していないということだろう。
「高校4年制」「大学3年制」「大学教員の教育力」「秋入学」・・など大学再生の話が興味深い。

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Posted by ブクログ 2012年01月31日

教育者として、また大学経営者としての観点から見た「大学の在り方」を綴った対話集。世界中の人々の、人生における大学の位置づけは興味深いと感じたが、一方で日本の大学が如何に危機的状況であるかを再確認させられる。
主観的な意見が多く見受けられたが、日本の大学の危機的状況の根源的な原因から将来の最も必要とさ...続きを読むれる最高学府機関としての展望を論理的に示した文章を期待していたため、少し物足りないと感じた。

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